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四季の成功法則

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前回からの続き
 
これは、日本の財政や経済の全般に言えることです。もはや既得権益に固執している場合ではありません。
 
この状態から早く立て直すには、保身や自己中心的思考からくる我欲や癒着を断ち切り身軽になることで、企業や組織の崩壊を防ぐことを最重要命題としなければなりません。
 
其れと同時に新たな仕組みを構築し、新たな需要を生み出す努力と知恵を絞ること切り替えていくことが必要です。「日本、下手したら3年で破綻」とユニクロ会長が衝撃発言している。
 
実は経営陣や幹部や社員を含めて、一番混乱して対応を間違うのは成熟期である秋の後半なのです。つまり、現在です。
 
秋には予想しなかった事態が起きますから、社内や組織内のゴタゴタや意見の相違による分裂の危機が勃発し、部下の離反や苦情や不満の急増という悲劇が起きます。
 
殆どの会社や組織が秋の準備をしていないまま秋に突入してしまい、夏と同様な行動を取ってしまうのです。つまり、夏が未来永劫に続くと錯覚し、秋になるのがわかっていないので、常に夏服ばかり買い続けるような状況にもにています。
 
しかし、確実に秋や成熟期が到来しますから、夏の間に長袖を買ってかおねばなりません。そうでないと着る服がなくて風邪をひきますから。

多くの企業や組織は夏の時期に調子に乗って浮かれてしまいます。年金が良い例です。本来ならば運用せずに、蓄えておくべきものですが殆どの資金を外資系金融機関で運用に回したり、グリーンピアなど高級保養施設や公営テーマパークを建設して使ってしまっています。

この時期は将来の分を先取りしているだけなのに、其の状況が永遠に続くと錯覚してしまうのです。また、秋や冬の時期の分を先取りしているだけなの、自分の実力だと勘違いする。
 
そうなると経営者も気が大きくなってカネ使いが荒くなり、高級外車を乗り回したり営業日である平日でもゴルフや遊園地に行く。また、夏の段階で完了しておくべき新社屋の建設を始め、社長や幹部の交代を先送りしてしまう。
 
そして秋の後半になって傾き始めてから其れを行う。よく言われることですが、自社ビルを建設したら途端に会社が傾き出すことは頻繁に聞きます。
 
夏である成長期の終わり頃には「税理士などから経費を多く使ってください」と言われたり、春の時期は頼んでも貸してくれなかった銀行が「是非とも融資させてください」と今度は頭を下げられる。そして其の資金で更に拡大することに躍起になる。これが罠なのです。
 
この罠に嵌らないためには、同業者や周囲の経営者たちが、贅沢をしているときに自制心を働かせて、「こんな時期は続かない、いずれ秋がくる!」と肝に命じてアクセルを緩めたり勘を働かせてスピードを落とすか、秋の時期に新たな成長カーブを作るために、社内で起業をさせたりすることが必要なのです。
 
年商で3千億円を突した世界的流通小売業のヤオハンの破綻からも、そうした失敗を見て取れます。ヤオハンの社長だった和田さんの非を責めることは簡単ですが、彼ら経営者は実際にはマトモなのです。
 
しかし、複数の銀行から巨額の融資を打診されたり、実際には時期尚早だった中国進出への決断したこと、欧米の有名雑誌の表紙を飾ったりインタビューされ特集記事が組まれ、日本の社長として海外のテレビ出演したり、芸能界を始め政財界との繋がりが出来たりして、次第に思考が麻痺してしまうのです。
 
其の時期は本来ならばアクセルを緩める必要があるのですが、感覚が麻痺してアクセルを踏んでしまうのです。要するに目の前に曲がり道が存在するのを知らずに、アクセルを強く踏み込んで、結果的には其の先の曲線で壁に激突してしまうのです。
 
企業などの経営の場合、壁に激突していることさえ気付きませんし、本当は減速してシフトダウンしてハンドルをきることが大事なのですが、其の先に曲線があるのを知らないので更に速度を上げてしまうのです。
 
何度も言いますが、この事は企業や組織だけでなく日本国家全体の命題でもあります。多くの日本人は大陸人よりも謙虚で控えめを美徳としていますが、先読みして行動を抑制するというよりも、石橋を叩くような人が多い気がします。
 
ですが、この好景気が何年も続くということは、このまま好景気が続くのではないかと思った時点で其の他の大勢が殺到する傾向が高い国民性かもしれない。その結果、欧米の金融勢力によって常にババを引かされてカモになってしまうのが日本人です。

現在、情報化社会の影響で企業の寿命は格段に短くなっています。1920年頃は60年程度だった企業の寿命が1970年代には30年、2010年では10年ほどになっています。
 
短命化しているのは、商品の口コミや紹介や販売がwebを通じて拡散していくからです。今まで10年も価値を維持していた事業形態が、今や2〜3年も経たないうちに激変してしまうのです。
 
これは何を意味しているのか。其れは夏の時期の後半から自制心を持って調子に乗らず、其の時に秋や冬の準備をしなければいけないことです。
 
企業や組織の季節を見極める能力が、現在の経営者や幹部にも求められているのです。このような事を知らないか否定して精神論を押し付けるような経営コンサルタントは、あまり信用が出来ないかもしれません。
 
ジャーナリストの浅井隆さんは、バブルのピーク時に、何かの直感で自宅マンションを売却しましたが、其の直後にブラックマンデーが到来し翌年から一気に株価大暴落が始まりました。
其の資金で大手マスコミを辞めて独立したといいます。もし、其のままマンションを持ち続けていたら大損していたという。
 
また、私の勤務先の社長も勘が働く人だと感じます。其れは、2009年の8月、急に2つの支店の閉鎖とwebショップの閉鎖を明言したからです。
 
特に理由は言われませんでした。私は驚きましたが、船井幸雄さんの著書を読んでいたこともあって環境の激変は十分に有り得ると思っていたので賛同しました。
 
支店の売り上げは少しですが上昇傾向にあり、複数の大手ポータルサイトに出店していたwebショップも売り上げが上がっていました。そうした状況なのに、突然の支店とweb店の撤退に社内には批判する者も出現しました。
 
中には呆れて自分から退社する者が続出しました。また、必要以上に加入していた保険を見直して、過剰な保険は解約しました。撤退と保険の解約は9月の初めには全て完了しました。
 
社長は「自分たちで勝手にリストラしてくれて助かった」と言っていました。其の数日後の14日にリーマンブラザーズの破綻劇に始まる株価大暴落が起きたのです。案の上、不況感が漂い始めて売り上げは激減。
 
しかも、11月になると近くの公園にはテント生活者や自動車内で生活する者何人も出現したのです。そして、同業者の中には支店を撤退したいが物件の処理が難航しているとか、大量に買い付けした在庫が多すぎて会社を圧迫しているという話が出てきました。
 
其の時は身軽になっていたので、売り上げが減少しても給与や家賃などの固定費が減った影響で、何とか其の時期を切り抜けられました。

ビジネスは新しい成長カーブを描けないと衰退して倒産へと向かいます。同様に人間も成長カーブを描けないと、精神的および金銭的に追い詰められて最悪の場合は死んでしまうのです。
 
誰も早死になんてしたくありませんから、そうならないように自分の成長カーブを意識して、次の季節の到来に備えて新たな成長カーブを描くために行動しなくてはなりません。
 
これは極めて重要です。人生において成長カーブを見極める方法は?どのタイミングで新しい成長カーブを描けるのか?これは「自分の歴史」を年表化してみると判り易いでしょう。今までの人生で起きた事を年表にしてみるのです。
 
すると特定の時期に調子が良くて収入が増えた時期、落ち込んでクヨクヨしたり精神的に追い込まれていたと感じる時期、マイホームを手に入れた時期などが判明します。
 
失敗が続き精神的に悩んでいた時期は冬に相当し、調子がよくで何をしても上手く行き輝いていた時期を夏、長年の念願が叶った時期が秋だと考えられます。
 
このように、誰でも冬の時期は到来するのですから、堂々巡りで悩み続けて自分を追い込んで自殺をするのは愚かだとわかります。だって、生きて何か始めれば春は来ますから。
 
人生も夏や秋に新しい成長カーブを準備したり行動に移すことで、新たな道が開けるのだと思うのです。
例えば、企業経営者の中で、勤務先をを辞めて独立して起業するまで約2年かかり、独立した年齢が30歳〜33歳が一番多く、其の中で半数以上の人が上手くいったといいます。
 
しかも、継続的に企業を繁栄させている経営者の多くが、ある部門や事業が凄く好調な時期に手放したり第3者に売っています。そして手放したり売った直後に其の分野の市場環境が悪化し始めたという。
 
この偶然とも思える事の裏には、成功し続ける人に共通する何かの法則があるのではないかと思うのです。こういう周期が存在するという考え方は、男性よりも女性の方が理解度が高いかもしれません。
 
毎月のように定期的に訪れる月経を始め、他人には理解できない不定愁訴に悩まされたり、更年期障害のような症状が周期的に到来したり。また、女性の方が占いに熱心です。
 
男性の多くは占いは当たらないと思う人が多いのですが、統計学に基づくものは意外と当たる確率が高いと思います。例えば、古代からの東洋思想の統計学を基盤としたものです。
 
其の中には、誕生日で調べる細木数子さんの「六星占術」と似たモノとしては「0学占い」があります。これらも其の周期の中に4つの季節があるように感じます。
また、自分年表を作ったりして、過去の季節や現在の季節は何かを知る事は必要です。

人生は12年の季節周期サイクルになっています。コレを知ると自分の人生が説明できるようになり、今まで気付かなかった自分に出会えるようにもなる。それぞれに季節は約3年。
 
季節ごとに学ぶ課題が到来するが、其の課題をクリアすると次の12年は新しい段階に進めます。しかし、怠惰などで課題がクリアできないと持ち越されて再び似たような境遇に襲われます。
 
12という数字は、様々なサイクルを表現する数字でであり、1年間が12ヶ月であり、60歳で還暦を迎えるというのも12年が5回で60です。音楽のオクターブも半音を入れると12音階で出来ているのです。一先ずは、ここで今回のシリーズは終わります。
 
前回からの続き…
 
・夏は、高速道路を飛ばすようなもので、コントロールが効かなくなりがちです。商品や技術に対する欲求が、あなたの知らない間に大勢に知れ渡っていきます。
 
つまり、あなたの商品や技術に対して「日和見の人たち」が動き出すので、ドンドン勝手に口コミなどで宣伝されていきます
 
しかし、ここで勘違いしないで欲しいのは、この現象は「あなたの実力とは特に関係がない」ということです。ここで多くの人たちは、この現象を全て自分の手柄にして傲慢になっていくのです。
 
約6割の日和見の集団がドッと動き出すので、日々の仕事を捌くだけで一杯になりま
す。1日がアッという間に終わり、売り上げはドンドンと上昇していく。
 
この時期は売って売りまくる時期です。特に初夏である成長期の前半は躊躇せずに売りまくるのです。
そうすれば、日和見の中でも比較的に新しいもの好きの人たちの手に渡り、日和見の中でも保守層の目に留まり「自分も欲しい」と思うからです。
 
この時期、経営者から幹部も社員と同様に、顧客の苦情や要求に対して適切な処置を行うことに専念し、特に新しいアイデアや発想は必要なくなります。
 
とにかく、来た注文を捌くことを行うのです。だから、この成長期は新しいものを生み
出すよりも、来た注文や苦情などを管理する官僚制度が大きく台頭してきます。
 
この時期、お客様の大半は既に企業や製品のサポーターでは無く、ましてや新しいものが好きなのではなく、日和見思考で「隣の人と同じ商品が欲しい」のです。
 
この成長期、お客様は安定した品質と価格に見合う価値を求めており、其の上に流行に乗り遅れたくない心理が働き、友人や知人と同じものを欲しがっているのです。
 
其の為に、お客様に期待されるような品質と技術を保ちつつ、均一なサービスの維
持に最大の配慮を行い、更に管理を強化することが求められるのです。
 
冬はアイデアや発想のある起業家と職人気質の研究家が必要で、春はアイデアや発想を形にする更なる職人気質と実務家、夏は特に何も考えずに日々の業務を消化する作業員の増加および徹底した管理の官僚制度が大活躍します。
 
夏は、特に頭を使わなくても売り上げが上昇し続けますから、次第に社内では慢心が出現し始める時期です。
 
大半の企業や組織は、ナカナカ予測することが難かしいので、どうしてもタイミングを逃して適切な体制が構築できません。
 
だから、注文が多くて商品が直ぐには供給できない、人材不足の深刻化、注文が処理できないでクレームの増加が起き出し顧客が怒りだします。
 
り上げが激増して顧客が増えれば増えるほ、クレームも膨大な数になりますから、人事サポート体制をシッカリと構築しないと、「この会社は忙しすぎるのに給料が低い」などと言われたり、忙しさでストレスが溜まり社内でイジメが発生し社員の定着率が悪くなります
 
中小企業では社員の無断欠勤や退職が発生したり病気になる社員が出ます。しかし、マダ成長期の後半であるために相変わらず人材不足であることは変わりません。そうなると、中途半端な人でも採用し始めます。
 
この時期、更に悪いことが重なります。其れは経営者や幹部に傲慢思考が芽生え出すのです。これは経営陣や幹部の実力ではないのに、常にアチコチから高評価されるので、まるで自分たちが偉くなったような勘違いが生まれていく。
 
そうなると「このくらい手を抜いてもバレないだろう」「この程度のカネを使い込んでもバレないだろう」といった不正が始まる場合がありますが、業務で忙しいために直ぐには発覚しません。
 
また、社員も多忙の影響でギスギスし始め、家庭でも傲慢な態度を取りがちです。「誰が食わせてやっているんだ!」と尊大になっていく自己肥大な社員も出てきます。
 
仕事が多忙なので、恋人や家族が犠牲になります。「仕事で疲れているんだ!うるさい」と、段々と思いやりが無くなり関係に亀裂が生じることもあります。
 
この時期、多忙を極めている時期に限って、妻や子供に病気が発生することがあ
ります。空気を敏感に感じ取るペットが最初に病気になる場合もあります。
 
これは一種の「無言の警告」ですから、家族を大事いしていないことに気付くことが大事なのですが、多くの人は日々の業務に忙殺され其の無言の警告に気付きません。
 
しかも、其の無言の警告は蓄積し大きくなります。最悪の場合、離婚を切り出されたり本人が病気になったり家族が重度の病や突然死が起きたりします。
 
小さな会社から急速に大企業へと成長した社長の多くが、家族を不慮の事故や重篤な病気で亡くしている人も意外と多いのです。
 
多忙で自分の性格がギスギスしてきたなと感じたら、出来るだけ上司に言って業務を減らしてもらうようにしたほうが良いのですが、其の当時は多忙と人材不足のためや必要以上の販路拡大に走り、ナカナカ難かしいのが実情です。
 
夏の成長期は日和見思考の人たちが作り出しており、彼らは他人と同じものが欲しいので、特に目新しい機能を付加する要求は少なく、この時期は販路拡大に向かい地方への店舗の拡大攻勢や全国規模のチェーン店化やフランチャイズ化が行われる傾向があります。
 
また、子会社の立ち上げや小規模企業の買収などを始め、この時期なら本社の移転も影響は大きく出ません。このような博打的なことをしても、事業に勢いがありますので、其のリスクを売り上げや利益が補填してくれるのです。
 
こうして、夏はアイデアや目標が其れほど重要視されないので、更にアクセルを踏んで加速しようとします。しかし、推進力は強大でも高速でハンドルを回して曲がろうとすると事故を起こすように方向転換が困難になります。
 
この時期、更に高い目標を掲げる経営者が出ますが、其の時点で次の過渡期が接近しているのですから、本当は必要以上の拡大を続けるよりも、秋に向けて社内や組織を柔軟に調整していくことにシフトしていく時期なのです。

・秋は収穫の時期です。夏の時期に適切な対応をした企業は大きな利益を刈り取ることができますが、舵取りを間違うと撤退や縮小を余儀なくされる企業とに分かれていきます。
 
実った果実と枯れた果実が選別され、市場や社会によって本当の意味で「刈り取られてしまう」のです。秋はビジネスや組織の成長期が終焉を向かえ成熟期に入り始めることで、拡大路線を止めて固定客のサービスに特化しなくてはなりません。
 
この時期に広告を多くしても、広告費に見合う売り上げは上がらなくなります。つまり、日和見の人たちの殆どに浸透してしまったことで頭打ちになったということなのです。
 
また、其の企業や商品に対して反応して買う人は大幅に減少します。ここで多くの幹部が対応を誤り、必要以上の値引き広告を出したりします。
 
本当は固定客を大事にする時期なのですが、売り上げが停滞したり下がっていることに焦ってしまい、新規客を獲得するように向かってしまう傾向があります。
 
其れは少しなら良いでしょうが、頻繁に行うと信用の低下に繋がりますから、商品や技術やサービスの品質を下げず、顧客を大事にして固定客やリピーターには付加価値の高いサービスを提供するような配慮を行うが正しい対応です。
 
この時期は積極的に広告は出さず、付加価値サービスを提供するようになれば、大きな信用の低下は防げます。この時期の固定客は繰り返し買ってくれたり利用したりするリピーターで売り上げを維持されているのです。
 
その結果、設備投資は減るのに売り上げは落ちないことで手元に大きな資金が残ります。ここでの判断ミスが後に大きな違いとなっていくのです。
 
其の市場でシェアが低い企業は、広告を出しても顧客は集まらないようになりますので、更に値引き広告を出し、忙しさで粗雑な対応をしたり新規客を優遇して値引きしたことで固定客を怒らせたりして信用を失い売り上げも下がっていきます。
 
ここで、相変わらず広告を出し続ける会社は、季節が変わり時期が転換したことに気付かない経営者ですから、夏の時代に上手くいった手法に固執し、全くの逆効果に力を入れて体力を早く消耗させてしまいます。
 
まさに悪循環の罠に嵌り体力が続くまで成功体験に固執してしまう。効果が薄いと判っているのに、広告を出さないと不安だし多少の新規客はいるので広告を出し続ける。まさに麻薬です。
 
暫くの間は、手を変え品を変えて売り上げの維持策を行いますが、其の効果は一時的なものになり大半が裏目に出ます。困ったことは更に会議が多くなります。
 
次第に、体力が低下し収益を圧迫していき社債の発行が増えます。少し前まで支店や営業所を全国規模に拡大し、多くの新卒の採用をしていた時代は過去のものとなり、やがてリストラが始まります。
 
不採算店舗や営業所は閉じられ、人員削減が横行し出す。数年前まで活気に満ちていた支店や営業所の中で急に不穏な空気が漂い始め、次は誰だろう?と社員の多くが疑心暗鬼になりだす。
 
すると、上司や幹部や経営陣への陰口や批判はアチコチで噴出し、仕事の話よりも社内の噂話で盛り上がり、今まで隠されていた経営陣や幹部の不祥事が露呈し出します。
 
これが新しい成長カーブを作ることを行わず、夏と同じ事を行い続けて体力を消耗させ、更に誇大広告を打って信用を低下させた企業や組織の典型例です。
 
実は、秋に一番大事なのは、次に冬が来ることを予期して対策を行う事です。洋服も秋に冬物が販売されますが、其れと同様に秋の時期から冬への備えをしなくてはなりません。
 
秋の成熟期の後半からは、1つの事業としては商品やサービスが飽きられて市場から顧客が離れていき企業も低収益になります。このまま夏のような既存の手段を行っていけば衰退が加速します。
 
この時期は新たな成長カーブを作り出すための種蒔きに備えて田畑を耕すことです。冬に向かって基盤を作っておき、子会社を売却したり事業を整理したり、社内システムの整備が必要です。
 
また、売り上げの減少を博打で補うような行為に走りがちなのが、この秋から冬の時期に多いです。
ハイリスクハイリターンの危険な投資に手を出したり、新社屋の建設や社長の交代、社運をかけた大規模な新商品の発売などは、其の多くが悲劇的な結果を生み出します。
 
そもそも、業績が下降時期であり経営陣や幹部への不満が出始めている時期に新社屋の建設や移転、そして社長の交代は更なる反発を招きます。
 
こうした不確実性の高い行為は出来るだけ避けたいし、本来は夏の時期に完了して
おくべきことです。
ところが大多数の企業や組織において、この秋から冬の時期に新社屋の建設や社長の交代が激増するのです。
 
何故、多くの経営陣が夏の時代に身を引いたり、新社屋の建設をしておかないのか。誰も業績の良い時期は、全て自分たちの手柄にしておきたいし、高評価を自分の実力だと思いたいからです。
 
この夏の時期に身を引くのは凄まじい自制心が要求されるのです。そこで多くの人は、業績が下降し出した時期や会社が傾くとトップを頻繁に交代します。こうしたタイミングを外した事は頻繁に存在し耳にします。
 
この時期は博打をしたりせず、固定費など経費を削減し不必要な分野は売却したり手放して会社を身軽にすることが重要なのですが、どうやら多くの経営者が逆を行います。
 
賭け事で補填するのではなく、会社の存続という命題を掲げて新たな成長カーブを作り出し、安全確実な体制を構築することでです。
 
この時期に、新たな事業や社内起業を立ち上げ成長カーブを描くことが出来た企業や組織は、次のスタートである「第2創業」を行うことが出来るのです。
 
一方で次の波に乗れないと其のまま衰退期に突入しますが、勉強不足な経営陣は相変わらず過去の成功体験に固執し幻想にしがみつきます。
 
だが、既得権益に浸かった経営陣や幹部が、いくら改革を唱えても殆どが小手先で終わり、既得権益を保持するために莫大な負債を抱え破綻寸前となり企業基盤が地すべりを起こします。
 
こうなると、短期的にはカルロス・ゴーン氏や橋下徹氏のような手腕を発揮するトップが必要になります。其の際にはリストラを兼ねた緊急手術をするので、各所で抵抗や痛みが発生します。
 
 
続く…
 
前回からの続き…
 
こうして、既存産業が成熟して停滞もしくは横ばい状態でいるときは、新しい成長カーブが次々と生み出される世代交代の時期なのです。
 
しかし、其の新たな現象を認めたくない勢力も依然として多く入り混じっているのが現在です。
これは社会にも当てはまり、成熟期の後半に次世代の一端を担うような画期的な発明が頻繁に出現します。
 
これは、何も新素材や新発見や新エネルギーだけでなく、様々な娯楽や文化や各種エンターテイメントも含まれます。
既存産業の成熟しているときは、新しい成長カーブが次々と生み出される世代交代の時期となります。
 
この産業構造の転換期に、現在の私達は遭遇しているということです。様々な時代で成功する企業とは、次の成長カーブを作りだせるからなのです。
 
いつまでも、前の世代が残した財産に執着したり消費するだけでなく、新世代が新たな分野や産業を作り出す時期なのです。究極の成功法則は、高い学歴でも能力や財力でもありません。
 
時代の波に乗ることなのです。例え、一時的に波に乗って一発屋でも良いから成功したいと思う人も居るかもしれませんが、其れでは後が続きませんので行き詰まります。
 
ですので、長期的な継続こそが最重要命題です。サーフィンでも並に逆らっていては直ぐに海に落ちます。しかし、波に乗り続けることが出来れば、海に落ちる事なく長くサーフボードの上で立っていることができます。
 
しかし、波に乗る事と常に新しいものを追い求める行為とは大きく異なります。波に乗る事とは、今までの先人の失敗を含めた知恵を学び、其れを基にして1歩先を歩くのです。
 
この法則は、企業や組織だけに当てはまるのではなく、広義として国家や経済にも当てはまるのです。上手く波に乗ることは、必要な時期に必要な課題をクリアして常に将来の状態を考えて進むことです。
 
其の時の課題を先送りしたり更なる無駄使いをするようでは、其の組織は否応なしに衰退へ向かいます。
要するに、どんな組織にも春夏秋冬というサイクルが存在するので、其れを季節ごとにわけて考えてむると理解しやすいでしょう。
 
先述のように成長カーブを、導入期・成長期・成熟期・衰退期・と分けましたが、其れを春・夏・秋・冬と当てはめて考えてむるのです。
 
冬は、創造的破壊、新たな始まり、新しいアイデアや発想、低収益と低収入、既存勢力の影響力が弱体化といった現象が起きます。
 
春は、次第に継ぎの方向性が決まる、蒔いた種が芽が出る、積極的な投資、研究開発といった現象が多くなります
 
夏は、追い風に乗る、日和見が動き出すので売りまくる、コントロール不能の陥る、管理強化と官僚制の台頭などが発生します。
 
秋は、収穫の時期、今までの言動を反省、規模の縮小と大リストラ…といったことが必要になってきます。
 
しかし、実際には、全て後手に回ります。ここで手を打たないで、衰退期の冬に秋の段階でしなければならなかったことを先送りにしたツケを、ようやく閉塞感が漂う時期になって重い腰を上げて断行するケースが多いのです。
 
在、日本の国家財政も同様です。歳入(税収など)が下がっているのだから、其の範囲に応じた歳出を行うためのリストラを行う時期なのです。
 
既にバブルが崩壊してイケイケの成長期は終わりましたから、低収益に相応した体制に移行しないと内部に膨大な無駄を抱えたまま行けば、やがて欧米のようにな
ります。
 
リストラや業務の縮小が急務なのに、小手先だけで対処しようとしていますが、今まで構築された既得権益に雁字搦めになっている人たちの思考を変えることが先ずは重要なのです。
 
こうして季節という流れに置き換えると、成長カーブの考え方が実感できたと思います。あなた個人や企業は、どんな状態にあるのでしょうか。そして、どんな課題に直面しているのか把握できるようになるのです。
 
・冬の時期。多くの人たちが寒くて暗く悪い時期だと思いがちです。また、社会的には大勢の人が疑心暗鬼になり資金が回らず、酷い不景気で先が見えない時代だと思っています。
 
しかし、実際の冬は意外と心が躍るような楽しいイベントが多いのです。クリスマス、お正月、冬休み、節分、バレンタイン、ひなまつり、卒業式…。
 
ビジネスや経済の冬は、今までの技術や商品や文化が成熟して老化現象が起きている時期です。つまり、産業構造の陳腐化現象による疲弊がアチコチで見られるようになります。
 
先述の例えのように、料理が最後の1皿しかないのに、大勢の人が群がっている状態ですから、全員が満足するなど極めて難かしいのです。
 
ビジネスや経済は低収益と低収入になります。其の一方で、冬は其れほど忙しくないので、過去を反省したり立ち止まって考えることが出来る時間があります。
 
その結果、隙間のニーズや新たなアイデアがドンドン湧いてくる時期でもあります。新しい技術や新素材や新発明など商品化したりするには最適なタイミングなのです。
 
また、過去に発明されていた画期的な発明が、前の時代の体制に合わずに隠されたり日の目を見なかった事が、世の中に出てくる時期でもある。

要するに、アイデアを実験したり隠れていたものを再び掘り起こす「種まき」が必要なのです
蒔いた種の中には芽が出ないものも多くありますが、其れが全て無駄になっているのではなく、意外と芽が出た分野の糧になっている場合が多いのです。
 
こうした試行錯誤の段階を経ないと、春はナカナカ訪れないのです。だから、この時期は出来るだけ小さな失敗を多く経験しておくことが其の後に役立つのです。
 
どんな天才でも10の事をすれば8つは失敗もしくは上手くいかないものですから、命取りにならないような小さな失敗をしておくのです。
 
しかし、この時期は低収益のために、新たな研究開発を自粛したり失敗を極度に怖れて何もしないという企業が以外と多いのです
 
このような冬の時期に新アイデアを研究したりする「種まき」を行わずに、春になっても芽が出ることはないのです。
 
この時期には小さな失敗を恐れないことが重要なので、企業内でも企業家精神に満ちた初代運の人を起用することも必要です。
 
他にも、新事業を立ち上げる社内起業だけでなく、独立して起業する人も出てきます。
しかし、試行錯誤の時期なので、結果として商品の価値が持続する期間は非常に短いことから、資金や気力が続かずに諦めてしまう人も出てきます。
 
其の中で少数は頭角を現してくるのです。ここで整理すると、冬の時期とは、春夏秋冬の終わりの時期であり、既存の技術や製品および事業や産業が老朽化したり陳腐化します。
 
また同時に、新たなものが生まれたり侮っていたものが見直される始まりの時期でもあります。冬の間、樹木には葉がありませんが次第に芽が形成されているのです
 
何も無い時期ではなく、次世代への準備が始まっていると考えます。しかし、このときに必要以上に元気に行動してしまうと転んだり躓きます。
 
例えば、「これは行ける!と思って社運を賭けて勝負したビジネスや商品が、急ぎすぎたせいで品質が低かったり、実際の市場にはニーズが無くて時期尚早だったりということが起きます。
 
其れで会社が傾くこともありますので、冬の終わりに多くのアイデアが湧いて進むべき方向性が見えてきますが、其れを直ぐに世に出すのではなく研究を重ねて品質を高めていく方が芽が出る確率が高まるのです。
 
冬の末期や春の初期は、「急いては事を仕損じる」のように、事が焦らずに準備体制を整えていくことが重要です。

・春は芽吹きの季節です。導入期という言い方もできます。冬の間にに鬱屈していた気分も良くなり始めます。
 
まだ成長期ではありませんが、段々と方向性が見えてくきます。そして、冬の
間に種を蒔いておいた人たちは、其の種から芽が出始めます。つまり、仕掛けが当たり出すのです。
 
そして、次第に認めてくれる人も出現したり、マダ少数派ですが「新しいもの好き」
の人たちが賛同してくれます。この人たちがサポーターとになってくれます。
 
彼らは常に新しいものや珍しいものを探して、其れを育てていくことに喜びを見出す人たちですから、多少の低品質や対応が悪くても助けてくれる場合が多いのです。
 
また、彼らサポーターの期待に応えようとして、懸命に頑張るようになります。休みも減らして研究開発に没頭したり、そうした前向きな努力が報われるようになる時期です。
 
これは、あくまで冬の間に種を蒔いた場合であり、何もしなかった場合は倒産や破綻など更なる衰退が襲ってきます。

飛行機と同様に離陸してしまえば、後は其れほど莫大なエネルギーを必要としなくなるのです。反対に努力不足の場合は離陸が出来ません。
 
春はアイデアを形にして成果が出てくる時期なので、実務家の性格が大活躍します。製品のクオリティを均一にする努力や、いかにして高品質の製品や技術を安定供給できるか?を模索します。
 
冬の時期はアイデアや発想と其を実現するための研究と開発が大事でしたが、春は目標が定まることで今まで夢や願望だったものが、目標に変わっていく時期です。こうして、目標を定めてアイデアや発想を形にするのです。
 
多くの人が間違うのは、せっかく芽が出たのに其れに気付かないので、他に目移りして「マダ種を蒔き続けよう」として冬と同じ事を継続してしまうことです。
 
特に職人気質の人が陥り易い傾向があります。春の前半は面白いアイデアや発想を形にする時期であり、比較的に楽しい時期であります。春の後半は、商品化して販売したり、世に広めるような技術を公表します。
 
発明家に意外と金持ちが少ないのは、こうした気質や理由もあるでしょう。其のアイデアや発想が強力な実務者と相乗効果を発揮すると新しいビジネスや産業が本格的に始動していく。
 
そして、この時期に各方面に紹介や公表するなどアプローチしたり、ある程度の品質が実現できれば販売を行うことで、夏に向けて準備も必要な時期です。
 
続く…
前回からの続き…
 
現在のような「既存の過剰産業」を温存したままでは無く、この陳腐化した経済構造を大転換させ、世界から求められているような有望な産業へと特化する事が必要です。
 
そうでなければ、仮に今「積極的な財政出動」を実行したとしても、単に一時的であり、数年単位での経済成長は見込めません。
 
こうして「根本原因」はわかっているのだが、マスコミがこの「不況の根原因」をスポンサーや視聴者からの苦情を恐れて報道していないように思う。今後は既得権益を巡って、時代の流れを逆行させることの無いようにして欲しい。
 
その一方で「リーマンショックが無ければ今も安泰だったかも」とか「不安だ!100年に一度の大不況だ!」と言っている多くの日本人がいる。
 
彼等の大半は、ただ言っているだけで現状維持に固執し一歩も前に踏み出ていないようであり、今までの勝ちパターンに執着している保守思想に囚われて行動を起こせなくなっているだけなのだと思う。
 
先進国であるはずの日本の経済構造の根幹が、まるで発展途上国のような構造のままであること自体がオカシイのです。

現在は日本の高度成長期やバブル時代の産業構造が既に陳腐化してきていると同時に、次世代の有力産業が台頭してくるまでの過渡期なのだと考えられます。
 
その過渡期の初めの現象として過剰の整理が行われるのです。まさに今がその整理されつつある時代なのでしょう。
 
この「過剰の整理」が急速に進行していることを「日本経済が破壊される」と騒いでいるような気がする。本当に必要なのは既得権益の温存ではなく、それらを破壊していくことなのです。
 
時代が転換する時期には、其れまで長年にわたり依存または癒着してきた産業は益々窮地に追い込まれることは歴史を見てもわかります。
 
この大不況は日本だけでなく欧米も含めて、過剰の整理や既得権益の崩壊が終われば次第に収束してくると思うのです。しかし、依然として資金注入など小手先の延命に始終しているようにも思えるのです。
 
殆どの先進国は、各種バブル崩壊後も依然として過剰企業群を保護しソフトランディングを強化したため、本来は整理されるべき産業がいつまでも残っている状態なのです。
 
過剰の整理をしなければ、この不況は今後も暫くは続いてしまうのです。実は、これらの諸問題を先送りし続けてきた、今までの自公政権による負の遺産が大きすぎるという問題もある。
 
「もはや過剰の程度がどのくらいなのかわからないだろう」と思われるかもしれませんが、政治家も官僚も経済全体の中で過剰産業がどの程度まで規模を縮小していって落ち着くのか予めわからないから実行するのが怖いのだろう。

でも、過剰産業や企業は意外と誰でもわかっているように思う。
例えば、売上高や稼働率が減少している・頑張っても利益が出ない・規制や公官庁の需要に依存している・人件費率が非常に高い・製品の価格が高いので外国製品にシェアを奪われてしまった・外国資本からの参入要請が多い業種など…。
 
これらは実際には当事者自身がよくわかっているのではないだろうか。しかし、それらの過剰産業や企業が負けを素直に認めて転業や転職するのがイヤだという人が未だに多くいる。
 
だから、彼らは自らの正当性を主張して抵抗しているようにも思う。彼らが言う正当性とは、将来に景気が回復したときのため需要拡大に備えるべきだ・既存のシステムを護ることが先決・自由競争は悪であり外国資本を参入させるな、などを言い始めてきた。
 
挙句の果てに全て政府に責任がある!と言い出す始末。ですが何を言っても過剰なものは過剰であり、少なくとも既存の主要業種の3割以上の人たちが新たな産業に就くことが必要なのです。
 
例えば「細かすぎて大手が参入できない隙間産業」を立ち上げたり、「人がやりたがらないが需要が意外とある」という業種に転業なり転職して、「新しい成長カーブ」を描くような体制に移行すれば日本経済は次第に回復していくだろう。
 
このように処方箋はあるのだが、出来ないのは過剰産業の経営者や従業員が従来の方法に固執し「今までどおりの仕事していきたい」とか「転換など嫌だ」と言っている。
 
よって今後の政府の対策としては、例え一時的な混乱はあっても既存の過剰産業を温存させたり巨額の資金援助をして救済して保護することではないのです。
 
話は本題に入ります。先進的な人たちだけで市場が形成されていた時期には、日和見の人たちからは変な人扱いされたり、保守思考の人たちからは異端視されます。
 
だが、伝播現象が加速すると今まで変人やマニア扱いされていた人たちが、トレンドリーダーや専門知識を持っている先駆者として賞賛されるようになります。
 
其の期間が数年なのか十数年なのかは導入期の長さによりますが、導入期の期間が長ければ長いほど成長期も同様に長くなります。
 
今までオタク扱いされていた人が、時代が変わればヒーローや神として崇拝される対象になってしまうのが現代なのです。
 
この導入期から成長期への転換期に起きる現象は、「隣が持っていると自分も欲しい」と思う日和見の人が動き出して急速に成長していくことです。
 
彼らの大半が動き出すと、コントロール不可能かと思えるほどのバブル現象に似た事が起きます。まさにイケイケ状態で、企業や事業なら売って売りまくり、芸能人ならスケジュールが一杯になり睡眠時間を減らすようになります。

先ほどの100人の市場だと仮定すると、最初の20人ほどが買った時点ではブームは起きませんが、次第に安心感で21人目から徐々に80人程度までに行き渡らないと今度はブームが終息しません。そして約80人が持っていると保守的な人も欲しがるようになっていく。
 
しかし、ブームが去っても一番長く其の商品を支持してくれたりファンでいてくれる人たちは、以外にも最後の保守層が多いのです。
 
この知識を知っていると世の中の諸現象の予測が少し把握できるようになってきます。モチロン、全てではなりませんが傾向は読めるようになります。

例えば7〜8年ほど前のユニクロですが、店舗にいけば買い物客で一杯で、すれ違うのも難かしい盛況ぶり。やがて店舗数も激増して便利になりました。
 
ファーストリテイリング社の株価は上昇し続け、誰も衣料品で日本を制覇すると思っていました。
ところが、其の数年後に顧客調査したら中年層が主要顧客であることが情報として流れると、時代の流れを読む事が上手い人たちは株を売り始めました。
 
其れは何故でしょう。爆発的に人気が出た影響で少し飽きられ、其の当時では既に50歳代〜60歳代が主要顧客となっていたのです。
 
この現象は、「石橋を叩いて渡る」人たちが動き出していたということです。つまり、当時のユニクロの人気度やデザインや品揃えも含めて成熟期に入っていたということなのです。
 
其の当時、確かに以前のように売り上げは伸びず、緩やかな上昇および停滞といった感じでした。
ここで、成長カーブの周期を知っている経営者は「もう、会社は成熟期に入っているから、そろそろ利益率が低くなるから今までの様では衰退するだろう」と予測するでしょう。
 
すると、其の後は成長が止まり横ばいに向かい株価も下落していきました。この時期のユニクロは試行錯誤していたと思います。食料品事業を起こすとか野菜生産を始めるとか言われました。
 
しかし、今度は商品のデザインを大幅に変えて、テレビCMも芸能人を多用して、一気に顧客の若返りを図ったと同時に世界進出を視野に入れたことで新たな活路を見出し、会社は再び成長曲線を描き始めたのです。
 
何も、別の事業や新しい分野に参入することだけでなく、其の企業が持つ長所や高評価を生かした形で、新しい成長カーブか描く事も視野にいれるべきでしょう。
 
新たな成長カーブ…これは国の経済や社会についても当てはまります。未曾有の不況だといわれる現在の日本の産業構造を見てみると、殆どが過去の基幹産業の系列が多く残っており、既に成熟期を通り越して衰退期に入っていることがわかるでしょう。
 
特に公官庁依存型の建設業の衰退は激しくなっています。夏の時期である高度経済成長期では70%以上の利益率を得ていましたが、秋のバブル期も更に利益率が上がりました。
 
しかし、秋も終盤に差し掛かるとバブルが崩壊して利益率が一気に低下を始め、冬となる不況期では更に利益率が半減します。この冬の時期は業種や分野によっては、1割以下の利益率になる場合もあります。

こうした状況は、食べ物で考えると理解しやすいでしょう。例えば10人のグループで食事をしたとします。しかし、参加者が店に来る時間が各自で異なるのに、料理は最初に全てテーブルに並べられます。
 
導入期の頃、つまり最初に来店した2人が、其の料理に気付き食べ始めます。このとき、マダ少人数なので料理に余裕があります。ところが、其の後に6人がやってきますと状況は一変し、そうなると料理の量は一気に減ります。
 
次に遅れてきた2人が料理を食べようとすると一皿しか残っていません。そこで、先を争うように各自が料理に手を伸ばします。こうなると、約10人が互いに少ない料理を取り合って、出来るだけ多く食べようとします。

こうした現象と似た事が起きていることで、現在の日本が不景気になっているという側面もあるのです。多くの学者が難解なウンチクを述べていますが、実際には極めて単純な事なのです
 
要するに、殆どの既存産業が成熟期および衰退期に入っているからなのです。終戦後、全国各地の都市は米軍の空襲で焼け野原でした。広島と長崎には原爆がとうかされました。
 
しかし、其の後に高度経済成長期という「成長期」が到来しました。ですから、頑張れば頑張るほどに発展したのです。
 
しかし、其の成長期はバブル期で終了し、其れから成熟期に突入しました。成熟期は若干の成長もしくは停滞です。前の世代が構築した資産や財産を、日本中で奪い合っている状態です。
 
つまり、最後の1皿の料理を全員で取り合っている状況なのです。「日本の殆どの産業が成熟産業になってしまっているということか?先は暗いな」と思われるかもしれませんが、決して悲観的にならなくても良いのです。
 
れは単に、「日本独自の新たな産業の構築」もしくは「今後に時流に乗るかもしれない将来性のある産業」を作るか育てれば良いのです。其れは今やアチコチで芽を吹き出しているこに気付くでしょう。

高度経済成長期、ブラザーとリッカーという大手ミシン製造企業がありました。しかし、ブラザーは、ミシンの販売が頭打ちになって売り上げが増えなくなった時期から、次の成長カーブを構成していったのです。
 
其れはコンピューターの派生商品の開発でした。当時も既にミシンは電子制御化されていたことを基盤にして、コンピューターソフトの自動販売装置を作りました。
 
これは顧客が店舗に行ってフロッピーディスクを入れるとゲームソフトなどを書き込むことが出来るという製品でしたが、時代は急激に進化しており其れが普及する頃にはCDROMの時代が出現し始めていたのです。
 
其れにも負けずにブラザーは、コピー機やプリンターなどOA機器の開発の乗り出し、今ではOA複合機メーカーとして知名度も上がり成長しています。
 
一方のリッカーは、其のままミシンを製造し続け独自に改良も重ねて努力しましたが、時代の波はミシンからコンピューターに移行しており、其の波に乗れなかったことも大きく影響し結果的には巨額の負債を抱えて倒産しました。
 
これは成長期には互いにライバルだった企業でしたが、ブラザーは次世代を見越して先手を打って新事業を作ったことで、新たな成長カーブを構築したのです
 
ブラザーは、ミシンの製造は激減しましたが、OA機器メーカーという新たなブランドイメージが定着し企業も継続しています。

こうして、成長カーブは成熟し衰退したら終わりではなく、衰退期に入る前に新しい成長カーブを描く事が不可欠なのです。
 
新しい成長カーブの出発点が出現し始めるのは、多くの場合は成熟期の後半頃からです。企業でみ社会の場合でも、既存の産業や製品の成熟期から次のニーズが起きてくるのです。
 
 
 
続く…
 
以に内緒コメントにて、政治だけでなく不景気の打開策について書いて欲しいとう意見をいただいたので、其の件についていただいた内緒コメントへ方への返答も兼ねた記事です。
 
近頃、得意先の営業マンから聞くのは「いろいろと各社を回ってみると、得体の知れない焦燥感が漂っている感じがする」という話が多い。他にもイロイロ聞いたが、彼の言う事をマトメてみれば次のようになる。

・何か、日本人の質というか思考が良くも悪くも変わってきているといっても良いかもしれない。
・311大震災による大津波での大災害を経て、省エネブームが加速して社会全体に無駄を減らす動きが広がっている。
・大手食料品スーパーも、昨年の311の直後は一時的に売り上げが増えたが、其の後からは震災前よりも売り上げは減少している」のだという。
・毎年のように新卒者を入れても、半年〜1年以内で約半数が辞めてしまい全くの投資損で、特に営業職の場合の離職率は多くなっている。
 
こうした兆候は、悪い面も良い面も両方存在し各方面に波及していると思うのです。例えば、広告を出しても一時的で、次に似たような広告を出しても1回目よりも遥かに低い集客率になるという現象。
 
また、次に広告を出すと更に半減する…。常に目新しさを打ち出すのも難かしいのが実情です。
 
つまり、ある一定の周期が存在するということです。ここで「春夏秋冬理論」の創始者である神田昌典氏の著書「なぜ、春はこない」からマトメてみます。
 
学生時代に受けたマーケッティングの講義でも、内容的に近いことを講師が言っていたのを思い出します。
 
この現象は人間にも当てはまる例えばビジネスの成長と衰退は人間の成長と非常に似ていると感じます。
 
人間は子供→青年→熟年→壮年となりますが、其れと同様にビジネスにも子供期、青年期、熟年期、壮年期があるのだと思います。
 
経営学の分野では、導入期、成長期、成熟期、衰退期と呼びます。この成長の度合いを図にしたのが成長カーブです。
 
仏教でいう「生々流転」の考えに近いもので、歴史を含む世の中の諸現象にも該当する普遍的現象だと考えられます。
 
経済学でも経済発展にも大きく分けて3つの時期が存在すると教えられますが、其の詳細については統計学の範疇に入るので、ナカナカ大学教授であっても教えてくれる人は少ないと思います。
 
要するに、多くの人が表面的には学ぶが、其の実態や詳細については知らない学問の1つだと思います。
しかし、この統計的なパターンサイクルの叡智を知ると、知る前よりも少し未来が見えてくる
 
歴史でいえば「東西文明800年周期説」も似たようなものです。これは1つのカーブ曲線の中に、春・夏・秋・冬といった時代があり、其の四季で地球を1周する約1600年のスパンが存在するという学問です。

話は戻りますが、このビジネス面の成長カーブから何を知ることが出来るかといえば、簡単に言えば「早くブームになったものは、早くブームが去る」ということです。
 
以前、「ダンゴ3兄弟」という歌が大人気になった。
団子店の団子の数も一時的に3つに変更した店が相次ぎました。この曲の大ヒットで、街中のアチコチで其の歌が流れていた
 
そして、数多くのキャラクター商品が氾濫し、一種の社会現象までになりました。しかし、普及も急速だったために消えていくのも早かったのです。また、歌っていた人のお兄さんも大人気となりましたが、現在では不遇な生活を送っているようです。

似たような現象では「たまごっち」が有名ですが、急速にブームになり入手困難で倍プレミアがついた。しかし、入手困難な状態が続くと急速にブームは去って、最終的には数百万もの在庫の山が残りました。
 
大量の売れ残り在庫で当初の利益を相殺。ですが、「たまごっち」の凄さは、機能を大幅に改良した新製品が発売され、宣伝も兼ねたテレビアニメ化もされたことです。
 
しかし、最初のような大ブームにはなりませんでした。また、芸能界でも似たような現象が頻繁に起きています。数年前に再び「お笑いブーム」が起きましたが、現在では其の当時の芸人の中でテレビに出演し続けている人は意外と少ないのが実情です。
 
新たな芸人の登場で仕事が激減した人も多くいることでしょう。これは歌手にも当てはまると思います。逆に売れるまでユックリだったものは意外と長く売れ続ける傾向が高い
 
例えば、演歌歌手が良い例でしょう。下積み時代が非常に長い歌手が多く、紅白歌合戦に出るほどまでヒットしたときには、既に年齢が中年期に差し掛かっているという人も多いのです。
 
しかし、ユックリとファンを獲得していき徐々に実力を蓄えていった歌手は、其の後
も他の歌謡曲の歌手と違って急激に売れなくなるということが少ないのです。
 
だから一発屋や数曲だけで終わることなく国民的スターとして長く愛され続け、たとえ人気が落ちても其の兆候はユックリなので紅白歌合戦にも長く君臨し続ける人が多い。
 
つまり、息が長いのです。要するに「急激に人気が出たり売れたものは、急激に不人気になったり売れなくなる
 
また、其の一方でユックリと人気が出たり売れたりするものは、長く人気を保ったり売れ続ける」というパターンが存在していると思います。
 
確かに落ち目になっても努力して再びカムバックする人もいますが、総体的に見れば極めて小数派でしょう。「そんなの当たり前だろ」と思われるかもしれません。
 
ですが、このパターンや法則を知っていれば、現在において自社で販売している商品が何年売れるのか。また、日本経済さえも判ってくるようになるかもしれません。
 
成長カーブは、経営学でも言うように、導入期・成長期・成熟期・衰退期に分けられます。人間で例えれば、幼年期・青年期・中年期・老年期と考えられます。
 
ここで、最初の3つの導入期・成長期・成熟期の期間は均等であるということです。例えば、導入期が3年ほど続いた場合、成長期や成熟期も約3年ほどになるということです。
 
こうして、其の期間が判明すれば、其の商品の売り上げが伸び続けるのか、いつまで消費者に魅力的な商品であり続けるのかが予想できるでしょう。
 
れは企業や事業の寿命も適用できると思います。例えば、10年近く前に美顔エステティックなどのテレビCMが数多く流れていた時代がありましたし、よく街角でエステ店のチラシを配っていた時期がありました。
 
現在でもあるのでしょうが、最近はエステ企業のテレビCMが激減しています。2001年ごろからエステ人気が加速し出した時期でした。実際にエステ企業が増え始めた時期は1997年頃からだと思われます。
 
其の時期が導入期だと仮定しますと、2000年頃から口コミなどで人気が出始めて急成長の成長期に入り始めます。つまり、大きな利益を出すために新規参入する最適期は2000年〜2001年辺りでした。
 
ある大手エステ企業が2000年に本格参入にたとき、数ヶ月で3年分の顧客が来店したとされます。しかし、其の2年後にはチラシや広告を増やしても当初のような集客は難かしくなりました。
 
そして、新規客は激減したのですが、其の直後から既存の顧客に対するサービス重視に切り替えていき、固定客としてファン化したので売り上げも急激に落ち込むことなく、かえって1人あたりの単価は増えていったのです。
 
このタイミングを知っていたからこそ、其の企業は美顔だけでなくダイエット部門を増やした形態で現在でも人気を保っています。
 
このタイミングを知らずに、新規客ばかり獲得するために行動していたら、閉店していたかもしれません。
このタイミングを知らずに成長期のようなイケイケで広告を出し続け、得意客や固定客を重視しなかった他のエステ企業は現在では消えています。
 
これは美容室などでも当てはまるかもしれません。だが、何故に成長カーブから集客と業務内容の変化を行う時期がわかるのでしょうか。
 
実は成長カーブを裏返すと其れは消費者の欲求カーブになるからです。そうですね、欲求である需要があるからこそ、人々はモノを買ったりする消費行動を起こすのです。
 
だから、欲求が消費を生んでいるとも考えることができます。成長カーブとは欲求や需要の総体なのです。ここで、大衆心理としての欲求とは何でしょうか。
 
実は欲求や需要とは感情的思考なので、其の分野の市場を形成しているのは、どれだけ其の分野に対して欲求や需要が高いかなのです。すると、成長カーブは、其の市場を形成している人間の感情を映し出す鏡であるとも思えてきます。
 
ここで、マーケティングセミナーなどでも其れほど言わないような経済の仕組みがあります。慶応大学教授の竹中平蔵さんが、政治家に転進する前に書いた本でも少し触れられていますが、経済とは大衆の欲求の度合いで成り立っているということです。
 
例えば、100人の村があるとします。「もしも世界が100人の村だったら」という本を読んだことがある人は多いでしょう。
其の事を思い出していただき、ある1つの分野で100人いる市場が形成されているとして、其の中で2割の約20人が「新しいもの直ぐ飛びついたり、新しいものを早く受け入れたりする人たち」です。
 
彼らは珍しいものが好きだったり、好奇心が旺盛ですから、新商品が発売されたり新規開店の店舗が出来ると直ぐに動いて出かけたり率先して買ってみます。
 
比較的にみて年齢の若い人に多い傾向がありますが、実際には幅広い年齢層にも分布しています。
其の次の層が非常に大人数で、「新しいもの好きな人」が買ったりしているのを見て「私も欲しいかも」と考えたり、先に買っている人がいるので安心して買ってもいいと考える「日和見思考の人たち」が6割の約60人と大所帯です。
 
其の中でも細分化すると先進的および革新的な人たちと、「皆が買っているから・皆が持っているから」と思って流行に乗り遅れまいとして買う人がいますが、ここでは混乱をさけるために総称して「日和見」集団。
 
そして、最後の2割の約20人は変化が苦手な人たちで、「石橋を叩いて渡る」ような性分で、最後まで新しいものについて受け入れることに抵抗する傾向
 
年代的には年配者が多いのですが、実際には幅広い世代に分布しています。要するに、ある分野の市場を形成している状態に100人いたと仮定すれば、2割が先進的で新しいもの好きであり、約6割が日和見の思考、残りの2割が変化に抵抗する人に分類できます。
 
不思議なことは、この分類が大陸国であろうと島国であろうが、基本的には似たような分布になる
つまり、人間の性格は環境や歴史的な観点も加味しなければなりませんが、先進的か保守的かどうかは意外と万国共通なのかもしれません。
 
新しい商品が発売されたり、新しい文化が外国から入ってきたりしたとき、いち早く飛びつくのは「新しいもの好き」の人たちです。
 
しかし、ここで問題があります。これは自分の感性に合致した場合に限る場合も多々ありますので、革新者が全ての新製品や新文化を取り入れるという意味ではなく、あくまで自分の趣味や感受性が優先される。
 
本の諸文化が拡散し世界中で受け入れられていますが、彼ら日本文化好きを良く見ると、「ポップカルチャー」「食べ物や料理」「伝統文化や日本史」などに分類されます。
 
例えば日本的ポップカルチャー好きの中でも「マンガやアニメやゲーム・其の派生商品」「日本的ファッション」「日本的音楽」に大別され、其の全てが好きという人もいますが、多くの人が特定の分野に強い興味を抱いています。

話は戻りますが、新しいもの好きの人たち→日和見の人たち→石橋を叩く性格の人たちへと伝播していき、其の全ての人たちが買ったり持つようになると其の分野は急速に衰退し廃れます。
 
必ず先進的な人たちから保守的な人たちへと伝播していき、殆どの人に行き渡ると需要や価値が激減して急速に衰退ていく。
 
彼らの欲求感情が時間の経過と共に積み重なっていったのが成長カーブであり、其の多数の分野が集まって経済を形成している。
 
に、日和見思考の人たちの感情や欲求が動き始めると、私たちが思っているよりもスゴイ速さでブーム化していくのです
 
続く…
 

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