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さてさて。
まずは先週末のレバンテ戦。この試合の目玉といえばなんといってもアンリのハットトリック。自分もこのハットトリックには舌を巻いた。さすがはアンリ。弱い相手はとことんとっちめる。
正直な話レバンテはひどかった。プレーもそうだし、ピッチもそうだったし、スタジアムがチームを支えようという気概がなければ、チームにも試合見にきた観客を楽しませようという気合が見られない。ひどい。これはひどい。
このひどさに真っ先に目をつけたのはアンリだったろう。「来たぞ、俺のカモだ」といち早く察したに違いない。勢いが違った。最初っから飛ばして左に流れたがる。序盤はツキがなくゴールを逃し続けたが、メッシーのシュートのこぼれ球が運良くアンリの前に来てまず1点目。その後もメッシーのロングスルーに抜け出し軽く2点目を奪えば、後半立ち上がりペースが遅い相手のスキをつき、ポンポンポンとハットトリック。
でも自分が一番驚いたのが試合後のメディアの盛り上がり方。メディアは溜まってたものが爆発するかのようなアンリ賛美。アンリ覚醒!アンリ爆発!アンリ復活!アンリの本領発揮!などなど、スーパースターが光臨したかのような盛り上がりっぷり。
しかし冷静にアンリのしたことを振り返れば上にも書いたように稀に見るほど隙だらけの相手から3点を奪っただけ。ガッチガチに引いてきた守備の厚いチームからスーパーテクニックで3ゴールを奪ったわけではない。あのレバンテ相手で、しかもチームメイトにメッシー、イニエスタ、デコ、シャビといったスーパーパサーが揃っていりゃ、んなもんリーガでフォワードやってるうち半分ぐらいはハットトリックぐらいやってのけたろう。
そういう些細なことをまるで自分にしか出来ないような難題を成し遂げたかのように見せかけ、みるみるうちに評価を取り戻したアンリ。これぞアンリマジック。
だが実際メディアの言うようにアンリは復活したのだろう。といってもメディアが想像するようなグレート・アンリではなく、相手を自分より格下だと見極めたなら、牙をキッとむき出しにして容赦なく襲い掛かるアンリが。
実際この能力は重要。トーナメントを優勝するとは並々ならぬ敵をバッサバッサと倒していくことだが、リーグを優勝するとは弱者の息の根を確実に止めていくことだ。どれだけ弱者相手に勝ち点を失わずに済むか。その上でアンリの弱いものいじめの能力は非常に役に立つ。これからもこの調子で、下位チームにはガンガンゴールを奪っていってほしい。上位チーム相手の時はメッシー、エトー、イニエスタ等がゴールを奪うから。
他は特にポジティブな要素はなかった。なにせレバンテが弱かったので良いプレーをしてもなんだか当然のことのような気がしてしまう。
ネガティブな面の筆頭はジャジャの怪我だろう。1ヶ月の離脱となってしまった。エジミウソンも長期離脱をしてるので守備的ピボーテはマルケスしかいなくなってしまった。
あとはジョバニのやる気のなさ。あのレバンテ相手。ジョバニが早い段階で投入されたあたりでジョバニリーガ初ゴールを確信したのだけれど。正直覇気が感じられない。アイデアも足りないし。手抜いてる場合じゃないんだけどなぁ。ジョバニの気持ちは分からなくもない。もっと切迫した状況でプレーしたいんだとは思う。ジョバニ、ボージャンはこれまで勝ちがほぼ確定した状況じゃないと投入されてない。そこに不満も感じているだろう。でもそんな甘えたこと言ってる場合じゃない、実際。勝ちが確定した状況で追加点を奪えないようでは監督も安心して起用できるわけはない。来月にはエトーも帰ってくる。そうなるとジョバニ、ボージャンを使うチャンスも減る。今は絶好のチャンスなのだ。
というわけで。レバンテ相手になんとなしに5連勝を決めたバルサ。正直面白くなかった。ジャジャも怪我しちゃったし。レバンテ嫌い。まあでも勝ってんだから深いことは考えずに喜んでおこうかな。次はアトレティコ。バルサの天敵。昨シーズンは嫌なジンクスを振りきったが。今季もコテンパンに叩きのめし、嫌なイメージを完全に払拭してしまおう。アトレティコは現在5位。強敵と見なしてよかろう。ということは期待すべきはアンリではなくメッシー&イニエスタ。
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