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再びその7が拝めるわけだけど・・・
さてさて。
今度は代表の話。一つはスペイン。一つはイングランド。まずはスペインから。
当初スペイン代表と自分は不仲が続いていたけど、最近になって代表を率いるアラゴネスに改心の兆候が見られて特に2月に披露したスペイン代表のフットボールは見事なものだったので関係が正常化しようとしている。そしてこの良好な関係が今後も続くかどうか大切な6月のユーロ予選のメンバーが発表された。それは以下の通り。
GK
カシージャス(メレンゲ)
レイナ(リバポー)
DF
アントニオ・ロペス(アトレティコ)
マルチェナ(バレンシア)
プジョル(バルサ)
カプデビジャ(デポルティーボ)
セルヒオ・ラモス(メレンゲ)
ハビ・ナバーロ(セビージャ)
アンヘル(セルタ)
MF
セスク(ガナーズ)
イニエスタ(バルサ)
シャビ(バルサ)
シャビ・アロンソ(リバポー)
アングロ(バレンシア)
ダビ・シルバ(バレンシア)
アルベルダ(バレンシア)
ホアキン(バレンシア)
FW
ビジャ(バレンシア)
フェルナンド・トーレス(アトレティコ)
ソルダード(オサスナ)
前回からまずDFはファニートが抜けて、MFはホアキンが復帰。FWは怪我のモリエンテスに代わりメレンゲからオサスナに出向して活躍中のソルダードが新顔。
ファニートが抜けたのはともかく、ホアキン復帰の意味するところは地味に大きい。これまでは「センターハーフが主だけど、器用なおかげでサイドハーフも難なくこなす」イニエスタやシルバに頼ってきたスペインだったけど、ホアキン復帰でやっとこさ生粋のウイングらしいウイングが戻ってきた。アラゴネスのウインガー嫌い説が一応払拭されて一安心。ルイス・ガルシアやビセンテもこれにドンドン続いていって欲しい。
ホアキン復帰は嬉しいトコだけど、別にいきなしスタメンで起用せよ!というつもりは毛頭無い。それはもちろん今サイドハーフを務めるイニエスタとシルバが好調だというのもあるし、8ヶ月ぶりに呼ばれた選手をいきなしスタメンで放り込む余裕なんて今のスペイン代表には微塵もない、というのもある。ただ確実に幅は広がっただろう。アイスランドに対しどうしても1点が必要となった状況でイニエスタをメディアプンタに置き、代わりにサイドハーフに位置したのがアングロという点にこれまでのスペイン代表の層の薄さがあった。別にアングロがダメというのではなく、どうしても点が欲しいのにアングロしか切る駒しかないという薄さが問題だったわけだ。それもこれで解決。前への圧力の強さは1.25倍にはなるだろう。これから何が何でも勝ち点が、ゴールが欲しい代表にとっては明らかに朗報だ。
フォワードはソルダードが初招集。これまでは親善試合はともかくユーロ予選では新参者に厳しかったアラゴネスだが、ここでマドリーカンテラ育ちのソルダードを招集。ソルダードからしてみればラウールを押しのけてスペイン代表のユニフォームを着るわけだ。気持ちはどんなかな?多分出番は少ないだろうけれど、2試合もあるから途中出場するチャンスは十二分にあるだろう。ソルダード的にはメレンゲ戻るためには代表でもアピっておきたいところ。ここは気張るしかない。
このソルダード召集は自分はメレンゲに対する問題提起にもなったと思う。このソルダードの他にジムナスティックのポルティージョがメレンゲからのレンタル選手としてリーガで活躍している。ソルダードは代表にも選ばれるほどの活躍だ。一方メレンゲには守備とキーパー以外のポジションに代表選手はいない。しかも生え抜きという点で見ればカシージャスだけだ。ソルダードとポルティージョ。結果を残してメレンゲへと帰るこの2選手をメレンゲは貴重な生え抜き選手として温かく迎えるのか、それともいい値をつけてきたクラブにあっさりと売り払ってしまうのか。ラウール、グティに限界が近づき始める今日この頃。メレンゲのアイデンティティーとは一体なんなのか。来季のこの2選手の動向はそれを見極めるといった点でも要注目。
さて、肝心のチームはというと劇的に選手を入れ替えたということでもなし、そもそも前の試合がいいカンジだったので入れ替える必要もなし、ということで前回のままいくだろう。個人的な願いとしては底にセスクを入れてほしい。一回セスクを代表のスタメンで見てみたい。アルベルダを下げるのが嫌ならシャビを下げてもいいから。それだけが今回の楽しみだ。敵はラトビアとリヒテンシュタインということで。最下位のアイスランドに最後まで苦戦したスペインに楽に勝てる相手など存在しないのだけれど、それでもこんなところでつまづいている場合じゃない。イニエスタ・エル・サルバドールもいるわけだし、まあなんとか2連勝をもぎ取ってほしい。あとは北アイルランドがこけてくれることを祈ろう。
さて。重大なことが起きたのがイングランド代表だ。まずはメンバーから。
GK
ロビンソン(スパーズ)
カーソン(リバポー)
グリーン(ハマーズ)
DF
リオ(ユナイテッド)
ブラウン(ユナイテッド)
キャラガー(リバポー)
フィル・ネビル(エヴァートン)
ドーソン(スパーズ)
キング(スパーズ)
テリー(チェルスキー)
ブリッジ(チェルスキー)
ショーリー(レディング)
MF
ベッカム(メレンゲ)
キャリック(ユナイテッド)
レノン(スパーズ)
ジェナス(スパーズ)
ダウニング(ボロ)
ダイアー(マグパイズ)
ベントリー(ローヴァーズ)
ジョー(チェルスキー)
ランパード(チェルスキー)
ジェラード(リバポー)
FW
オーウェン(マグパイズ)
クラウチ(リバポー)
スミス(ユナイテッド)
デフォー(スパーズ)
なんとまさかのベッカム復帰。うーん、殺すならどうせこのまま殺してほしかった。フットボーラーのまま殺してほしかった。なぜ、今なんだ。なぜ2ヶ月前じゃなかったんだ。遅いんだよ、今からじゃ。7月からはベッカムはフットボーラーではなくなる。せめてフットボーラーであるうちに100試合を成し遂げさせてやりたかった。無念。無念。あまりにも無念。それともこれはただの意地なのか。職業がなんであれ、100試合という数字が大事なのか。もうここまで来たらサッカー・プレーヤーででもいいから彼に代表のユニフォームを100回着せてやってくれ。
さてさて。もう一つ驚きなのがルーニーがいないことだが、調べてみればなんてことないエストニア戦には出場停止だからブラジル戦にも呼ばないでおこうとただそれだけらしい。代わりに呼ばれた選手も驚きだけど。ここでオーウェン持ってきますか。なんて層が薄いんだ、イングランドよ。それともいいフォワードはもっといっぱいいるのにマクラーレンがその持ち前の節穴っぷりで見逃してるだけなのか。多分そうだな。
ザッと見てみるとスパーズの選手が異常に多いことに気がつく。ロビンソン、ドーソン、キング、ジェナス、レノン、デフォーとなんと最多。スタメンの数では恐らくチェルスキーとユナイテッドに負けるけど、いやはやこのドメスティック路線をまい進する姿勢はユナイテッドとしてはお株を奪われないよう気をつけたいところだ。あとこれだけ擁してるんだから早くガナーズぐらいは追い抜かなくては。いつまでも後塵を拝しているとイングランドの沽券にも関わってくる問題だ。
レディングのショーリーは初召集。ベントリーは確か以前に召集されていたような気がしなくも無い。ショーリーは25歳と中堅どころ。左サイドバックでアシストを6つ決めている中々活躍した選手みたいだ。恐らくテスト感覚で呼ばれたんだろうけれど、まあ普通に期待しておこうか。ベントリーはローヴァーズの右サイドハーフ。本職はトップ下のようだけどサイドハーフにいっても地味に活躍3ゴール9アシストと十分な結果を残して代表に選ばれた。ギグシーが4ゴール8アシストという点を見ても今季ベントリーが良く頑張ったのが見てとれる。というか面白そうな選手だな。一応チェックしておこう。他はまあ大体順調か。地味にジョーが帰ってきたのが大きい。ダウニングはぶっちゃけ微妙だったから。普通にイングランド(というかマクラーレン)の救世主になるかもしれない。
そのマクラーレンはベッカムを召集したことについてこう語ってる。
「みんなデビッドがこれまでイングランドにどれだけ貢献したか、そしてエストニア戦のような大事な試合でこそ活躍する選手だということを知ってるだろう」
開いた口が塞がらないとはまさにこのことだ。ワールドカップの敗戦をベッカム一人になすりつけ召集をせずに、かといってベッカムなしではろくに勝てず、土壇場になって仕方ないから手のひらを返しベッカムに助けを求めた、ってのが事の顛末だっていうのに、この男は今になってこういうことを言い出しやがる。ホントに性根が曲がった男だ。もっかい元ボロの選手でマクラーレンのしたでプレーしていたマッカローネのコメントを引用してやろう。
「正直に言って、マクラーレン程度の能力で代表監督になれるのはイングランドだけだ。僕の経験で一番ひどかったのは、2004年のリーグカップ決勝のとき。この試合を前に、僕はほとんど出場機会を与えられていなかった。でも彼は、『決勝でスタメン出場させるために休ませている』と、僕に言ったんだ。でも、結局1分たりとも出場機会は与えられなかった。理由を聞きに行ったら、『分かった、分かった』と言って、取り合ってもらえなかったよ」
こういうことを言う男なのだ、マクラーレンは。あぁ、もうイングランドでクソ吉について嫌いな男にランクアップ。クソ吉のように見ただけで吐き気を催す日はそう遠くは無いだろう。
話を元に戻して。マクラーレンはこれまでの態度を翻し突然ベッカムに対し助けを求めた。ここまでは別にいい。だがこの後の選択を間違えてはいけない。一体誰を外してベッカムを入れるのか。ここが一番の問題だ。そしてその誰かとは絶対にランパードでなくてはいけない。チェルスキー戦での活躍は問題ではない。イングランドでどれだけのプレーをしてきたか。これを元に選手起用を判断せねばならず、だからランパードが外されなければいけない。ワールドカップの戦犯もランパードだった。これまでの不調の原因もランパードに因るところが大きい。ランパードを無理に代表の中盤に入れるからバランスは崩れチームもドンドン堕ちていった。ランパードに力が無いといってるのではなく、これは相性の問題。そしてランパードはイングランドとこれでもか!というぐらい相性が悪いというのはこれまでの試合を見て嫌というほど痛感してきた。一度試してみればいい。この説が正しいと証明されるはず。右に置いたジェラードを元通り中に戻して相棒はキャリックかジェナス。そして右にベッカムだ。これで万事上手く行くはずだ。ただ問題はマクラーレンにそんな根性はないということ。どうせこれまでさんざ繰り返してきたランパードとジェラードの噛み合いそうで全く噛み合わないコンビを起用して失敗を繰り返すのは目に見えているから希望が無い。エストニア戦に早いとこ負けて、マクラーレンを亡きものにし、ボルトン辞めたばっかしのアラダイス連れてくるのがイングランドにとって最良の選択肢だろう。
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