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ありがとう! 衝撃のニュース。オーレ引退。 今季いっぱいはあなたのプレーを拝めると思っていました。いくらなんでも急すぎる。心変わりしてくれないかな、というのが今の正直な気持ち。 オーレがいるユナイテッドは強い。ユナイテッドがガナーズとチェルスキーの後塵を拝し始めたのもオーレが長期離脱した時期と一致する。で、昨季オーレが復帰したらユナイテッドは優勝した。出場機会の少なさにもかかわらず11ゴール。もちろんゴールだけじゃない。味方を活かすプレーもさすがベテラン。引き立て役に回ったかと思えばひょいとあらわれゴールを奪う姿をもう見れなくなった。 カンプノウの奇跡のゴールをリアルに体験していない私。オーレのゴールと言われて思い出すのはチャンピオンズのデポルティーボ戦でドゥシェルにベッカムが削られ代わりに出場した試合、いきなしフリーキックをヘディングでドカンと一発決めたゴール。不意の交代にもかかわらず即座にゴール出来るオーレの特殊能力を発揮したシーンだったし、「ベッカムを怪我させたデポルめ、ザマーミロ!」という強い印象とともに記憶に残ってる。 ノルウェー代表対日本代表の試合もよく覚えている。ヨーロッパの強豪の中でも光り輝いていたオーレだったが、極北と極東のしがないプレーヤーの中にまぎれてプレーするとその輝きがより一層増して見え、眩しすぎて見つめてられなかった。そんな選手がユナイテッドにいることを誇りに思った。 最近ので言えばセルティック戦で2−2の場面で決めた決勝ゴール。2年以上のブランクから復帰し間もなかった時だったけど、このゴールで「オーレは変わっていない、オーレは天才だ」と確信出来た。そして「これからまたオーレを堪能できる」とも。なのにあのゴールから1年も経たないうちに引退なんて。 オーレのような選手には二度とめぐり合えない。だからこそこの別れが余計に辛い。ベビーフェイスの暗殺者。ベビーフェイスの部分はともかくオーレのスタイルは暗殺者そのもの。相手に気づかれず接近し、一瞬の隙を突きゴールを奪う。スーパーサブの立ち位置を気に入ってくれたのもよかった。ベンチ生活が続いても何一つ文句を言わず品行方正な態度。もちろんそれは御大の信頼をオーレ自身が身に染みて感じていたからだろう。御大があのような信頼を捧げる選手が再び現れることがあるのだろうか。 本当にもう辞めてもいいの?本当にやり残したことはないの?もう少し頑張れば冬には復帰できるんじゃないの?もう一回ビッグイヤーを目指してみようよ!と未練たらたら。オーレほどの選手ならそりゃ未練をたらしたくもなる。 昨季のプレミア制覇で自分の役割は終わったと悟ってしまったのかしら。今季はいつにも増して世代交代を意識したシーズン。その中で自分の居場所はもうないと思っちゃったのかもしれない。いつまでもオーレに頼ってばかりはいられない。それは十分分かっていたさ。でも。でも。もうちょっと余裕をくれてもよかったじゃない。代わりは誰がするのよ。サハ?無理だ。キャンベル?ドン?問題外。このオーレの引退が補強に拍車をかけるかもしれない。もしや自分はもうダメだから早く誰か補強した方がいいと諭すためにこの時期に引退を発表したのかも。一番の補強はオーレの復帰だったのに・・・。 それにしても別れがあまりにも突然すぎる。思えばキーンの時もそうだった。ユナイテッドでは電撃引退が流行ってるのか? ここで突然ですがユナイテッドオフィシャルのオーレ独占インタビュー。 引退決めるのは難しくなかった? 実は全然難しくなかったんだ。御大とジルに話してホッとした。膝の状態が100%じゃないとハッキリしていた。そして先週その膝がまた痛み出した時、引退を決意した。このクラブにいるために自分が必要だと思うレベルにはもうたどり着けないと分かったんだ。それにフットボールだけじゃなく人生における健康のことも考えなくちゃいけない。 昨シーズンプレーできた時は嬉しかった? そりゃもう。プレーできない日々は長かったけど、その間再びユナイテッドでプレーすることだけじゃなく、もう一度プレミアのトロフィーを掲げることが目標だった。それが自分の大きな夢だったんだ。もう一度プレーしてゴールを決めてストレットフォード・エンド(オールド・トラッフォードの南東のコーナー)で喜びを爆発させるために頑張ってきたけど、最終目標はあくまでもリーグ制覇だった。だからそういう意味で昨シーズンは僕にとって素晴らしい経験だったし、その経験を享受できてスゴイ嬉しいよ。 オールド・トラッフォードでの11年間、君は366試合に出場して126ゴールを決めている。これまでの日々を振り返ってどう思う? 確かなことは僕はユナイテッドのために持てるもの全てを尽くしてきたということだ。ユナイテッドの一員としてプレーできたことを誇りに思う。素晴らしい監督の下でもプレーできた。数々の素晴らしい選手ともプレーできたし、素晴らしい友人もたくさん出来た。今ここで挙げられないほど多くの素晴らしい経験をここでしてきたよ。その中でもファンは最高だった。ファンには本当に感謝しなくちゃいけない。プレーしてるときだけでなく怪我で大変だった時期もいつも僕を支えてくれたから。 君はいつでもファンといい関係を築いてきたね。そんなファンの多くはもうキミのプレーを見れなくなって寂しがっていると思う。 もうピッチの上に歩いていくことは無いのかと思うと寂しい。十数年間自分の日課になってたからね。オールドトラッフォードは自分の家だと思ってる。でももう二度とオールド・トラッフォードでプレーすることはないんだ。フットボーラーとしての人生は終わった。どんな選手にも引退の時は来て、自分にとっての今がその時。オールド・トラッフォードの歓声を聞くことやチームメイトとドレッシング・ルームで過ごすことがなくなるのは悲しいけど、自分はポジティブなタイプだし、いつも前を見ている。 将来は何をするつもりなの? 御大ともう話してあるんだけど、コーチになろうと思うんだ。もうユナイテッドで勉強を始めてて。どんな役割を担うかとか詳しいことはまだ決めてないんだけど、引退を決断してから御大がよく世話をしてくれている。ここで仕事があるみたいだし、今はそれが楽しみだな。 今の楽しみはコーチになることなんだ。 そうさ。僕は過去の住人ではない。そういうタイプじゃないんだ。いつも前を向いて頑張ってる。今はピッチの中ではなく外でフットボールに関わることが本当に楽しみだ。大きな挑戦になる。でも挑戦することが大事なんだ。このクラブのコーチとしての人生を歩み始めることが出来てとても嬉しい。コーチになるなら絶対にユナイテッドに貢献したいと思ってきた。でもなりたいからといってなれるもんじゃないし。御大が職があると言ってくれた時はめちゃくちゃうれしかったな。 色々と考えた上での引退だったんだね。オーレももちろんもう一度オールド・トラッフォードでプレーすることを夢見て頑張ってきたわけで、でも怪我でそれも出来なくなって。この決断を下すとき一番辛かったのはオーレだったはずだ。そんな当たり前のことに気づかず自分は・・・。猛省。 オーレは強い意志の持ち主だった、とインタビューを見て驚く。スーパーサブの人生とはある意味ベンチ生活を覚悟する妥協の人生だ。だからオーレはどこか達観したものの見方をする人だと思ってたんだけど、常に前を向いて努力する人だった。ユナイテッドのために自分が出来ることは全てしてきたと自負できるところもメチャクチャかっこいい。 そして前を向き続けるオーレが次の人生として選んだのがユナイテッドのコーチ。オーレは絶対にコーチ向きだと思ってただけにこれは嬉しい。相手の視界から消える動き。プレーの緩急。スペースを作る動き。常に先を読むポジショニング。オーレの暗殺術を可能にしたのは、もちろん天賦の才もあったけど、こういった細かいけれど大切なプレーの積み重ね。そんなオーレがユナイテッドのコーチになる。オーレの技術の真髄はオーレだけにしか伝えられない。技術だけで無くスーパーサブのメンタリティも教えてくれるだろう。もしかするとオーレ二世を生み出すのはオーレ自身かもしれない。 ありがとう、オーレ。あなたのプレーを思い返したとき出てくる言葉はこれしかない。どれだけオーレのゴールに救われたことか。ありがとう。本当にありがとう。コーチとしての活躍も期待してます。
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Man United
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がいつの間にやらオープンしている。例えばバルサの日本語版ホームページなんか全然記事数少ないけれど、ユナイテッドの日本語版ホームページは全てとは言わないものの独占インタビューや選手紹介までも日本語に。こりゃ便利だ。 アドレスはこちら
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それにしてもホントゴリラっぽいな |
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計画は着々と進行中 |
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キャリックとのコンビはさぞかし優雅だろうなぁ |




