Champions League

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それなりに妥当な結末

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                          カカが掲げるんなら文句は無い







さてさて。


ヨーロッパ最高のチームを決めるチャンピオンズリーグの決勝が先日行われたわけですが。なんだか「見たい!」という気がしない。もう自分の中ではユナイテッドが負けた時点でCLも終わってしまったし、ミランはともかくリバポーというのが見る気を削ぐ。特に決勝は1回きりのノックアウトということで「ベニテスは引いて戦ってきそうだからつまんないだろうなぁ」というイメージがどこか頭の中にあったわけだ。でもひょんなことから見る機会に恵まれたので見てみることに。結果を先に言うと十分に楽しむことが出来た。「ユナイテッドがここにいればなぁ・・・」と気持ちは拭えなかったけれど、ミランは欧州王者に恥じない試合をしてみせてくれたと思う。


両チームを褒め称えたいのが、ほぼ1トップ気味のシステムを用いながらも、ロングボールには頼らずグラウンドを中心にプレーしてくれたこと。もっと厳密に言うとミランはジラルディーノを使わなかったこと、リバポーはクラウチを使わなかったこと。カウンターを基調としたチームの試合とは概してつまらなくなりがちだけれど、両方ともが守備を厚くした1トップカウンターのシステムを採用してきたので、片方が攻めてもう片方がカウンターを仕掛けるという単調な構図にならず、いい具合にせめぎ合いが生まれて趣深い試合になった。


もう一つ特筆すべきはサイドハーフらしいサイドハーフがペナントしかいなかったこと。リバポーの左に位置したゼンデン、ミランの右のガッちゃん、左のセードルフはみんなサイドハーフに位置するものの、役割はセンターハーフ的で、攻めすぎず守りすぎずのバランス重視型。サイド突破はもっぱら個人技ではなくサイドバックの上がりを待ちながらのコンビネーションで。これはペナントを除いた他の3人は個人技でサイド突破をする力が十分にないから、サイドバックと連携して突破するしか方法がなかったからだ。ということはつまりアンチェロッティとベニテスは2人ともサイドハーフにサイドを突破する個人技をあまり求めていないということ。そんなことよりももっと攻守のバランス取れる戦術眼や守備能力等を重視するということ。ユナイテッドやバルサ的な考え方からすればありえないことだけれど、しかしそういうスタンスをとる監督率いるチームがチャンピオンズの決勝までたどり着けたというのは注目に値する事実だろう。そう言えば準決勝に進出したチェルスキーもそうだったし。ガッチガチの1対1を好むバトリスタ的アタッカーが好きな自分としてはなんとも悲しい事実だけれど、これが現実仕方ない。


それでも自分が十分に楽しめたのはピルロのおかげだし、カカのおかげだし、ペナントのおかげだったりする。


今シーズンのピルロはイマイチだと聞いていたけど、なかなかどうして視野の広さとタッチの優しさとコントロールが凄まじすぎる。まず間違いなく世界一。あんまり言いたくないけどあのキャリックでさえ、まだまだ届かない領域だと痛感させられた。タイプが少し違うので、真正面から比較するのはちょっと違うのだけれど、あんなパスを毎試合楽しみに出来るミラニスタが少しうらやましかった。


カカは自分が一番好きなブラジル人フットボーラーで、世界で一番背番号「10」が似合う選手だと思っている(だからドゥンガの気持ちがよく分かる)。よくブラジルからこんな選手が生まれえたなと思えるほど現代的でボール離れもいいし、かといってめちゃくちゃテクニカルだしスマートだしでまさしくパーフェクト。さすがにユナイテッドをボッコボコにしてくれたときだけは頭にきたけど、自分の好きなチームと無関係なところと戦ってくれるとホントにもうホレボレする選手だ。アタッカー型のサイドハーフがいなくて、トップも裏を取ることだけしか考えてないピッポというミランの攻撃がそれでもスケールダウンしないのは、このカカが全てをカバーしうるから。ファンハールはバルサ監督時代に「ロナウドが戦術だ」と言ったそうだけど、アンチェロッティにとっては「カカが戦術」。この試合でもピッチのどの場所にも顔を出して攻撃に絡んでは、試合を決定づける追加点のアシストもしたカカ。カカが一人で何役もしてくれるからミランは後ろにそんなに攻撃に秀でた選手を置かずとも勝てる。すなわち守備重視でも勝てる。カテナチオにはうってつけ。よくよく考えればミランが弱いわけはなかった。


リバポーで一人目立っていたのはペナント。別にドリブルが特段上手いというわけでも、クロスが群を抜いて正確というわけでもなく、ただ他に1対1でも果敢に勝負を仕掛けるアタッカーがいなかったから自分には目立って見えただけなんだけど、まあそれでもカウンターの時ペナントがボールを持つと何かが起こりそうな予感がした。クラウチがいなくてトップはカイトという中クロス上げてもあんまり効果はないんじゃないの?と思いきや、ちゃんとその対策も考えていてマークが薄くなるファーを狙ったり、エリア外でミドルを狙うジェラードやリーセにパスを捌くという作戦を使ってきたのも好感。しっかり功を奏していたけれど、点に結びつかなかったのはボールの受け手が良くなかったから。


主な受け手はジェラード。この試合の明暗を分けたのはこのジェラードの出来にあったといっていいかもしれない。ミランの中心選手であるカカは己を十分に表現できたのに対し、ジェラードは最後まで中途半端だった。その中途半端加減がモロに出たのが、後半パスミスをカットしてジダと1対1になった場面。シュートコースは安全に行き過ぎるあまり、メチャクチャ安易なコースを選び、ジダにあっさり読まれてしまった。が、自分が一番気に喰わなかったのはシュートを外した後の表情。「うわ、やってしまった・・・」という見るからにまずそうな表情をしていた。この時点で自分は「もうリバポーの負けはほぼ決まってたんだろうな」と感じた。キーパーとの1対1を外したときプロがすべき顔は弱気な顔じゃあない。「クソッタレ!次こそは絶対決めたるからな、このアホンダラが!」と無理をしてでも気を吐いて、闘志を見せつけること。これは敵に対してもファンに対しても。でもジェラードからはこの闘志が感じられなかった。負けを予感してしまっているかのような頼りない貧弱な表情。あれは勝者の顔じゃなかった。キャプテンがそんな顔してちゃぁダメ。


ピッポのハンドの場面。ピッポが勝利のためなら何でもするというある意味残忍な性格の持ち主だ、というのが一層ああいう試合後の反発を招いたのだろうけれど、あれはぶっちゃけ仕方なかったでしょ。そりゃピッポはわざとハンドしてゴール決めてもぬけぬけと喜ぶだろうけれど、あれをわざとというのはいささか無理がある。そのピッポは2点目も決めてもうノリノリ。ホントにこの男はいいトコ持ってくなぁ。ある意味ロナウドンよりタチが悪いかもしれない。ピッポの真の姿はカカのスルーに抜け出し、レイナの脇の下を冷静に突く決定力にあらず。その後敵の蹴ったボールが体に当たっておもいっくそわざとらしく倒れたあの姿だ。ああいう選手がヨーロッパの頂点に立てるのがフットボールの良いところでもあり悪いところでもあるのかもしれない。






とまあそんな具合で。八百長疑惑で有罪確定し勝ち点減点されたチームがヨーロッパの頂点に立った・・・とかそういうことを今さら言うのはやめとこう。カカは頂点に立つにふさわしい男だと思う。それだけで十分ということにしとこうか。そういやワールドカップではイタリアが優勝して、チャンピオンズではミランが優勝。どちらの大会も守備的なチームが有利な大会だった。ヤダなぁ、そんなの。来年のチャンピオンズ、そしてユーロ08は攻撃的なフットボールがいい目見る大会になってほしいなぁ。気張れよ、バトリスタ。

UEFAは一体何がしたい

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                       侮れないが、負けてばかりでもいられまい




少々ブログをサボってました。自分がブログを長期離脱する2大理由は「倦怠期」と「テレビゲーム」。
ハイ、そうです。今までずっとゲームやってました。基本的にゲームはたしなむ程度しかやらないんだけれど、年に一度か二度ほかの事は全部横に置いといて集中したいゲームが発売されたりする。要はそれです。それほどまでに期待していたゲーム。ある程度終わらせました。感想は「Good」なゲーム。うーん、「Great」ではなかったかなぁ、というカンジ。まあそれでもかなり楽しませてはもらいました。次はロスト・オデッセイに超期待。他にもロスト・プラネットとかデッドライジングとか360にはかなり面白そうなゲームが。これからが楽しみなハードだ。





さてさて、話をフットボールに戻して。


チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦の組み合わせが決まった。


ポルト(ポルトガル) − チェルシー(イングランド)
セルティック(スコットランド) − ミラン(イタリア)
PSV(オランダ) − アーセナル(イングランド)
リール(フランス) − マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
ローマ(イタリア) − リヨン(フランス)
バルセロナ(スペイン) − リバプール(イングランド)
レアル・マドリード(スペイン) − バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
インテル(イタリア) − バレンシア(スペイン)


バルサはリバポーと、ユナイテッドはリールとか。リールには悪いけどユナイテッドは一番いい相手と当たれたと言ってもいいだろう。これで文句を言ってちゃ罰が当たる。油断はしちゃいけないけど、油断さえしなければベスト8はほぼ間違いないだろう。一方バルサはまあまあの相手。弱くはないが決して勝てない相手というわけでもない。特に今季はプレミアで5敗もしてるし、ここ数年で一番チーム状況は悪いだろう。ただちゃっかりとグループリーグで1位通過しているところが不気味っちゃ不気味だ。負けないフットボールが得意な相手でもある。まあでもそこは昨季チェルスキーをも叩きのめし王者に輝いたバルサだ。リバポー相手に負けてちゃ話にならない。


中村のセルティックはミランとか。今季のミランが絶不調とはいえやっぱり強敵に当たったというべきなのかな。せめてミランの調子が上向きにならないことを祈っておいた方がいいかも。とはいえチャンピオンズでは毎年どこかダークホースが出てくるもの。セルティックがそうなる可能性だって十分ある。切り札はズバリ俊輔のフリーキックだ。ユナイテッドのファンとしてあのフリーキックに対峙してみてその本当の恐ろしさが身に染みて分かった。チャンピオンズでは失点すればするほど不利になるためどうしても守備的な展開になることが多い。だがたとえ数を敷いて自陣を守っていてもセットプレーだけは防ぎようがない。それがよく分かった。だからここは大番狂わせも普通に考えられる。


PSV対ガナーズは微妙だなぁ。ただ昨季からベンゲルはヨーロッパではパスフットボールを捨ててただ守りを固めるやり方を身につけ始めた。これを決Tでも出来れば強いだろう。ウォルコットというカウンターに強いスピードスターも手に入れたし、そのスピードスターが上げたクロスとドカンとぶちこむパワーファイター、バチスタも手に入れた。こういう武器を手にいれたベンゲルがヨーロッパの舞台で一体どのような「負けない」フットボールを披露するのか。ここが注目のしどころだろう。あとごく個人的なことを言わせてもらうとPSVでクライファートがどうなってるのか見てみたい。開幕前は「チャンピオンズ出場チームに移籍できる」と上機嫌だったクライファートだったが、案の定ろくな活躍も出来ずにベンチを暖める日々が続いている。ベンチでぶっきらぼうにしてる姿だけでもいいから見てみたいなぁ。


リヨン対ローマはやっぱりリヨン有利と見るべきか。リヨンは知らぬ間にカリューが覚醒していてとんでもないことになっているし、ジュニーニョのフリーキックは二度に一度はゴールに結びつきそうと思わせるほど凄まじい。ただこのチームはそれに頼りっぱなしで流れからはあまり取れないのが弱点なんだよなぁ。グループリーグ第5節でもニステルがPKを外したから良かったもののあれが決まっていればメレンゲスにも負けているところだった。しかもこのリヨンは昔のリヨンではない。エッシェンもいなければディアッラもいないのだ。そこを躍進すさまじいローマがどうつくか。アクィラーニにタッデイ等の若手の活躍も目覚しければ、この前試合を見たカンジではピサロがウディネ時代の輝きを取り戻している。デ・ロッシ、マンシーニは順調に成長したし、新加入のヴチニッチも面白い。トッティは紛れも無く世界で有数のファンタジスタだ。あとは小型飛行機が戻ってくればヨーロッパ最高の舞台でも十分に戦えるだろう。よく考えればここの対戦も非常に楽しみだ。


メレンゲ対バイエルンは復活しつつある王者と堕ちつつある王者といったところだろうか。メレンゲはカペッロ就任以降ここ3年間で一番調子がいいと言ってもいいだろう。セビージャ戦で負けるなどやっぱりまだ弱さは否めないが2年前ユーベを率い敵将としてメレンゲスと対峙した時に見せた、負けない戦い方はやっぱり上手い。ディアッラ、エメルソン、カンナ等守備の要がカペッロの戦術をしっかり体現できるかがポイント。対するバイエルンは国内リーグで既に4敗して4位と低迷中。1位との勝ち点差はたった3だが、それも1位のブレーメンふがいないからであってやはりチーム状況はよくない。試合を見てないからよく分からないもののやっぱりバラックの穴は大きかったか。新戦力のポドルスキーも上手く活かせてないし。勢いの差がつけばメレンゲス優位と言わざるを得ないかな。


インテル対バレンシアは読みづらい。ここ最近調子が悪いバレンシアだが、デポル戦では復活の兆しを見せたし2月までには不調の原因である故障者も多く帰ってくるだろう。こうなったときのバレンシアはやはり手ごわいとみる。ビジャのスピードは止めようと思って止められるもんでなし、個人的にはシルバ期待だ。そうは言っても対するインテルは負けちゃいけない、絶対に。ユーベがいなくなりミランも堕ちた今イタリアのセリエAを一手に背負うのはインテルなのだ。イタリアの誇りがかかっていると言ってもいい。ここで負けるとやはりインテルはインテルなか、ということになってしまう。そうなるとセリエでの競争力も低下するだろう。イブラ、ビエラ、グロッソ等補強がことごとく成功。国内のライバルもことごとく堕落。そうした今チャンスを活かせずに一体いつ活かすというのだ。負けてる場合じゃない。負けちゃいけないのだ。




さて。この組み合わせを見てふと思ったこと。


「やっぱりUEFAは裏で何かやってやがるな・・・」


これまでもチャンピオンズの組み合わせでは偶然とは思えない因縁の対決が数多く組まれてきた。そして今回もやはり組み合わせの裏にはなにやらくさーいものを感じざるを得ない。最たる例はチェルスキー対ポルトだろう。クソッタレチキンの今のチームと前のチームの組み合わせ。「ポルトはかつての恩師に成長した姿を見せることが出来るのか!?」といったところだろうか。やっすい筋書きである。これ以外にもバルサ対リバポーもそう。前回優勝チームと前々回優勝チームの戦い。これもまたわっかりやすい戦いだ。


このほかにも例えばユナイテッド対リールは昨季グループリーグで対決。実はユナイテッドが1分1敗しているというユナイテッド的には「リベンジに燃える」相手なわけだ。01−02シーズンにもユナイテッドはグループリーグで一緒になっていて1勝1分。しかもこの1勝はニステルの確か88分の劇的ゴールで苦しみながら勝利した試合だった。UEFAはここのところも前面に出してくるだろう。





ホント何のためにUEFAはこういうことするんだろうなぁ。別に厳しいグループリーグを勝ちあがってきたチームなんだから誰がどこと当たっても面白いゲームになるだろうに、わざわざいらないおせっかいをしてくる理由がよくわかんない。そりゃ「因縁の対決」は試合を伝える側は伝えやすいだろうし、試合自体も盛り上がることは盛り上がるけど、それが裏で意図的に汲まれたものならばぶっちゃけしらけ感は否めないし。まあでもグチグチ文句を言ってても仕方ないし、今回は比較的に与しやすい相手と戦わせてくれたUEFAに感謝しておこうか。

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                          相手を気遣うラーションがなんともw 







ということで。

今季絶好調のバルサ。
カンプ・ノウで見事ミランの攻撃を防ぎきり、晴れてチャンピオンズ決勝進出であります。
パチパチパチパチ〜。



とまあこう言っては見たものの。
うれしいことはうれしいんだけど、こうグワーッとうれしさがこみ上げてきているというわけではない。
なんていうんだろうか、試合前から絶対に負けないろうな、という確信めいたものがあったからだろうか。
ホントにバルサが負けるところがこれっぽっちも想像できないのだ。そして実際その通り負けない。
常勝っていう雰囲気が漂っているわけではない。それはバルサにまだ改善する点が残っているという意味だろう。
守備より攻撃に重きを置くバルサらしい面でもある。
まあ要するに何が言いたいかというと、今のバルサには全く負ける気配がないということだ。




決勝の相手はガナーズ。
まあ99%バルサが勝つだろう。
残りの1%はフットボールは何が起こるかわからないから、残しているだけで。
でもフットボールの世界にはその1%の可能性がままおこるから、
予測がつかなく、またそこがフットボールの醍醐味であるんだけれども。
でも別にバルサ有利は絶対に揺るがない。バルサにはぜひとも優勝してほしいもんだ。



バルサに優勝してほしい。
こう思う理由は自分がバルセロニスタだからとか、
自分がユナイテッドファンだからとか、そういう個人的な趣向からだけではない。
いちフットボールファンとしても、ガナーズではなくバルサには優勝してもらいたいのだ。

というのも、昨今のチャンピオンズは誤解を恐れずに言うならば、
ビッグイヤーにふさわしくないチームがそれを獲得しているような気がしてならないからだ。
前回大会のリバポーもそうだ。チャンピオンズでは見事優勝したけれども、プレミアでは5位。
チェルスキーを倒した試合など凄いことは凄かったが、
でも果たして04−05シーズンのヨーロッパ最強のチームはリバポーだったかというと、
そうだ、と答える人はせいぜい生粋のリバポーファンぐらいだろう。
もっとふさわしい活躍をしたチームは他にもあった。
それが1チームや2チームだったならともかく、プレミア5位という成績が示しているように、
イングランド国内だけでも、そういうチームが4チームもあったのだから、これは問題だ。

別にこの大会だけではない。その前の大会だってそうだ。
決勝の組み合わせがポルト対モナコ、とこのカードを見ただけでも、
欧州最強のチームを決めるにふさわしい対決か、と聞かれるとウーンとなってしまう。

今大会だってそうだ。準決勝のガナーズとビジャレアル戦。
最後に待っていたドラマはともかく、全体的にはとてもチャンピオンズの準決勝とは思えない内容だった。



でも自分はこのことで、別にCLの質が下がってしまっただの、
タイトルの意味があまりなくなってしまっただの、そういう盲目的な主張をしようとしているのではない。

ただチャンピオンズにこういう風潮が広がる中で、
今回ぐらいはプレミアで既に11敗もしてしまっているガナーズよりも、
今季通して結果、内容ともに欧州最強の名にふさわしい活躍をしたバルサに戴冠してほしい、
とまあ、要するにこういうわけなのだ。



決戦は5月17日、水曜日。
普段どおり戦えばバルサ勝利は堅い。
ってかなんなら4−0か5−0で勝ってしまうんじゃないかとも思ってる。
あとはフットボールの神様がいらぬいたずらをしてしまわないか、とただそれだけが心配だ。

皮肉なもんだ

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                      この顔見ればやっぱ路線変更でもヨシなのかなぁ 







ガナーズといえば、ヨーロッパの舞台で弱いというのが一般の認識で。
シーズン無敗優勝したときも、ろくな結果を残せずチャンピオンズでは負け続けてきたのに、
ベンゲル就任以降プレミアでは最悪の結果を残してる今季は決勝進出とは。
しかも10試合連続無失点という大会記録も生み出している。

別にこれはたまたまというわけではなかろう。
今季のチャンピオンズでのガナーズは今までと明らかにスタンスを変えているから。
これまではパスフットボールを信条に、あくまで華麗で美しいフットボールを貫いてきたベンゲル。
それがフットボールファンの心を捕らえ、ガナーズが好きというファンがかなり増えてきた今日この頃。

だがしかし今季はビエラの放出などで自分の思い描くフットボールをすることが出来なくなり、
ことノックアウト方式のチャンピオンズ決勝トーナメントの舞台ではこれまでのパスフットボールを否定し、
時には10人で引いて守る勝ちにこだわるフットボールへと路線変更。
これが功を奏し、メレンゲス戦でもユーべ戦でもビジャレアル戦でも無失点という好成績を残し、
チャンピオンズ決勝進出を成し遂げたというわけだ。




これからガナーズはどうなるんだろうか。
戦力が充実してくる来季はまた従来のパスフットボールへと回帰するのか。
それともこの結果に味をしめたベンゲルがこれ以降も勝ちにこだわる現実的フットボールを続けていくのか。

ベンゲルの美しいフットボールに魅了されてガナーズファンになった人たちは、やっぱり嫌だろう。
でも現実的なフットボールの方が勝利をモノに出来るというのも事実なわけだ。
実際ユナイテッドファンからすれば、そういうチームに変化するガナーズの方が怖い。
だけどやっぱりフットボールファンという目線で話をすれば、
今までのベンゲルの綺麗なフットボールをこれからも続けてほしいという気持ちもあるわけだ。



来季からガナーズはユニフォームも元に戻り、スタジアムもハイバリーからエミレーツへと移り、
そしてパスフットボールかリアリズムフットボールかの選択も迫られ、大きな転換点になるだろう。

まあユナイテッドとすればどっちゃでもいいんですけどね。結局勝つのはユナイテッドだから。

縦はないわぁ

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                              「最強」のファンタジスタ







「縦はないわぁ」



これはロナウジーニョのスーパーアシストからジュリーがゴールを決めて、
夜中だというのに大声を出して喜びまくった後に、ふいに口を突いた一言。

なんなんだろうね。もうホントなんなんだろうね。
わかんないよね。もうホントワケわかんないよね。

なんであそこで縦という選択肢が浮かぶんだろうか。
一体誰があんなとこへのパスを予測することが出来るんだろうか。
この世の誰もが想像してない、ロナウジーニョにしか見えてなかった、たった一つのパスコース。
みなの想像の斜め前を行く。そうだ、これこそがファンタジー。
ファンタジーの意義を再認識し、なおかつそのファンタジーにライブで立ち会えたことへの感謝。
もうこれに尽きます、今日は。




さてさて、試合内容に戻ると。
今日は何章にも分かれたドラマを見せてもらったってカンジだ。
流れがハッキリしていた。これほどまでに流れがハッキリしている試合は珍しい。



第一章は立ち上がりミランがホームの利を存分に活かし、バルサディフェンスに攻撃を畳み掛ける場面。

ぶっちゃけあの時間帯はもうヒヤヒヤもんだった。あれ、ミランこんなに強かったっけ?って。
正直リヨン戦でのパッとしないミランのイメージしかなかったから。
ところがどっこい、いざ試合が始まるともう前からプレスしまくるのなんのって。
なんかもう鬼気迫ってて画面越しからも、ミランの気合をガンガン感じる。
その勢いに圧されてか、バルサも自らのペースを作れず、受身の展開が続く。
だがミランもミランで攻めるには攻めるが、最後の最後で決定力がなかったり、運に見放されたり。
そうこうしている間にジラルディーノの反転からの絶妙なシュートがバーに嫌われ、
セードルフからの絶妙のクロスに合わせたシェバのシュートもバルデスが封じ、
流れが次第にバルサへと傾いていく。ここまでが第一章。



第二章はミランが早くもバテ始め、徐々にバルサがペースを握り始める場面。

後半までは続くかなぁと思ってたミランのプレスが前半半分過ぎた時点から早くも緩み始める。
スペースとゆとりが出来た中盤をロナウジーニョとイニエスタが黙って見過ごすはずがなかった。
ロナウジーニョを中心にバルサらしいパス回しが復活。デコの穴も予想通りイニエスタが綺麗に埋める。
だけどバルサもバルサで少し緊張しているようで。いつもはもっとゆっくりプレーするところを、
焦りからか、いつもよりワンテンポ早い段階でフィニッシュを狙おうとしてしまう。
もう少し切り込めるのにちょっと無理なとこからシュート撃っちゃったり、
フリーの選手がいるのに気づかず、入りそうもないシュート撃っちゃったり。
そんな展開でゴールが生まれるはずもなく。0−0のまま前半が終わり、第二章も終わり。



第三章はバルサとミランがお互いにせめぎ合う場面。

前半の終わりごろは攻められっぱなしだったミランも、ハーフタイムにちゃんと修正。
両者譲らずチャンスを作り出す中、最初のゴールを奪ったのはバルサだった。
詳しくは冒頭で書いたので割愛。バルサが貴重なアウェーゴールを奪った。
この展開のまま試合は進むが、少しもペースを緩めないバルサの一方で、
ミランはアンチェロッティの不可解な采配で、徐々にグダグダになっていって第三章終わり。

ってかアウェーゴールを奪われてからの采配が全部守備的ってどういうことよ。
八塚さんがピルロの調子が最近良くないって言ってたから、まあピルロを下げるのは理解できるとして、
なぜ代わりに入るのがマルディーニなのか、調子が良かったスタムを変えてカフーを入れる意味はなんなのか。
まあ要するに二点目のアウェーゴールを奪われたら終わりだからこれ以上点を入れられたくなかった、
っていうことなんだろうけども、でもそれはミランのようなビッグクラブがするような采配じゃないだろ。




最終章はまたしてもバルサが支配し始めるが、ミランもその隙をついてはカウンターを仕掛ける場面。

積極的に二点目を奪いにいくバルサ。だがいしかしそんなときはどうしても後ろにスペースが出来てしまう。
相手は試合巧者のミラン。そんな隙を見逃すはずもない。カカを中心としたキレのあるカウンターをみせるが、
ここで鍵となったのが、前の記事でも書いたチャンピオンズ独特のプレッシャーだ。

このカウンターでミランは幾度もチャンスを生み出すのだが、あと一歩のところでタイミングがずれる。
パスが大きくなったり、シュートを上手くミート出来なくなったり。
極めつけはあのアンブロジーニのシュートだ。練習ではあんなシュート外しっこないのに。
普段ならなんてことなく普通にこなせるプレーも、
チャンピオンズリーグという大舞台ではミスしてしまうということはままある。

理由は簡単。
サンシーロにかけつけた数万人にも及ぶミラニスタ。テレビで観戦してる数百万人のミラニスタ。
会長、副会長、その他のフロント、監督、スタッフ、チームのみんな、全員がミランの勝利を望んでいる。
その勝利へ近づくための絶好のチャンス。外すわけにはいかない。そんなプレッシャー。
そりゃ平常心で蹴ることなんて出来はしない。アンブロジーニのシュートは無常にもポストの横を通っていった。

試合ラスト、バテ気味のバルサ守備陣にカカが果敢に勝負を挑み、股抜きなどでチャンスを作るも、
やはりこのプレッシャーに勝つことは出来ず、フィニッシュでミスをしてしまう。
そんなこんなで試合終了。チャンピオンズの舞台にふさわしい激戦はバルサの勝利に終わった。




バルサはアウェーでのホント貴重な勝利。
ミランはホームで落としたくはない試合を落としてしまった。
だがまだまだ勝負の行方は分からない。
セカンドレグ如何で1−0なんてスコアどうとでもなってしまう。
セカンドレグホームで戦えるバルサが有利という見方があるか全然そんなことはない。
残り90分間で自分たちに有利なアウェーゴールを狙い続けれるという意味で、
ミランの方が有利と思ってるぐらいだ。

ただバルサはミランを0点に抑えれたことが大きい。
スコア的にはバルサは勝つか引き分けさえすれば自動的に勝利は決まるからだ。
バルサ的にはものすごい分かりやすい縮図。ようは負けなければいいわけだ。

では今のバルサがミランに負けることがあり得るのかというと、ほぼない。
ほぼ、とつけたのはフットボールは何が起こるか分からないからであって。
チェルスキーにも負けなかった。プレッシャーにさらされ続けたベンフィカ戦でも負けなかった。
一方ミランはそのプレッシャーに負けて、バルサにも負けている。
次戦はデコも帰ってくるし。ラーションも戻ってくれば、マルケスも勘を取り戻す。
一体どこにバルサが負ける要素があるというのだろう。

決勝の相手はガナーズがイエローサブマリンだし。
マジもうヨーロッパはもらっちゃったな。
今から東京へ行くための資金を貯めておこう。

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