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注)このブログをあまりご覧にならないみなさんへ 当ブログでは元チェルスキー監督を都合上クソ吉と呼称しています。 クソ吉が辞めた。とうとう辞めた。嬉しい。素直に嬉しい。ずっとずっとプレミアの世界から去ってほしいと願っていたから。ただ不思議だったのは、飛び上がるほど嬉しいとは感じなかったこと。あれほどまでにクソ吉の退場を望んでいたのに。それはクソ吉がプレミアから去るのは当然の報いだと感じていたからかもしれない。 自分はクソ吉が大嫌いだった。そして自分はクソ吉を大嫌いになったきっかけをよく覚えている。チェルスキーに就任した当初からいけ好かないヤツだとは思っていた。就任早々御大とベンゲルに「私に舌戦をもちかけないでくれ。私からあなたたちにもちかけることはないから」とワケの分からないことを発したときから感じていた。だが当時は不快感だった。その不快が憎悪へと変わる事件。04−05シーズンチャンピオンズリーグ決勝トーナメントFCバルセロナvsチェルスキー、1stレグ。 試合前から自分の怒りを爆発させる燃料はまかれていた。試合の数日前チェルスキーはFAカップでニューカッスルに負けていたと思う。そしてCLの試合前のインタビューでクソ吉は「私はこれまで2連敗を喫したことがない」と胸を張っていた。 次にクソ吉は「マスコミがスタメンをうるさく聞いてくるのが面倒だ」といい異例に試合前にスタメンを発表した。 だが実際にピッチに出てきたメンバーを見て驚く。予告したスタメンとは違っていたから。クソ吉はウソをついたのだ。戦術もアウェー用にドログバだけを前線に残し10人で自陣に引くチキン戦法。そりゃこんなフットボールと呼んでいいかも分からない作戦用いてりゃ2連敗も糞もない。 ウソをつかれたこと。大口叩いておきながらチキン戦法に打って出たこと。自分はブチンと切れた。だがこれはまだ小火に過ぎなかった。 試合中ドログバが2枚目のイエローをもらい退場する。その後バルサが攻勢を仕掛けマキシ(だから自分はマキシを絶対に忘れない)とエトーがゴールを奪い、2−1で勝利した。クソ吉初の2連敗だ。その夜は気持ちよく眠った。だが起きると事態は一変していた。 ライカールトに審判買収疑惑がかけられていた。 最初はどういうことか分からなかったが、ニュースを調べていくと事情が明らかになってくる。クソ吉がハーフタイムにライカールトと審判がロッカールーム前でなにかを話していたと証言したのだ。そしてドログバのレッドカードはその時に交わされた密約の結果である、と。 自分はすぐに分かった。クソ吉がウソをついていると。負けると審判に責任をなすりつける性格は既に知れ渡っていたし、試合前に公然とウソをついた実績がこの男にはある。 そしてクソ吉はまたウソをついたのだ。敗北が認められなかったから。チキン戦法が敗れたと認めたくなかったから。だからウソをついたのだ。審判の誤審だと主張するだけでは自分から矛先を逸らすには足りないかもしれないと、今度は敵将にも疑いがかかるやり方で。この結論に達したとき脳内の血管が500〜600本ほどブチ切れる音を聞いた記憶がある。 自分の考えが正しかった、と後でUEFAが証明した。証明などせずとも悪者がどちらかかはUEFAは分かっていただろう。誰も彼もがクソ吉の妄言に踊らされるバカではない。この事件は二次災害も生み出した。審判を務めたフリスク氏とその家族が自称チェルスキーサポータに脅迫された。フリスク氏は審判を辞めた。 驚いたのはこのクソ吉の行為を好意的に受け止める評論家が少なくなかったことだ。「クソ吉はこういう他の誰もが試みない方法でフットボールに刺激を与えている」だとか「クソ吉はフットボール界を盛り上げるために好んで悪者になっている」だとか。 この事件はそういう類のものではない。断じてない。これは罪だ。罰を与えられるべき罪だ。罪もないのに、一人の監督および一つのチームが審判買収の疑いをかけられ、一人の審判とその家族が見えない敵に脅え、職を辞したのである。発端は一つのウソ。一人の男が己の敗北を背負いきれぬほど弱かったがためについたウソ。そのウソで罪もない多くの人が傷ついた。 この単純な構造さえ理解できなかった評論家がいた(中にはこのウソを評価した者さえいた)ことには本当に驚いた。クソ吉がそういう方向へと誘導していたからでもある。このクソ吉の人心掌握の手腕については自分も認めるところだ。だがみながみなクソ吉の思うがままに動くと思ったら大間違いだ。 余談ではあるが、この事件で唯一クソ吉から離れ単独行動したドログバの気持ちを自分は忘れない。クソ吉をはじめその手下であるランパードやテリーは頑なにこの件を無視し続けた。指令が出ていたのだろう。しかしドログバはその指令を無視し、フリスク氏に謝罪をした。私のファールが原因で(例えそれが遠因であったとしても)、そのことをきっかけに審判を辞することになったのであれば、謝罪をしたいと。もう自分の目には犯罪者集団にしか映らないチェルスキーにも心はあるのだな、と教えてくれた。 もちろんこの件についてクソ吉は謝罪をすることはなかった。時間が経てば人々の記憶から忘れられていくと分かっていたのだろう。しかしみなが忘れるわけではない。自分はこの一件以来クソ吉の顔を見ると吐き気を催すようになった。この吐き気が自分からこの事件の記憶を消させない。 これが自分がクソ吉を大嫌いな理由だ。辞めてほしかった理由だ。フットボール界にいるべき人間ではないと考える理由だ。せめて謝罪をするべきだ。せめて。謝罪でクソ吉の罪が洗い流されるとは毛頭思わない。しかしこれほどの罪を犯したならば、謝罪をするぐらいの常識がありますよ、とでも示してもらわなければ、自分は自分の大好きなフットボール界にクソ吉をいう男が存在することを許せそうもない。 そのクソ吉が辞めた。理由は明らかにされてはいない。が、その理由をメディアに求めてもしかたがない。これから辞めるに至った原因が次々とメディアを通して明らかになるだろう。しかしそれはあくまで「メディア向け」の理由だ。「アブラモビッチがクソ吉に十分な選手を与えなかった」とか「市場に資金が注入されなかったのはイリーナ氏の慰謝料のせいだ」とか「アブラモビッチが攻撃的なフットボールを求めた」とか一見合理的な理由だ。しかしクソ吉の性格とここ最近のチェルスキーを鑑みればクソ吉が辞めた理由はメディアを頼らずとも手に取るように分かる。クソ吉は逃げたのだ。 これまでクソ吉は「常勝」というレッテルの下で生きてきた。2シーズン前までは確かにそうだった。不思議なぐらいに勝てていた。しかしフットボールを長年見ていると「常勝」というレッテルなどまやかしだと簡単に理解できる。そんなレッテルは驚くほど簡単にはがれると理解できる。でもクソ吉はその事実を受け入れるほどの懐なぞ持ち合わせていなかった。自分は特別な存在であると、自分は常に勝ち続けられる監督であるという前提の下に生きてきた。だからこそクソ吉はあれだけ偉そうに威張ることが出来たし、メディアもそんなクソ吉の作り出す偶像を誇張してきた。クソ吉の身体にそぐわず、その影だけが膨張していく。 しかし案の定ほころびが目立ち始めた。昨季はプレミアでは御大に、チャンピオンズでは再びベニテスに惨敗した。「勝ってこそのクソ吉」のレッテルがはがれていく。 自分の方にだけ向いていたはずのスポットライトも違った方に逸れていく。王者のユナイテッド。60億円というアブラモビッチ顔負けの資金力でトーレスを獲得したリバポー。アンリが抜けて逆に強力になったガナーズ。タクシンの資金力とエリクソンの手腕で順調に勝利を重ねるシティ。 当のチェルスキーは序盤こそ好調なものの、リバポーには誤審でなんとか引き分け、その後ポンペイには勝つもののヴィラには敗戦、ローヴァーズには引き分け、そしてローゼンボリという圧勝してしかるべき相手に引き分けたことで事態は著しく悪化した。 自分に集中してきたスポットライトが他所を向き始め、影が小さくなっていく。自分の方を向いているスポットライトも「クソ吉の影って本当にこんな大きさだろうか?」と疑い始めた。 その影の大きさでみなをひきつけてきたクソ吉だけに、自分の本当の大きさが露になればどうなるかは自身が一番理解出来ていただろう。だから本当の大きさを知られる前に、逃げた。 この逃亡計画は少なくともローヴァーズに引き分けたときにはかなり具体的に考えはじめていただろう。それまではアブラモビッチの倹約方針を支持していたクソ吉が、この引き分けの後急に態度を翻しアブラモビッチ批判に転じた。クソ吉お得意の責任転嫁。こうしておけば辞めた時にアブラモビッチが金を出し渋ったために自分は失敗したのだと印象付けることが出来る。 今後もあらゆる手を使い、クソ吉は辞めた理由はアブラモビッチの方にあったと世論を誘導するだろう。真実を覆い隠すために。その手腕の凄さはこれまで証明されてきたとおりだ(クソ吉が詐欺師になればきっと成功していたに違いない)。しかしクソ吉に発言に踊らされていけない。発言でものを判断してはいけない。その発言がなされた環境で判断すべし。 ただチェルスキーを去ってもすぐに復帰してくるのだろうと思うと心は憂鬱。今監督交代が叫ばれているのはスパーズであったり、アトレティコであったり自分の好きなリーグばかりだ。インテルにもなにかしら暗雲が立ち込めている印象も受ける。クソ吉という絶好の獲物が放たれた今あの絶世の浮気もののモラッティが恩人であるマンチョを軽々しく手放す可能性もあり得るだろう。 まあ何はともあれチェルスキーからクソ吉がいなくなった。これは朗報以外の何物でもない。後任はファンデ・ラモスが有力と言われているようだが、普通に考えればヒディングだろう。が、どちらにせよ攻撃的信念を持っている監督だ。彼らならばきっと自分はチェルスキーとも仲良くやっていけそうな気がする。チェルスキー戦も洗面気を持たずに観戦できる。プレミアハイライトを見るとき早送りをせずに済む。願わくばクソ吉がプレミアにもリーガ・エスパニョーラにも寄り付いてくれませんよう。代表監督でもやっといて。
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FA Premiership
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詳しくは西岡さんのホームページhttp://www.footmedia.jp/nishioka/ |
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狡猾。だけど・・・ |
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ユナイテッドが二連覇を狙うプレミアリーグが8月11日開幕する。あと1週間とちょっとだ。しかし。まだスカパーはプレミアリーグの放映権獲得を発表できていない。開幕は近いのに放送局が決まらないこの不安。自分は覚えがある。以前同じような気持ちを味わった。リーガ・エスパニョーラの放映権問題だ。 |
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文句なしプレミア最強プレーヤー |


