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ストーリーにそんなに大きな起伏はないけれど、何だかじんわりと心が熱くなるような作品だった。 青春時代というのは、いつの世代にも懐かしいものだ。 確たる道も見えず、ただがむしゃらに生きている時代。 放恣であったり、放縦であったり(似たようなことか)、だが一途に何かを思っている時代だった。 友人との関わりだってそうだ。 就職してからの友人は、呼び捨てできるほどの間柄はほとんどいない。 だが、学生時代の友人は、いつだって懐かしい。 本作は、新大久保駅で起きた乗客転落事故で亡くなったカメラマンをモデルにしている、ということだ。 横道さんだったけかなと思って調べてみたら、関根さんだった。 この方の人生をモデルにしたかどうかまではわからないが、一緒に亡くなった韓国人留学生の扱いと大きく差をつけられているのは、残念なことだ。 ただ、韓国人留学生のせいではないことは確かだが。 政治家だって、留学生の葬儀には顔を出し、日本人の葬儀には目もくれないというのじゃ、いったい何なんだと思う。 それはさておき、どんな平凡な人にも、人生はある。 けして忘れてほしくない人生が。 |
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