ドクターヘリパイロット(元)奮闘記

老いぼれドクターヘリパイロット(元)の繰り言

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 昨日午後3時ころ、テレビを見ていたらヘリが墜落したと言う第一報の後、東邦航空の332でしかも墜落炎上しているというような、ショッキングな情報が出ました。

 結果的に搭乗の4名とも亡くなる大事故で、しかも空輸中の事故と言うことで、去年のイギリスでの事故の再現が頭をよぎりました。

 つい最近ユーロコプターから長期間の運航制限が解かれたばかりですので、やはり根本的な解決は出来ていなかったようです。

 それより何よりも亡くなった機長の北川君は、八尾空港で会社は違うものの、15年ほど前から、ある団体の支部長を私がしていて、彼は会社代表で支部委員を勤めてくれていた、極親しい仲間でした。

 八尾空港には多くのパイロットや整備士その他の職種の人たちが数百人程度、各会社に分かれて勤務していますが、地元出身者は極少なくてほとんどは全国から集まっています。

 そんな中でパイロットで地元出身はもっと少なくて、しかも332に乗っているのはさらに少なくて、八尾高校出身者は北川君を含めて2名、私が隣の山本高校、もう一人は野球で有名な浪速商業出身者が1名でした。

 もう一名の八尾高出身者は先月66歳で無事退職しましたが、あとの1名は7年前屋久島で殉職、そして今回北川君が不運にも帰らぬ人となってしまいました。

 八尾空港が重量制限のため332は八尾空港を基地とすることが出来ず、西日本の多くの物輸市場を対象に一大運航基地とすることが出来れば、332のパイロットや整備士も八尾空港を拠点として活躍できるのですが、それがかなわず、東京へ出張して332に乗務すると言う変則的な勤務を長くやらざるを得ませんでした。

 私が引退5年前から神戸拠点の会社に移ってドクターヘリを飛ばすようになり、八尾空港の関係者とは疎遠になっていましたので、その後の北川君とはほとんど、交流が無かったのですがニュースで悲報を知るとは大変残念な思いです。

 子供のころから八尾空港のそばで育ち、ヘリパイロットになって332まで飛ばすようなって、いよいよパイロット人生も終盤となって無事卒業して、少しは家族とゆっくりと過ごせるような時がすぐ前にあったのに、どれほど無念であったかと思えば言葉もありません。

 事故の推定原因は明日の記事で取り上げます。

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やはりお知り合いの方だったのですね。
本当に残念と言うしかありません。亡くなられた4人の方々のご冥福をお祈りしています。
最近、ヘリの事故が本当に多くて、将来ヘリパイになりたがっている息子には「ヘリもカッコイイけど、エアラインのパイロットもいいんじゃない?」なんて印象操作をしていますが、やっぱり本人はヘリが好きなようです。
行政の問題やドローンの登場など、パイロット個人の努力ではどうしようもない部分もありますし、今後ヘリコプターを取り巻く状況がどうなっていくのか、注意深く見ていきたいと思います。

2017/11/9(木) 午後 0:47 [ bok*tam** ] 返信する

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