ドクターヘリパイロット(元)奮闘記

老いぼれドクターヘリパイロット(元)の繰り言

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 岐阜県のドクターヘリが3000回の無事故出動を記録し記念式典を行ったと言うニュースが入っています。

 通常、航空機の無事故記録は飛行時間何時間と言う捉え方が普通なのですが、防災ヘリやドクターヘリなどは、一飛行時間というより、一回の出動の成否が重要であることと、飛行のリスクが一飛行時間当たりというよりも一回一回の飛行回数が物を言う面があるので、何千回無事故と言う捕らえ方をする気持ちが良くわかります。

 最近は50機ほどのドクターヘリが飛んでいて、それぞれが年間500回程度も飛ぶようになっていますので、年間にすると総計25000回程度も飛んでいますので、この状態で無事故を維持する事は大変、困難なほど、回数が多くなっています。

 防災ヘリは約50機が年間300時間程度飛行していて、5,6年に一度の大事故の実績がありますので、ほぼ5万時間程度に一回の事故が起きた計算になりますので、同程度の事故確率をドクターヘリに当てはめると、やはり5年に一回の事故になります。

 そして、15年の実績で平均すると30機程度が飛行しているうち、1機が大事故を起こしましたので、やはり平均に近い事故実績となるようです。

 運航の形態から言うと、ドクターヘリはホイストや急峻な山岳地が少ないだけに、防災ヘリに比較して、かなり安全な領域で運航しているため、事故が起きやすい場面はほぼ離着陸に集中するため、死亡事故まではならないでしょう。

 ただし、離着陸の事故の内、死亡事故になりにくいのは地上へリポートのみで、もし万一屋上へリポートで一旦事故が起きると、軽微なハードランデイング程度でもヘリが屋上から転落すると、死亡事故に直結しますので相当慎重な運航が必要でしょう。

 現在までドクターヘリは、一回の着陸事故を除いて、比較的無事故運航が継続していて、今回の岐阜ドクターヘリのような無事故事例が続くことを多い期待したいものです。

 もちろん3000回の無事故飛行の中には、事故に到らないまでも不安全であったり、あるいは間一髪のきわどい事例もあったはずで、それに対して十分な安全対策を取ったり、安全意識を高めながらの今日の無事故を獲得した事が想像されます。

 3000回を節目に更なる安全運航を図り、是非とも6000回1万回を無事故で迎えてほしいものです。 

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