ドクターヘリパイロット(元)奮闘記

老いぼれドクターヘリパイロット(元)の繰り言

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 長崎県の離島を中心に小型旅客機を運航するオリエンタルエアーブリッジが整備不良で航空局から業務改善勧告を受けたとニュースが入っています。

 お隣の熊本県を中心に運航する天草エアーラインはパイロット不足で間引き運航をしたことが最近ニュースになっていましたし、沖縄での小型旅客機を飛ばす第一航空も事故後の再出発が出来ず、地元自治体との裁判沙汰になっています。

 つまり全く採算の合わない、地元貢献の離島定期便の運航はすべて何らかの無理が生じてきて、定期運航どころか安全性に相当な支障があるような様子です。

 採算性が保証されれば、このような運航、整備、営業管理面それぞれの不安全が解消されるかどうかは、かなり疑問で監督行政の航空局がしっかりとフォローするべきであると思います。

 事故を起こした防災へりは県が運航していますので、採算面や経済的に不利な面があるわけではなく、予算処遇などは安定的に運営して行けるのに、人員の訓練や技術的未熟などの管理面での失敗が事故につながっています。

 まして企業体や組織が経済的に成り立ちにくいほどの収益性では、航空機のまともな整備やパイロットの就業管理や技術管理が行えない可能性が高く、今回のようなことが起こるでしょう。

 つまり発電機の取り付け部からのオイル漏れを修正する時間的余裕、技術、交換部品の保有などが適正に行われることなく運航を続けるということが何が原因かを正しく判定して行政指導するべきでしょう。

 航空行政は表面的なミスや怠慢を指摘するだけでなく、資金、組織、技術者員数と資格経験、管理体制など企業や組織としての妥当性を見抜いて、全体的な運営状況を指導改善指摘し、運航会社の再編成や統合再編などにも気を配るべきでしょう。

 会社の組織、人員、経営、などすべての面で、今回のような業務改善勧告に対する正常な修正能力があるのかどうかも大いに見守る必要があります。

 ただ単に事業認可の条件を満たすだけで、運航許可するだけでなく、事業運営は定期耐空検査や立入り検査、年末年始検査など機会を逃すことなくフォローするべきでしょう。

 墜落して犠牲者が出てから、事故調査するようでは手遅れと言うものでしょう。
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 世界最大の航空機メーカーボーイングが空飛ぶタクシーを開発しているキティホークと言う得体が知れない会社と提携したというニュースが入っています。

  会社名のキティホークと言えば歴史上はじめて動力飛行機をライト兄弟が飛ばした街の名でそれを記念して米海軍の空母にも名が取られていますので、空飛ぶタクシーを歴史上はじめて飛ばすという意気込みと開発中の機体を見て巨大企業ボーイングがお小遣いを与えて先物買いをしたということでしょうか。

 人が乗るドローン、空飛ぶタクシーの開発は世界では雨後の筍のようにあっちでもこっちでも行われているようで、少しホバリングしただけでもニュースになって今にも実用化されるような報道が多いようです。

 中国産のドローンを少しスケールアップするだけで、一人くらいは乗れそうですので、日本でもちょっとした工業高校くらいでも作れそうですが、命をを惜しむ平和国家日本ではほとんど研究しているというニュースが出ないのが残念です。

 4基以上のローター、電動化、コンピューターとGPSによる自動化、垂直離着陸、がほぼ共通コンセプトのようですが、今の世界共通の航空安全性をどの程度クリアーできるかが決め手となりそうです。

 実用化することはほぼ確実と思いますが、いつ頃第一号が実用認可されるか予想することがが難しいところですが、ある程度の見通しが着いた時にはすでに大手航空機製造メーカー、大手自動車メーカー、電気メーカー、コンピューターメーカーなど他業種、多業種が参入し、し烈な開発競争となることでしょう。

 となるとやはり世界に比較すると日本の企業の動きが鈍いようですが、出遅れて開発競争に負けるか、それともゴールが見えてきた時に参入し、得意の高品質管理で逆転の狙うか、あるいは規制がんじがらめではじめからあきらめるのかどうなることでしょう。
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 自衛隊をやめる優秀なパイロットが多くて困っていると言うニュースの記事を取り上げましたところた興味ある書き込みをいただいたので2回目として取り上げます。

 目的意識を持った優秀なパイロットはやめないというのが私の意見です。

 自衛隊や自衛隊パイロットと言う職業が社会的評価が高く、組織運営がまともになされていれば、やめて民間へ流出するものは、過去の私を含めていわゆる「屑」の部類が多いということになります。

 大昔のように自衛隊員が税金泥棒とか殺人鬼と呼ばれていたり、定期便パイロットが日本のパイロット集団の中で一番優秀だなどと言うような評価を得ていた時代ならとにかく、かなりの経済的な処遇を受けて、社会的にも技術的にも高い評価を受けているパイロット集団の中で、金のためとか理由を選んで民間へ流出する者たちは、技量人格統率力すべてにおいてその集団の中では中程度以下の評価しか受けていないでしょう。

 つまりそのような者たちは飛行隊の中枢で活躍することもなく、後輩若手に抜かれて存在価値は低く、誰かがすぐにでも取って変わる程度で、そのまま年を取るなら早くやめた方が良いでしょう。

 もちろん高い技術集団のなかで中程度以下でも学科試験さえクリアーできれば十分機長として通用しますから、転出したら優秀なパイロットと評価されるのでしょう。

 戦闘機パイロットの中で一番優秀なものは12ある飛行隊の隊長となる人格技量統率力抜群のパイロットでしょうし、それに次ぐ優秀なパイロットは40台を過ぎて隊長になれなくてもヘリや輸送機に転出し定年まで飛ぶことでしょう。

 その次のレベルは教官に転出したり、運の悪いものは地上職に転換させられ、嫌気がさし、民間のATRの学科試験に合格する自信があるなら民間へ出ることも考えるでしょう。

 私たち航空学生の先輩で若くして民間へ出て、JALの子会社の小型機の会社で社長をしながら機長として飛んでいた方が言っておられたことに驚いたことがありました。

 F86の訓練を終えて希望に燃えて、実戦部隊へ入って驚いたことに、部隊には訓練弾ばかりで実弾がほとんどなかったそうです。

 国を守ることに燃えて技量を磨いてと思っていたところ、愕然としたと言っておられましたが、空自に対する当時の政治的社会的な評価はその程度だったというところでしょう。

 この方は大変優秀なパイロットで意識も高いからこそ退職し、民間へ流れたということでしょう。

 今は当時からは社会的な状況も一変し、優秀なパイロットが金が目的で民間へ転出することなどありえず、そんな屑は早くやめた方がお互いのためでしょう。

 似たような話ですが、ドクターヘリのパイロットの経験飛行時間の最小値が2000時間から1000時間へ緩和された件はもともと運航会社幹部営業がドクターヘリになるパイロットを高く評価していて2000時間と決めたわけではなく、ただ単に弱小会社が参入しにくくしただけで、ヘリパイロットを高く評価していたわけではないと白状しています。

 会社や行政がヘリパイロットにこのような評価をし、そうなるともちろん給与は下がる方向ですから、ドクターヘリのパイロットになる集団のレベル評価はもちろん下がることでしょう。

 空自の戦闘機パイロットはF15からF35へと進み、評価はさらに上がることでしょうから、当然やめていくのは屑ばかりで使い物にならない程度でしょうから早くやめさして若手を育てることでしょう。

昨日は半夏生、、、、

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  昨日は雑節のひとつ 半夏生で夏至から11日目 季節の変わり目、一年の半分の日に当たり、年も後半に入ります。

 夜間飛行をほとんどしないドクターヘリなどの民間のへりにとっては飛行可能な時間が半夏生あたりからどんどん短くなり始め、9月20日ころの秋分の日あたりには昼夜の時間が同じになります。

 また半夏生あたりの季節では梅雨末期の集中豪雨の時期で今年はこの時期に九州地方で集中豪雨の被害が出始めています。

 今年の梅雨は西日本で大変遅く入梅し、空梅雨でいきなり集中豪雨になって開けるのでしょうか。

 梅雨明けに従ってドクターヘリの稼働が一番集中する7月8月を迎えると同時にヘリ事故の集中する時期となります。

 また航空事故全般を見ても夏は事故が多い時期で、御巣鷹山、雫石、函館ばんだい号を大事故が起きています。

 最近はネットの普及で航空事故に至らない程度の小さなトラブルでも報道され、毎日のように航空トラブルが起きていることも気にかかります。

 アメリカでは小型機事故で10名死亡、昨日は小牧でC130が緊急着陸滑走路閉鎖、ドクターヘリや海自のヘリが部品を落としたりと何も起こらない日がないくらい連発しています。

 一年の折り返しの日を迎えて、航空安全の確保に怠りの無いように祈ります。
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  ニュースによると海上自衛隊 救難飛行艇US2の初の女性機長が誕生したそうです。

 女性の社会進出には疑問を持っている私もこのニュースには脱帽です。

 救難飛行艇の操縦はかなり特殊と言うか、技術的には大変難しく、事故も多く起きていて犠牲者も出ています。

 と言うことでこの若い女性機長はホンモノだと思います。

 男性でもそうですがパイロットにはどの分野でもピンからキリまでいて、キリの能力のパイロットが数少ないUS2の機長として務まることはあり得ないでしょう。

 ほぼ男性ばかりの世界のパイロットの世界に入ってくる女性は男性に比較していわゆる成績が良いものが多いのは確かなのですが、パイロットの能力技量はがいわゆる学校のような世界での成績がそのままパイロットとしての総合力となるかどうかはかなり疑問で、その面で男性の一流のパイロットとして伍していけるかどうかは難しいところです。

 平穏無事に飛ばす定期便旅客機の機長としては女性が十分一流でやっていける可能性が高いと言えますが、ヘリの物資輸送のパイロットとして危険がごろごろしているフライトの機長として一流としてできるかどうかは疑わしいと思います。

 救難飛行艇の機長の任務は海上自衛隊のパイロットとしても最高の危険の中での技量の発揮を必要とする厳しい領域なので、本物でないと務まらないと思いますので、相当な選抜を受けて資格を与えたのでしょう。

 空自のF15の女性パイロットと言い、このUS2のパイロットと言い男性と同等以上を行く能力を備えたパイロットなのか、ただの広告塔なのかは今後の実績が証明しますので、是非とも頑張ってほしいものです。

 多くの男性パイロットの中で活躍する優秀な女性パイロットを見る同僚男性の中で、すべての同僚が当人の優秀性だけを評価しているかと言うと、実は一定数の男性同僚は女性と言うことに何かしらひひっかかりを感じる者もいることは確かで、私もそのうちの一人でした。

 男と女は同じ人間ですが、やはりどこかが違っていて、男には男の分野女には女の分野があることも確かで、それを超えることも評価されると思いますが神が決めた分野を守ることも当然評価されることでしょう。

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