ドクターヘリパイロット(元)奮闘記

老いぼれドクターヘリパイロット(元)の繰り言

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 インターネットを見ていると、アメリカが開発中の新型観測ヘリS97がハードランデイングしたようです。

 オスプレイ以降ヨーロッパに主導権をとられたように見えていた、ヘリ開発の中で、このS97とベル525がアメリカのヘリ開発の底力と期待していました。

 オスプレイの開発では多くの犠牲者が出て、609もついに犠牲者が出ましたし、525も墜落して犠牲者が出ていますので、よほどのど根性がなければテストパイロットなど出来そうもありません。

 今回事故を起こしたS97はまったく新しいコンセプトで250ノット480キロの速度を出そうとするすばらしいものですがやはり、高速性能を狙うとホバリング性能が犠牲にされると言うことなのでしょうか。

 ネットの写真を見た限りでは、ホバリングのテストをしていて、落着し、着陸用の脚をほぼ全損したようですが、幸い機体自体はあまり壊れていないようで、パイロットにもほとんど怪我もなかったようです。

 250ノットはオスプレイにほぼ匹敵する速度で、陸軍の観測ヘリや軽戦闘攻撃機に使うと大変有効な機体となりそうです。

 高速飛行の原理は短い目の2重反転ローターの回転中の前進側の揚力を使って機体重量を支え、後進側は失速して抵抗とならないような設計だそうです。

 そして尾部に着いたプロペラで250ノットの前進速度を出すようですので、おのずから短い2重反転のローターではホバリングが大変不利となります。

 横風や背風の影響で、ホバリング中の揚力を失ってハードランデイングとなったのではないかと想像しますが、無事に実用化までがんばって欲しいものです。

 この機体のほか、ユーロがテストを行なっているAS155に双発機のようなプロペラを装備し、巡航中は2基とも前方へ推力を出し、ホバリングは左右のプロペラを後方へも推力を出せるようにして方向操縦をする新しいコンセプトの機体をテストしているようです。

 ヨーロッパとアメリカが新しいコンセプトの高速ヘリを開発競争している中、日本が手も足も出せないことが大変残念です。

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