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それで夫に「私最後でいいから・・貴方が先に乗って」夫は驚いたように
「お前を置いて先に行けるはずないでしょう。いいから先に乗ってホテルで待ってて」
私も夫に不安を与えたくないので余計な事も言えず「わかった・・気をつけてね」そして
インドネシア人の彼に「ありがとう。日本に帰ったら貴方の家にお手紙だすね」簡単に
別れの挨拶をして真っ暗な道を森に向かって走り出しました。
私の感は運悪く当たっていたようです。道路を走りながら途中倒れた木などを現地の
人たちに避けてもらったりと人がいるところではドライバーも大人しくしていたのですが
森に入ってゆくと人っ子一人いません。(何時も見かける犬さえもいないのよねぇ)
オートバイはドンドン深い森の中を走ってゆくし当たりは真っ暗なんです・・・
そのうちドライバーが急にオートバイを止めて私を振り返り「少し二人で話がしたい」
来たーーーー(-"-)ここで動揺すると相手を刺激しそうで怖い。。。
昔バリではなくフランスのパリのホテルでお部屋に押し入られそうになった事があったのですが
それ以上の恐怖感・・・で、私は咄嗟に「今日は、、ホラ、、皆心配してホテルで待ってるし
私よりさっきいた男性、あの人私の夫なのね。彼が先にホテルに着いたて私がいなかったら
心配して警察に連絡すると困るでしょう。だから明日、明日ホテルの方に電話くれれば
抜け出すから今日は取り合えずホテルまで送ってくれる。それに私はお金持ってないから
ホテルまで行けば友人が貴方に払う5万ルピアを用意して待ってるよ」男は少し考える顔を
してたけど「あんた、結婚してるのか。子供はいるの?」もう待ってましたとばかりに
私は「子供は4人いるのよ。それにね、私来年で60歳になるのよ」←嘘です!
兎に角無事に帰りたかったから嘘も方便とばかりに男が興味無くすような事言いまくり
男は納得したのか「わかった。じゃあ明日会える。ちゃんと部屋の番号言って」
それで私は友人の部屋の隣にイタリア人夫婦が宿泊していたのを思い出しその部屋の番号を
教えました(後日英語もインドネシア語も話せないイタリア人夫妻の部屋にかかっただろう電話
を思うと笑ってしまいましたが)男は仕方なくまたオートバイをヌサドゥア方面に向けて
走り出し(普通の道は殆ど閉鎖されていたので山道や訳のわからない村などを迂回しながら
ヌサドゥアへ向かったので時間もかなり掛かりました)
やっとヌサドゥアの割門が見えてきた時は涙が出るほど嬉しかった・・・
しかし・・・ヌサドゥアのあの綺麗な門までも半分以上破壊されていました。
門の周りにはインドネシア軍の兵士がズラーーーっと銃を構えて立っています。
当然不審な私達のオートバイは止められ銃を向けての質問。
私が自分はツーリストでこの中にあるメリアバリホテルに宿泊している日本人だと説明
するとやっと通してくれて(ヌサドゥアのゲートからメリアバリホテルまでバイクで
5分くらいです)中を走り始めたのですが・・・またしても男はギャレリアの裏にある
駐車場にバイクを止めて「本当に明日会ってくれるね」と念を押します・・・・
周りはうっそうとした木々に囲まれシンとしているし目と鼻の先にホテルはあるのに
逃げ出せない・・・私は思いっきり笑顔を作って「勿論よ!楽しみにしてる!」
ハァァァァ〜嘘つき女になってしまいました(^^ゞ
やっとメリアバリのゲートまで着くとそこでもホテルのセキュリティーマンと
警官らしき人が二人のチェックをし、私だけ下ろされるとバイクの男はここにいろと
言われ無事にホテルへ護衛されるように連れて行ってもらえました。
男が「ここで待ってるからお金持ってきて」私も安心したので「今ロビーに行って
友達からお金貰って来るから待っててね」と、勿論お金はちゃんと支払います。護衛つきでね♪
ゲートからホテルのエントランスまで歩いて行くと沢山の人たちがホテル前で
騒いでいました。私達だけではなく多くの人達がパニック状態だったようです。
友人が私を見つけ走ってきました「大丈夫!凄く待ったんだから・・アンタ大丈夫」
私は「お金払わなくちゃいけないけど一人で行きたくないから一緒に行って」
友人は安全な場所に帰って落ち着いたのか「うん。どうしたの・・・」多分私も
バイクの男が思った以上に怖かったのかなぁ〜蒼ざめていたようです。ゲートへの道々
友人にその事を話すと「エエー酷いねぇ。でも無事で良かったよ!」二人がゲートの
前で待っている男に近づくと男はニヤニヤ笑いながら待っていて「ハイ。これ。
送ってくれて有り難う」と5万ルピアを渡すと私の顔を見て「明日ね!」と言うなり
自分のバイクに乗って行きました。悪気はないのかも知れないけど・・・マジ、怖かった!
私達がお金を払ったすぐ後には夫の乗ったバイクが帰ってきました。
夫は「あれ?僕はアレから30分以上もしてバイク捕まえたのにお前は今ついたの?」
って、事は・・・結構長い時間あの森にいたのかしら??それとも違う道だったのかなぁ
落ち着いてから二人で今回の反省会?をやった結果、今後こういう事に遭遇したら
夫婦は決してバラバラには行動しない事という事になりました。
お部屋に戻りチェックしてみると私の足には火で弾け飛んだ木などでアチコチ擦り傷が
いっぱい〜でも大きな怪我もせず全員無事で良かったです。
実はこの時他にもアクシデントがあったのですが(夫の母の友人行方不明事件)
暴動に関しては観光客に大きな怪我などはなくバリニーズ達もとても反省していると
聞きました(笑)しかしこの暴動の為に飛行機が飛ばず予定が狂った方は多かったようです。
(ヌサドゥアから空港へ行くバイパスが通れなくなった為です)
因みに翌日何処にも出られないため一日中ヌサドゥア内でユックリホテルライフを
楽しみ翌々日に暴動で中止になったバリクリフリゾートへ再度インド洋を見に行きました。
とても綺麗な海とゆったりとしたバリクリフリゾートホテルに感動でした。
写真はバリクリフリゾートのロビーから撮ったお庭と海です。
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