三軒茶屋から花便り・・・時々ア・ラ・フランセーズ

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忘れたくないコト

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漱石との再会

 
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4月20日から、朝日新聞で夏目漱石の「こころ」が100年ぶりに連載されています。
単行本として出版された際には当然、加筆・改訂が有ったわけですが、再掲に当たっては、敢えて、連載時そのままの形をとっているそうです。
 
で、とにかく、面白いです(*^-^*)
私は高3時代に、受験勉強のお供に漱石を毎日読んでいました。
三四郎・それから・門・虞美人草・明暗・・・読んでいない作品を探すほうが難しいです。
(正直に書き直します。夜、勉強しようと机に向かうと、まず漱石を読み始め、明け方まで読みふけって疲れて寝てしまう・・・結局勉強はしていない・・・という日々でした簡単な話、現実逃避・・・)
 
もちろん、内容に引き付けられたからこそ続いたのですが、今回、連載を日々読み返してみて驚いたのは「これほど深い話だったのか」ということです。
一行一行、一言一言が細やかで奥行があり、もちろん読み飛ばすなんてことは絶対にできません。
もともと「読み飛ばす」ことは嫌いで、そうしたくなるような本なら読まないタイプなので、
高3時代もしっかりと読んでいたとは思うのですが、今のように深い思いは感じていなかったような気がするのです。走るように読んでいたような・・・
 
日記をつけるような几帳面なタイプだったら、当時の感想と比較して楽しむこともできるのでしょうが、残念ながら
 
二十歳を過ぎたばかりの男子学生が、鎌倉の海で出会った初老?の男性に、明確な理由もないまま引き付けられてゆくというストーリーです。(お断りしておきますが決してホモセクシャルの話ではありません。でも、あるいは、そうなのかも・・・)
その辺も、自分では明確に記憶していると思っていたのですが、読み返しているものは似て非なるものです。 記憶とはこれほど曖昧なものなのでしょうか。
 
ただ一つ言えることは、高3の私は男子学生の立場でこの本を読み、現在の私は、「先生」と男子学生が呼ぶ初老の男性の立場で読んでいるのかな、ということです。
 

あの村上春樹さんが大の漱石ファンで、人気が再燃しているところもあるとか。
そういえば、思慮深い筆運びがかなり似ています。
100年前の作品なので、当然古臭い言葉も多数出現しますが、「日本人なら分かるでしょう」というレベルですし、注釈もついています。
そして、登場人物の悩み・戸惑い・もがき・・・・・は、今書かれた作品と言われても、まったく違和感のないものです。
先を読む知性の有った方とも言えますし、100年前も今も、人の心の在り様は変わらないという事なのかもしれません。
 
 
 
今年の初めから体調不良がつづいています。
皆さまの記事にコメントを書いたり、寄せていたただいたコメントにリコメしたりする自信がありません。
かといって、引きこもっていると鬱病になりそうです。
なので、公開日記みたいな形で、日々感じたことを時折記事(失礼とは思いながらしばらくはコメント拒否で)にしていこうと思っています。
体調が良い時には皆様の記事にコメント書いたりもしたいと思っています。
またよろしくお願いします。
 

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