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若く美しく

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故日野原重明先生の生前の私どもに賜りましたご指導に対し、S新聞社より取材を受けましたので謹んでご報告申し上げ、亡き恩師への追悼の辞とさせていただきます。
6月4日、語呂合わせで虫歯の日なんて言ったりするのかもしれない。

昔、手で歯を磨いていたころ、歯科衛生士の指導に1回10分は磨きなさいと教えていると聞いたことがある。
それで実際に人は何分磨いているかを調査した。答えはせいぜい2、3分磨けば良い方だったと記憶している。

だから虫歯に掛かったり歯槽膿漏で義歯を入れなくてはならない人が大勢いたわけだ。

そこで私は本当に効果の上がる電動歯ブラシの開発を開発部門に要請した。
そうして日本で初めてNational がモーター式の製品を開発し曲がりなりに歯科専門医も効能を認める電動歯ブラシが誕生した。

しかし世の中が認めるハンドブラシを電動に替えるのは容易で無い、電動歯ブラシの需要は全くないに等しかった。

そこで我々はくるくるドライヤーやマッサージ椅子などで稼いだ利益を惜しげも無く電動歯ブラシに注ぎ込んだ。

こうして電動歯ブラシが少し売れ始めると超音波微振動など摩訶不思議な効能をうたうものが現れた。

私は明らかに誰もが使用効果を実感できる製品への技術革新が足りないと考え、電気カミソリで成功した世界で唯一のリニアモーターの技術を歯ブラシにも搭載することを後輩の棚橋氏に要請した。

私はそこで社を離れたが後輩たちは見事、世界初の「リニア駆動システムを搭載したドルツ」を誕生させ、電気歯ブラシの市場を花開かせた。

今回メーカーが発表したブラシ部分と駆動方式はその洗浄効果をさらに高めたものだろう。

しかし歯と歯ぐき特に歯周ポケットを洗浄出来る電動歯ブラシの開発は全国の歯科衛生士さんに協力してもらって、実際に人での臨床評価を徹底的に繰り返して、皆んなにこの製品しかないと認められるまで研究改良しみんなが満足出来るものにしたもらいたいものだ。

わかりやすい説明を考えたのはわかるが作り手側の屁理屈臭が感じられるのは良くない。
歯磨き効果は全国の歯科医院で歯科検診で評価されている。モニタリングの協力をお願いできる医院を募ってサンプルを提供し調査してもらえばよい。

トップメーカーの役割は需要を創造し市場をリードすることにある。

日本の家電の凋落は需要を創造し、市場を拡大し、社会に貢献するという視点が欠落していることから始まっている。
「三本の矢」が何本放たれても、そこがフン詰まりではデフレの悪循環からは抜け出せないだろう。

ちなみに私はまだこの製品を使った事がない。ちょっと高いけど、父の日のプレゼントに息子たちがみんなで買って贈ってくれるのを楽しみにしているのだが。

世界初の全自動血圧計

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元の職場に製品開発の歴史館を作るというので、手元に持っていた全自動血圧計を返却することにしました。

昭和54年(1979)。高齢化社会の到来に向けて、みんなが重宝する製品を発売すべく総力を挙げて開発した製品がこの世界初の家庭用全自動血圧計です。

当時、厚生省は血圧計測は看護師が行う医療行為として薬事法を盾に発売を許可しない状況にありましたが、日野原重明先生に国を説得していただいたという経緯もありました。

発売を前に故松下幸之助社主に、これで自分の血圧を測って見せたところ、緊張して数値が普段より高くなり、「君、血圧高いな」と心配そうに言われ「いや、緊張しているので」と顔を見合わせて笑ったことも、今は思い出となりました。

血圧とは何ぞやから、誰でも測れる正確な血圧計の開発、普及、啓蒙、採算確保、世界市場への進出、とボクの小さな夢は多くの難題を克服し、現在につながっていきました。

人々の幸せに役立つ新製品新サービスの開発の可能性は無限です。現職のみんなも粘り強く未来を切り開いていって欲しいものです。

多くの高齢者が持病に苦しんだり、

健康を損ねて快適な生活を送れていないって話をよく聞きます。


今の高齢者の多くは若い頃から戦後の混乱に立ち向かい、

よりよい生活を求めて、いつも頑張ってきました。


なので、頑張らないと生活も良くならないし、健康状態もよくならない

自分自身の能力などもすべて「頑張れば」得られる

そういう哲学を頑固なまでに貫き通して今を迎えています。


しかし、もともと頑張って何かを得たとしても

身体の健康、これを損ねてしまっては、元も子もありません。


健康第一、言葉ではわかっていても、それが本当に理解され、実践されて

いなければ、馬の耳に念仏。


近頃、高齢者の生活を見ていると、体の不調から来る苦痛、これは

体が発信している非常信号ですが、そこまで来る前に、体から発信されている

かすかな信号、これを辛抱して、頑張って、押し殺してしまって、

体に無理を強いていることに気づかず、苦痛の段階まで進んでしまってる、

そんなケースが目立ちます。


頑張るはあくまで、各自の体が持っている能力や体力の範囲内での話。

体に無理なストレスを与えすぎて、体が耐え切れなくなるまで、辛抱する、

頑張るというのは、かえって良くない、このことに気づいて、

体をいたわりながら、心穏やかに、理にかなった健康法を心がける、

このことが何よりも大切だと思います。

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先日、久しぶりにゴルフに行き、帰宅したあと、疲れて昼寝をしていたら、

突然、コムラガエリに足を襲われました。


皆さんの中でも就寝中に足が引きつったり、水泳や山歩きなどで足がつった状態になり、

痛くて動けなくなる経験をお持ちの方も多いと思います。


これは疲労で、血中の酸素が不足し、痙攣を起こす現象で、

足の疲労や冷えによって起こります。


対策はアリナミンなど薬物で疲労を解消するのも良いと思いますが、

即効性のあるのはマッサージです。


特に写真の「アシラーク」(松下電工製)は空気で足を足先から足の付け根に向かって、

順に締め付けて行ってマッサージする機械で、マッサージ効果抜群です。


夜中にコムラガエリが起こる人は、これを就寝前に約10分ぐらい使い、両足を

マッサージして血行を改善して休むと、夜中に発作を防ぐ効果があります。


この商品は医師が静脈瘤の治療にこの原理を使って治療しているところから

足マッサージ器として足の疲労回復にも有効と考え、安全性を保証できる範囲を確かめ

性能の有効性を泉佐野病院他2箇所の病院で検証したのち、厚生省の許可を取り

家庭用マッサージ器として発売されました。


一般家庭への普及は宣伝不足から成功しませんでしたが、足のマッサージには

最適な商品であることは間違いありません。


この商品の類似製品を作ったメーカーは松下以外にもありましたが、通信販売などで

「足や体をスリムにする」など、ダーティーな宣伝を行ったため、

一般に誤解や不信感を与えてしまい、最近は話題にも上らなくなりました。


無論、松下電工(現パナソニック)も販売の低迷により、とうの昔に

製造を中止してしまいました。


こういう有効性の確かな、人々の生活を助ける商品を、不景気を嘆く前に、

メーカーも復興し、掘り起こして市場に出せば、従業員を首切りしたり工場を閉鎖することも

なくなり、消費者にも喜ばれます。


21世紀に入り、新しい時代を迎えましたが、人間社会がすべての面で進歩しているというのは

うそです。過去の良き時代には良きものを創ろうとしたさまざまなドラマがあったのです。


他責を嘆く前に、「温故知新」を今こそ生かすべきでしょう。

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