元の日銀のOBで、竹中元金融財政担当相の懐刀といわれて、金融庁の顧問だった木村剛氏が鳴り物入りで立ち上げた銀行だったが、竹中氏が自ら率先してつくったペイオフの第1号になろうとは思わなかっただろう。
中小企業向けの金融に特化するというコンセプトで立ち上げた銀行だったが、地域に密着した中小企業向けの細かなニーズを把握できるわけもなくて、不良債権を増やしていったというのが実情であろう。
中小企業向けの貸し出しは不良債権化するリスクが大きくて、優良な貸出先は既に大手の金融機関に抑えられており、貸し出し実績を伸ばそうとすれば、リスクの大きなところにしか手を伸ばさざるを得なくなるので、最初から無理があるビジネスモデルだといわざるを得ない。
この銀行が破綻を迎えたのは致し方ないとは思うが、果たしてペイオフを適用するべきだったのかは疑問の残るところである。
1000万円以上の預金は保護されなくなるということで、今回も3000人以上の人の預金が保護されなくなるという。
その中には高齢者が利率が高いので、息子に言われて預金していた人達も多くいたらしいので、情報難民とも言われる高齢者が被害に遭ったということも言えるのである。
明日から業務が再開されるので、預金を下ろしに来る人達が殺到して、その様子をテレビ局が放送するだろうから、日本は金融不安に襲われるかもしれない。
銀行への預金が補償されないとなれば、少しでも金融機関に不安や噂が立てば預金の引き出しに人々が殺到する事が予想されるわけで、信用だけで成り立っている金融機関のシステムそのものを破綻させる危険性があると思う。
ペイオフ解禁で何か良い事はあるのだろうか?
日本の金融システムの事を考えるとペイオフをしないほうがいいような気がするのは私だけであろうか?
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