|
○農家民宿
空港から市内へ向けてバスに乗って来た道を、逆に辿っていきます。方角は北東です。
詳しい地図がありませんので、持参している磁石と、土地の人の教えが頼りです。
途中、電話を宿にかけました。カードを郵便局で手に入れています。
かけ方が悪いのか、通じません。道中、2回ほど電話をしますが、出ません。
先を急ぎます。長いこと走りました。だらだら坂が2箇所ありました。きつかったです。
やっと登りきり、りんごを齧ります。広い牧草地を見ながら。爽快でした。
民宿までの急な坂を上り、やっとたどり着きました。男たちが二人、玄関先にいます。
男が、宿に引っ込みます。悲しい顔をして出てきました。
私は一泊したいといいます。要領を得ません。
も一人の男は、しきりに私に話しかけますが、スロヴェニア語でしょう、わかりません。
男は、遠くにいる女を呼びました。小さな子どもと一緒に若い女性が来ました。
彼女は英語がわかりました。民宿は暖房が故障しているので泊められないのだそうです。
ほうほうの体でやって来たのに、何と言うこと。
男と女性は、違う宿を紹介しました。4kmほど戻ることになります。
陽が落ちようとしています。急ぎましょう。風も冷たくなりました。坂をくだります。
探します。尋ねます。走ります。もう、陽が落ちました。やっと見つけました。
明かりをたよりに、これまた、だらだら坂を休みながらも、登ります。やっと、到着。
もう、体力は残っていません。午後8時を過ぎています。
○女神さま
玄関に明かりがありません。ドアは開きません。体力はありません。しかし、ここが最後の頼みです。
やっと、男がドアを開けました。一泊したいと言うと、奥に消えました。
なかなか、来ません。明かりは消えたり、点いたり。女性が来ました。英語ができます。
満室だから、泊められない。そこをなんとか、と食い下がります。男たちと話をしています。
女性が奥に消えました。しばらくして、2階の窓から身を乗り出して、OKと言ってくれました。
部屋を整えてくれていました。このことは、誰にも言うなという注意もありました。
いい部屋です。広くて、清潔で。8100SITでも、安いでしょう。
夜食を持って来てくれました。パン、ハム、チーズ、キュウリ漬け、りんごジュース、ヨーグルト。
シャワーを浴びて、下着を洗濯して、波乱万丈の8日が終わりました。
○女神さまの正体
翌日9日は日曜日です。ホテルも休みです。泊り客がチェックアウトすると、閉鎖してしまいます。
宿代を支払うと、私が最後の客です。女神さまは、椅子を勧めます。
話しかけてきます。日本人を見たのは、初めてだそうです。このホテルに来て、2週間だとも。
マリボール(東部の都市)から、マネージャーの依頼で来ているようです。
電話です。彼女の母親が近くに来ています。これから、家族とドライブでしょうか。
話は尽きなかったのですが、両親や妹、おばさんたちと握手をして、ホテルを出ました。
彼女の名は、よく聞き取れなかったのですが、キアウベルゲン。
E−MAILのアドレスを交換しましたので、いろんな話ができるでしょう。
(06年4月9日記)
女神さまとはその後メールのやり取りを数回しましたが、今はぷっつりと途絶えています。
写真は宿代を払っていろいろとおしゃべりをした時の一枚です。
|
偶然、貴男のブログに出くわしました。山口県防府市とご縁があるようで懐かしく、スロヴエニアも興味あり投稿させて頂きました。T.N
2008/1/9(水) 午後 5:30 [ tab*1*9jpjp ]
tabo109jpjpさま。防府は懐かしいところです。義父がいたり、長男が旅に行ったり。また、お越しください。
2008/1/10(木) 午前 9:11 [ ben*05j* ]