|
例によって故郷の新聞、佐賀新聞をチェックします。
共同通信の内容として「イラクの米兵死者3000人」の記事がありました。
死者数の記事には注意が必要です。
例えば「交通事故死者」。日本では事故発生後24時間以内死亡を交通事故死としてきました。
でも外国は1ヶ月以内死亡を交通事故死としています。これでは国際比較ができませんね。
そこで、平成5年からは1ヶ月以内死亡の統計もとっています。およそ15〜17%の増加です。
さて、イラクの死者数です。
共同通信はAP通信の記事をベースにしていますので、AP通信を見てみます。
「the death toll for Americans killed in the Iraq war reached 3,000」と書いています。
そして、3千人はアメリカが20世紀に行った戦争に比べれば少ない数だとも書いています。
例としてベトナム戦争の 58千人、朝鮮戦争の36千人。
ベトナム戦争は65年に北爆を始め、73年3月に軍撤退を完了。約8年間でしょうか。
朝鮮戦争は50年6月から53年3月まで、2年9ヶ月です。
イラク戦争は03年3月からです。3年9ヶ月が過ぎました。
朝鮮戦争よりも長く戦っているのに、死者数がその10分の1以下というのは疑問です。
AP通信もイラク駐留米軍の発表を基にしています。
私の疑問を書いてみます。
1 Iraq war
戦闘行為による死者のみで、パトロール中の自動車爆弾等による死者を含んでいるのか。
2 Iraq
負傷者はアメリカ本国やドイツの病院に移送しています。病院での死者を含んでいるのか。
イラクでの即死者だけをカウントしていないのか。
3 Americans
共同通信は米兵と書いていますが、厳密には米兵=Americansではありません。
米国籍を持たない不法移民者が永住権獲得のために戦闘員になっています。
加えて、他国籍の傭兵も米軍に雇われて戦闘員になっています。
彼らはAmericansにカウントされているのか。
イラク駐留米軍は、3千人が「戦闘行為によって即死したアメリカ国籍を持つ戦闘員」の数であってもウソは発表していないと言うのでしょうね。
(07年1月1日記す)
|