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客観的に事象を見て国益第一を目指しましょう:

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1.はじめに

 ブログ更新を怠っていました。多忙であったことと、ネットを通じて伺い知れる日本国内のモドキ報道・モドキ解説やら論評・芸能スポーツ狂い(これだけ“マジ“)にいい加減ウンザリしたためです。エイリアンそっくりの某政党代表が信仰心の片鱗もないであろうに伊勢神宮参拝を行い、和服姿でシレシレと登院したこともネットで知り、益々嫌気がさしたこともあります。
 
しかし、そうしても居られない状況になりつつあるようです。このところの内外事象について考えを述べて行きましょう。先ずは先年末のベルリンテロです。
 
2.ベルリンテロと日本

私自身は、現政権(注1)とそれに近い特定の企業・商売屋が押し進めようとしている「高度人材の永住権申請容易化」や、盲目的グローバル化信奉者、表層を見るだけの人道主義者やら似非進歩主義者・マスコミ、某国々の手先といった輩が鼓吹する移民・難民の受け入れには強く反対します。外から見るに、脇も裾も甘い日本(人)の現状では、一旦、移民・難民を受け入れてしまえば、
EU諸国よりも遥かに少ない流入受け入れ数で、文化・社会・政治的動揺は制御不可能となり、日本は日本でなくなるでしょう。
 
昨年末のこの事件、日本では旧聞に属している=半ば忘れ去られていることでしょう。今回も、一昨年のケルン暴行・暴動(本ブログ記事:http://blogs.yahoo.co.jp/benrathab1990/27188299.html)、アンスバッハのテロ(同:http://blogs.yahoo.co.jp/benrathab1990/27601790.html)、ミュンヘンのテロと軌を一にした難民・移民問題に起因します。地球の裏側の出来事と見えるでしょうが、人・物・金の自由移動、外国人雇用(=一族郎党の流入)、グローバル化やらを平板に是とする(あるいは無関心な)傾向の強い日本の今後を予期させる出来事です。
 
3.ベルリンテロの経緯

以下は事に至る経緯で、多くの教訓を含んでいます。

チュニジア人・IS-テロリストAnis Amri2011年にイタリア・シシリーのランペドウ―サ島にボート難民として来着・保護されました。しかし、①母国ですでに窃盗やら薬物関連の犯罪歴のある人物で、 ②難民収容所で他の難民と徒党を組んで放火と暴力行為を行い、4年の懲役刑を受けました。服役終了後は国外追放となりましたが、③フライブルク経由でドイツ入国し、④当初は実名、後は数々の偽名・偽証明書を用いて難民・亡命申請(Asylantag)に及びましたが、⑤入国管理局や警察の調査で経歴が明らかになり、亡命申請は却下、国外退去と裁定されました。⑥しかし、継続的な身柄拘束はされず、⑦同人はイスラム集団に潜り込んでしまい、⑧結局、テロ発生に至るまで当局は彼を国外に退去させられませんでした。そうして1219日のテロを迎えました。
 
4.テロの教訓

4.1 意味すること
本事件を構成する要素①〜⑧は以下の1〜4項を意味しています。
1.①⑤:難民には犯罪者が潜り込んでいる。
2.②④:こうした人物は流入先でも犯罪・不法行為を行う。
3.③④:EU域内の人間往来の自由化がこうした人物の流入を促す。
4.④⑤⑥⑧:“民主主義先進国“の現行法・組織人員体制では、多数の流入者の中から好ましからぬ人物を的確に抽出して拘束・追放すること、また、こうした人物の流入予防措置を効率的かつ有効に行うことができない。
5.敷衍して言うならば、21世紀の現時点で、以上の1〜4に対する合理的かつ人道的で行政的有効性を持った方策を人類社会は編み出すに至っていません。
 
4.2 得られる教訓と日本
上記1〜4の各項はドイツ・EUにとって大きな教訓であり、弟5項の現状にあって、EU諸国はこうしたことの抑制に法・制度・政治的に一層の努力を傾注しています。先進国として、また中世以来の歴史のあるAsyl(自由都市への亡命権)を認めてきた欧州では、「難民救援・受け入れを一切やめる」とは言えない一方で、難民流入の経路遮断、認定・受け入れ審査の厳格化、人数制限でも対処せざるを得ません。しかしEU諸国の一般国民は、こうした状況が本質的にはこの先も継続し、悪化するであろうことに堪忍袋の尾が切れつつあり、政府の対処を生ぬるいと見るようになっています。その現れが英国のEU離脱国民投票、難民・移民排斥傾向、右派政党の支持拡大です。米・墨国境壁、難民・移民の入国拒否や制限等々の施策を実行しようとするトランプ氏らが少なからぬ米国民の支持を得たのも根は同じです。
 
翻って日本はどうでしょうか。WEBニュースや偶々の帰省時に知るところ、相当数の人々は「①〜⑧は余所事であり、1〜4は今の日本には関係ない」としているようです。「世界の人々手と手を取り合って仲良く」的風潮が蔓延することが長く、現状が上記5項の状況であることなどは意識に上ることすらないと見えます。このような状況で、「高度人材」とやらの永住権付与の促進(その大半は中国人であり一族郎党帯同で入ってくるでしょう)、日本人若人をOECD諸国で最低の安価・低質教育する一方で、多くの外国人留学生を国費で呼び寄せ、労働人口補填を目当ての移民・難民の受け入れを行えば将来どうなるか、多少の客観的分析力と推定力があれば結末は明らかでしょう。私は反対です!
 
5.もう一つの重要性

最後に、このベルリンテロについては、下記のような場所と時期の象徴性と性格の重要性を念頭にすべきと思います。その故をもって、イスラム系難民・移民の大量流入とそれを許容しているかに見えるメルケル首相に国民の厳しい眼差しが注がれているのです。こうした観点については、webで見る限り日本の報道や解説では見られないので、以下に記しておきましょう。
 
5.1 時期と場所が持つ意味
チュニジア人・IS-テロリストのAnis Amriが強奪した大トラックが突っ込んだのは、(1)Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche(カイザー・ヴィルヘルム記念教会)・教会庭の(2)Weihnachtsmarkt(クリスマス市)です。(2)は、キリスト教国のドイツ・オーストリアでは復活祭に次いで重要なクリスト生誕祭(クリスマス:Weihnachten)に付随して約700年前から催されてきました。人々の宗教と生活とが密接に織り込まれた重要行事です。日本で言えば、大晦日および新年の神事・仏事・年始詣に際して境内で催される市に相当します。また、(1)は日本でいえば社寺と境内そのものです。同教会は、東西分断の象徴であったPotsdamer Platz(ポツダム広場)やBrandenburger Tor(ブランデンブルグ門)から約3 kmと近く、旧教会塔は第二次大戦の破壊の跡をそのまま留めており、そのまま戦争と破壊に対する警告の記念碑となっています。
 
イメージ 1

その旧教会の入り口ホールに上図の碑文が掲げられており、以下がその逐語訳です。
 
旧カイザーヴィルヘルム記念教会の
元入口ホールは198717日に
記念ホールとして再び開かれた。
 
ここは戦争と破壊に対する警告と
イエス・キリストの下における和解への
呼びかけの場所である。
 
「キリスト教国、降誕祭と深く結びついたクリスマス市、しかも上記碑文に表される象徴的な意義をもつ教会の境内に対して、「神は偉大なりを讃えて(Allahu akbar sagenして行われた無差別テロ」に対してドイツ人が抱く怒りは強く深いものです。日本に例えれば、(1)原爆記念堂や(2)初詣に涌く明治神宮、靖国神社、成田山新勝寺・・・・に突然巨大トラックテロが行われたことに相当します。

更に言うならば、もし仏教徒、神道信徒、キリスト教徒・・・がイスラム教徒にとって象徴的な寺院・遺跡に対して、こうしたテロを行ったらどうなるでしょうか。ISとその信奉者・シンパが如何に非道で独善的であるかが思い知れると思います。グローバル化やら人道主義の名の下に、こうした人物達を自国に入れて恬然としていることなどできません。

米国のように表象に現れにくいのですが、怒りと移民難民問題への疑問は深く沈潜しており、それがメルケル政権の施策への眼差しを厳しいものにしています。当然、今年の総選挙と首相選に強く影響するでしょう。
 
5.2 同僚の言葉
こうした問題を話し合ったとき、同僚が「日本の仏教徒や神道信者は信仰の故をもって、他国においてその一般市民に対して無差別テロを行うか? キリスト教徒もそうしたことを他教徒の国で行うか? 現代の世の中ではあり得ないだろう! しかしそれが今、神の名においてEU域内で、このドイツでも行われている!」と述べたことが強く耳に残っています。
 
6.おわりに

伝えられるトランプ某氏の発言には多くの隠れた支持者達がいると報じられています。同氏がポピュリストであろうがなかろうが、宜なるかな、です。「単に、自国にいるよりもハイ・ライフの可能性があるから、と無断侵入してきた多数の異邦人からせがまれたり、脅されたり、暴行されたり、奪われたりするのを堪え忍ぶのか?」と言っている訳ですからね。移民・難民問題は上辺の人道主義や綺麗事で対処できる代物ではありません。4.1節に述べたように、現在の人類はこうしたことに対する合理的かつ人道的で行政的有効性のある方策を編み出していないのです。

そのような現状で、自らの家族・縁類
・同胞・国を守れるのは当の日本人しかいません。また一国平和主義は現実の世界で成立しませんから、日本にとって善なる他国および国益を共にする他国(注2)との共同は当然のことです。こうした当然のことが当然でない国の将来は明るくありません。それこそヘ−ロドトス以来記述された「歴史」の教訓でしょう。

(注1)以前にも記したことですが、私は現政権支持であり、現状で安倍氏に代わり得る首相候補は無いとの考えです。但し、「
高度人材の永住権申請容易化」には強く反対、移民難民問題への対応と財政政策に疑問点があります。

(注2)
日本にとって善なる他国および国益を共にする他国:もちろん特亜諸国は除外。というか、歯に衣着せずいえば「日本にとって悪であり国益が反する国々」と考えています。

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