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「開かれた医療」を夢見て徒然なるままに語ります
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NHK クローズアップ現代

6月22日(木)放送 医療事故にどう向き合うか

医療事故がこの10年で10倍以上に急増する中、隠蔽や改ざんが相次ぎ、医療現場への不信が増大している。こうした中、今年2月福島県で起きた医師の逮捕が全国に波紋を広げている。リスクを伴う医療現場でどこまで医師に責任を問うべきなのか。医師からは、「逮捕されるくらいならリスクの高い診療はしたくない」という声も上がり、市民が受ける医療サービスの低下が懸念されている。一方、医療の閉鎖体質を変え患者に向き合おうという動きも出ている。事故の被害者を安全対策者として病院に招き、医師の意識改革を図ったり、患者と医師の仲介役を果たしてもらうなどの取り組みが始まっている。医療者と患者のあるべき関係を考える。(NO.2259)

番組の感想を端的に述べると「作り込みが甘い」としか言いようがない。
福島県立大野病院の産科医師逮捕の問題も取り上げられていたが、単に事故の経緯と、医師逮捕に対する全国の学会や医師からの反発にしか言及しておらず、裏側にある地域医療が抱える慢性的な医師不足や、医師不足による過重労働の問題、過重労働による医療事故の危険性、医療事故による訴訟リスクの問題、訴訟リスクによる医師離れ、医師離れによる診療科の撤退、このような負の連鎖についてまったく触れられていない。
今国会で成立した(成立してしまった)医療制度改革によって、診療報酬が下げられることになり、日本全国すべての病院が不採算(赤字)に陥ることにも「あえて」触れていない。

医療事故が起きたら「まずは」謝罪してほしい

私は医療過誤訴訟原告ではあるが、上記のような考えをもったことはただの一度もない。
私が考えた「まずは」は、院内・第三者機関を問わず早急に「医療事故調査委員会」を設置し、厳格で公正な事故の検証と、フィルターをかけない真相の開示だ。
その上で、医師や病院側に過失が認められたのなら謝罪はあってしかるべきだし、過失がない場合は真摯に説明し患者や家族に理解を求めればいいのだ。

メディア側の無責任な言い回しは、現場の人間のモチベーションを下げるだけで綱紀粛正にはまったく役立たない。

せっかく新葛飾病院の清水院長や豊田さんのような素晴らしい取り組みをされている方々をクローズアップしたのに、結局はバイアスのかかった尻切れトンボの残念な番組になってしまった。
この番組を観た現場の医師たちは一層やる気をなくしただろうと思う。

シンドラーのリフト

 (朝日新聞)
 国交省次官、シンドラー社の対応に不快感

 東京都港区の公共住宅で起きたエレベーター事故で、製造元の「シンドラーエレベータ」の対応について、国土交通省の佐藤信秋事務次官は、8日の定例記者会見で「もう少し誠実に対応すべきだと考えている」と述べ、不快感を示した。

 佐藤次官は、国交省が事故機と同型機に関する情報提供を求めたところ、同社が顧客情報保護を理由にいったん拒否したことや、住民への説明会に出席していないことを挙げ、「できるだけ誠実に対応するよう要請している」と話した。

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 シンドラー社の日本法人社長の対応や、幹部の会見をご覧になって、不快感や不信感を抱いた方は多いと思います。
 「我が社は世界第二位のシェアだ」「事故の原因は管理会社の責任だ」「警察の捜査に協力している」
 まるで当事者意識のない恥知らずな言動は、今後の真相究明によって徹底的に断罪するべきです。

 シンドラー社とまったく似た職業倫理をもつ医療機関が茨城県つくば市にあります。
 都合が悪くなると誤魔化し、発覚すると逃げる。「誠意をもって対応する」と表明しながら訴訟に発展し、「警察の捜査に協力している」と言いながら守りを固めて口を閉ざす。

 ユーザーやクライアントの信頼と安全を優先しない組織は、いずれ社会から淘汰され消えていく運命を歩んでいくことになります。
 シンドラー社の末路を参考にしながら、被告病院と被告らの行く末も見守ってください。

 私は今年3月3日に発覚した事故で亡くなった患者さんに「必ず始末をつける」と約束しました。
 一度やると言ったことは必ずやります。どうか天国からお力をお貸しください。合掌。

「嘘」の無限連鎖

 「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉を久しく聞かなくなりました。
 それだけ日本人の「嘘をつくこと」に対する罪の意識が低下してきたのかもしれません。

 きっかけは自己保身の小さな嘘でも、その嘘を正当化させるために次の嘘をつかなければならない・・・その嘘を通すために次の嘘、また嘘、さらに嘘と、真実は嘘によって埋没していきます。
 最初のボタンをかけ違えて、それを知りながらボタンをかけていくと、結局最後には辻褄が合わなくなってしまうのです。

 ひとつ嘘が発覚すると、まるで縫った糸が解けるように重ねてきた嘘が暴かれ、始めから嘘をつかなかった場合の責任よりも重い十字架を背負う結果となります。

 運良く嘘が通用してしまうと、人間は味をしめて次の不都合でも嘘をつく「癖」を身につけます。
 嘘を一度もついたことのない人はいないでしょうし、「一度も嘘をついたことはない」という人がいたとしたら、その人こそ嘘つきですから信用してはいけません。
 
 かく言う私も中学生の頃、親の財布から黙って金を拝借して(というか盗んで)同級生と有楽町に映画を観に行ったことがありました。
 帰宅すると両親に呼び出され、何処に行っていたのか詰問されましたが、遅くまで外出していた理由を聞かれているだけだと思っていた私は「同級生の家で遊んでいた」と嘘をつきました。
 ところが親の方が一枚上手で、外出中にすでに同級生の親に連絡をとっていて、映画に行ったことも先刻ご承知だった(笑)おまけに親の財布から金を抜いていったことも。

 「お前、本当は○○君と映画に行ったんじゃないのか?」
 「あう・・・」
 「映画に行く金どうしたんだ?」
 「あうあう・・・」
 「俺も子供の頃に親の財布から金を盗んだことがあるから、自分が子供に金を抜かれても偉そうなことは言える立場じゃないが、つまらん嘘をついて誤魔化す根性が気にいらん!」

 あとは泣きながら平謝りするしかなかったですよ。
 あの時の情けなさや、嘘つく馬鹿馬鹿しさが未成熟の脳に擦り込まれたお陰で、その後に何度もドジを踏んできましたが、怒られようが笑われようが愚直に生きてこられたのだと思っています。

 寝坊して患者さんのアポイントに遅れてしまった時、交通事情や体調が悪かったと言い訳すればできたのに、「すいません二度寝してしまいました・・・」と正直に言ってしまった(笑)
 その瞬間は患者さんもスタッフも呆れただろうと思いますが、「こいつはバカが付くほど正直かも」と思っていただけたのなら災い転じて福となることでしょう(^^;

 失敗は薬になるし肥やしにもなりますが、嘘から生まれるものは「毒」だけです。
 間違いを正すために立ち止まるのも勇気、後戻りするのも勇気です。

 股間に毛も生えていない子供が親に教わることを、いい歳こいた大人が束になっても出来やしない。
 もし自分の子供が嘘をついたとしたら、一体どの口が正しい道を説くというのでしょう?

 親が子供に「嘘つきは医者の始まり」なんて教育をする時代にならないことを祈る思いです。

合併症

 既存の疾病とは別の症状を発症することで、手術後などの自己免疫機能が低下した時に起きる細菌やウイルス感染、患部や他臓器の不全などを総称して「合併症」と診断されます。
 
 よくニュースや新聞で「MRSA院内感染で患者死亡」と報道されますが、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は誰の体にもポピュラーに存在する常在菌で、健康な人に対しては人間が本来もつ抵抗力に勝てないので、決して「悪さをする恐怖の細菌」ではないのです。
 例えば同じ病院で入院患者が同時期大量にMRSA感染したとすると、院内やスタッフの衛生管理体制に問題があると考えられますが、患者一個人がMRSA感染を発症したくらいで、マスコミが「院内感染!」と騒ぎ立てるのは、単なるメディア側が勉強不足なだけでまったく根拠のないことです。

 ここまではしっかり医療側を擁護しておきますが。

 どう考えても術中に起きたであろう臓器損傷や、経過観察(サーベイランス)をしっかりしていれば避けられた症状の変化までを、すべて「合併症」として処理するのはずるくないですか?
 合併症というのは医療者が懸命に努力しても不可避に起きてしまう症状であって、ミスや過失からの言い逃れを許すためにある「免罪符」ではないのです。

 様々な医療裁判で、被告側は「患者の死亡はミスによるものではなく合併症だった」と主張しますが、医療側にとっての「錦の御旗」である合併症の乱用は、本当に合併症を併発したケースに対する信憑性を下げてしまう危険があると思うのですが。

 医学は不確実な学問なので、同じ疾病でも治療法や投薬まで同じとは限りません。
 患者のために良かれと思って施した処置が、思わぬ結果を招いてしまうこともあるでしょう。

 だからといって、常に逃げ道を用意し、不測の事態が起きたときに逃げ込むことを考えて仕事をしているのだとしたら、私はこうアドバイスしたい。


「あなたは医療に向いてない」

 青島刑事が叫んでましたっけね。

 日本で医療問題が盛んに報道されるようになったきっかけは、1999年に相次いで発生した「横浜市立大学病院患者取り違え事件」「都立広尾病院消毒液静注事件」「杏林大学病院割り箸事件」、すべての事件で当該医師や看護師が刑事訴追され、世の中は驚天動地、医療界にも激震が走りました。
 ちなみに私の父親の医療過誤も1999年6月の話でした。

 その後も年々医療事故・過誤の発生が増加(あくまで表面化したケース)し、「東京女子医大心臓外科の連続手術ミス」「埼玉医大病院抗がん剤過剰投与事件」「東京医大病院連続手術ミス」「日本医大ワイヤー事件」「慈恵会青戸病院泌尿器科事件」など、新聞の全国版やテレビのニュースに乗るような重大な事故が発生しました。しかしこれはほんの氷山の一角。

 2001年の地方裁判所における、医療に関連する民事訴訟の受理件数はほぼ1000件で、その後年を追うごとに右肩上がりで増加し続けています。

 そこで2001年4月、増え続ける医事紛争を短期間で迅速に審理すべく、東京地裁と大阪地裁に「医療集中部」という専門部署を設けました。その後順次「名古屋地裁」「福岡地裁」「千葉地裁」と政令指定都市の地裁に医療集中部が置かれ、2004年10月には「横浜地裁」に日本で6番目の医療集中部が置かれました。

 しかしちょっと待て。

 医療事故・過誤は大都市だけで起きているのではありません。事件は日本全国各地の現場で起きているのです。地方で提訴された医療裁判は置き去りですか?
 うちの裁判は水戸地裁で、提訴から丸6年が経過していて、現任も含めて3名の裁判長すべてが驚くほどまったく医療知識がなく、想像力すら働かない審理が延々と続いてきたため、6年経ってもまだ裁判上鑑定の鑑定結果すら出ていない。まるで原告が死ぬのを心待ちにされているのではと思うくらい。
 現任裁判官が2年前に赴任して最初にした仕事が「和解勧告」で、和解が決裂して以降はほとんど何も仕事らしい仕事をせず、ここ9ヶ月間は公判すら開かれていない。人を馬鹿にしているかと問いたい。

 このまま全国各地の地裁で、無知な裁判官がダラダラと公判を続けた場合、右肩上がりの医療裁判で裁判所は朝から夕方までパンク状態になってしまいます。次の公判が半年先なんて事態も冗談ではなくなるかもしれません。

 司法には、全国50カ所の地裁(北海道4 東北6 関東11 中部・北陸6 近畿6 山陰6 四国4 九州8)のうち、すでに医療集中部の置かれている6カ所を除いた44カ所に、早急に医療集中部を設置してもらいたい。
 ただですら不毛な争いに加えて、無駄に長期化させると原告、被告ともに疲弊しきってしまう。
 私のように年齢も若く、意地と信念で最高裁まで闘ってやろうと考えている原告ばかりではないのです。

結論が出る前に当事者が死亡してしまうような裁判制度は間違っている!

 

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