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@金沢21世紀美術館
会期終了。
 
書きかけのエントリでしたが、荒川修作氏の訃報に
やはりちゃんとまとめようという気持ちになり、再度エントリ。
 
 
現代社会の速度と距離のなかでは
どうしようもなく繰り返さざるを得ないテーマ。
再び肉体を獲得すること。
常に失われていること。
ある、いる、みる、きく
肌触り、温度、におい、
 
肉体力、
そこからしか発生できない
「ヒト」といううつわの中から発生する社会。
 
圧力に屈するからだ、
風力に吹き飛ぶからだ、
視認不可能な光線、
聴こえない音、
水に窒息するからだ、
高温に滅するからだ、
人間という現象と表象。
知覚。
 
限界点
無限に見えるなにか。
 
 
 
 
展覧会メモ。
 
入り口で地図と出展リストを配られたのですが、
展示室全体が円形を分割したパズル様で、どこから回ってもよい展示、
順番や順路なく、
完全方向オンチのわたしは迷子になり
現在地不明、どれ見てどれ見てないのかもさっぽりわからず
最初の1時間は半泣き状態でした。
それでもようやくいくつか目の展示で現在地が認識できたので
地図をグルグル回しながらようやく攻略。
 
光の環境と、光が肉体に及ぼす影響。
また、混雑している(人が過剰に動き回っている)環境でなければ
発見できないと思われる展示内容で、混雑が功を奏していました。
 
 
動きが決める物のかたち(まもなく)(いま)(それから)
object defined by activity
 
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強烈なストロボライトの点滅に照らされて瞬間凝固する水のかたち。
刻々と同じかたちは二度とあらわれない彫刻。
かたちを成さないでいるもののうごめく瞬間は
かたちを成さないでいるということではない。
 
 
見えないものが見えてくる
your making things explicit
 
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どうなっているのかな。スポットが当たっているだけなのだけれど
どうやってもこの光を遮ることができなくなっています。
わたしを貫通しているのか?
また、影を作れない恐怖を感じる瞬間。
 
 
ゆっくり動く色のある影
slow motion shadow in colour 
 
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今度は光を浴びるわたしの体の影の縁取りが
虹色になってスクリーンに投影されます。
色つきの影絵。動くことによってゆっくり動く遠いわたし。
動く、遅れて動く、誰かがいる、誰かが動く、いつかの動き
過去-現在-過去-未来はあらわれません。
 
 
水の彩るあなたの水平線
your watercolour horizon
 
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大きな水盤の周囲を歩くと、
動きに合わせて放物線のように光の線がゆらめきます。
ヒトのエネルギーのvitalが視覚化され
投影されているような波の揺らぎ。
 
 
あなたはどこから来たのか?あなたはなにか?あなたはどこへ行こうとしているのか?
where do you come from? what are you? where are you going?
 
モーターとプロペラによってひき起こされる大風を全身で受け止める。
外は雨。ガラス張りの空間。屋根の上にはヤン・ファーブルの「雲を測る人」が。
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色のある影絵芝居
colour shadow theater
 
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万華鏡。向こう側で動く人、こちら側で見る人。
自分が万華鏡の像(ステージ)になっているところは永遠に見ることができないというわけです。
 
 
愛が十分な壁でないとき
when love is not enough wall
 
何百もの鏡がそれぞれにそれぞれの角度で合わされ
合わせ鏡に映る、
決して見ることのない自分の姿、数百態。
他人が常に見つめているであろうわたし。
 
 
あなたが創りだす大気の色地図
your atomospheric colour atlas
 
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光によって着色された、
重苦しい湿度と温度の霧に満ちた大部屋。
見たことのない光景と環境に肉体は突然置き去られる。
かきわけながら、進む、
めくるめく色変化、くるしいがたのしい快楽。
 
 
一色になった部屋
room for one colour
 
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写真でしか見たことのない
モノクロームの世界が、いま目の前に見えているよ。
色を与えられ
色を失ったわたし
てのひらをみる
まわりの灰色の人々をみるのです。
 
 
あなたが出会うとき
your chance encounter
 
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光のとびらが開くとき、
わたしはわたしの影をつくる。
ようやくわたしは
わたしを見つけだす。
捕まえることの出来ない肉体を
捕まえることが出来ない影絵によって。
 
 
 
発見するということは、
探求すること
みること
きくこと
肌触り、におい
また肉体力。
 
 
 
 
 
kawole
 
 

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