Into The Mystic

京町家の整体「スタジオ・サークルズ」あれやこれやの雑文

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吉田修一の『東京湾景』の中で、
主人公美緒の心境を表すのに、大きく引用されているので、
(M・アントニオーニだけれども)興味をひかれてみて見た。

けれど、やっぱりアントニオーニそのものの作品で、
見続けるのに、少々忍耐がいった。

彼の語り口は僕には会わない。(「さすらい」は別)

言葉が明瞭でなく、論点がどこにあるのか見えてこない。
だらだらとしまりのないしゃべり方も気になる。

夜、逃げた友人の犬を探しに出たモニカ・ヴィッティが、
広場に行き着き、たくさん並んだ旗を掲げるポールを見上るシーン。
がらんとした街角を横切る二人用のちいさな馬車。
乳母車を押して散歩するメイド。など、印象に残るシーンはあるけれど、
それが物語の中で浮き上がってしまっている。


是枝裕和の「幻の光」を見たとき、
「凝った映像だけれど、そこから物語が立ち上がってこない」と、ひどく苛苛したが、
この映画も、それとよく似たもやもやして煮え切らない気分にさせられた。


全編を通じて、モニカ・ヴィッティのけだるそうな表情が映し出される。
彼女が美しく魅力的に思えたのなら、まだ救いはあるけれど、
中島美嘉を骨太に男っぽくしたような彼女は、僕のタイプではない。

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