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柳 田 宏 光 小国生物友の会:「かたこ」第66号(2009年9月)
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リョウブ 26
リョウブ (リョウブ科)
山地の日当たりのよい斜面に広く生育する高さ5〜10mの低木で、枝は分岐し葉を多く着ける、夏に枝先に総状に白い小さな花を着ける。 和名のリョウブ(令法)は、古く救荒食料として令をもって植栽と葉の貯蔵を命じられたためといわれる。 樹木で山菜として食べられるものは、多く芽がほころびはじめたばかりのもので、葉が展開したものはすぐに硬くなるので利用されるものは少ない。 展開した葉を利用するのは、昔、米の不作、飢饉の時の救荒食料、かて飯といわれるもの。リョウブ飯はその一つ。リョウブの若葉をご飯に炊き込むという。 木の若葉の炊き込み飯には、他に、ウコギ飯、“ろーぱ飯”がある。 リョウブ飯は食べたことがない。 (わたしの山菜記 TT)
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キバナアキギリ (シソ科)
秋、山裾や谷筋のやや湿り気のあるところに、黄色の美しい花をつける。
同属のアキギリに対して、花が黄色であることでキバナアキギリというが、近辺には淡紅紫色の花(コシジアキギリ型)を着けるものもあり、種の特徴は花筒の内側の毛にある。
山菜としては、若芽をゆでて和え物、ひたし、煮付け、天ぷらで、各地で広く利用されているといい、昔は“かて飯”にも用いたという。
今、仲間が集まって、山菜を食べる集まりに、美味しいものが採れなかった時に、代わりに採ってきて、味噌汁(山菜汁)に入れた緑葉の一つ。
山菜汁を食べる時には、TTさんは、煮た葉を箸でつまみ出して、ひとつひとつ種を識別していた。
谷あいの木陰に生えて、群生するところでは、容易にまとまって採れて“かて飯”にしたので、“よめなかせ”、“むこなかせ”という方言名で呼ぶ地方もあるという。
(わたしの山菜記 TT)
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トリアシショウマ (ユキノシタ科) 春、日毎に暖かさが増して、木々の芽もふくらみ、草々も芽生える頃、スギ林の落ち葉を押し分けて、赤褐色の毛の多い茎が伸びている、茎の先端は鳥の脚を逆さにしたような姿で“とりあし”という。 和名はトリアシショウマで、芽生えが鳥の脚に、草の形が升痲(サラシナショウマの漢名)に似ているところから名付けられたという。 山菜としては、主役とはならないが、生える処では、まとまって採れるし、調理に面倒な下こしらえがいらないし、見た目の多い毛も邪魔にならないで、独得のこくのある味が、広く好まれる、 ゆでて和え物、浸しもの、煮物で食べる、特に、胡麻あえがいいという。 ※ 昔、わが家では、ゴマは作ってはならない作物なので、ゴマの代わりにエゴマで和えていた。 今、仲間と春の山を楽しむ会では、“とりあし”があれば、他の諸々の草や木の芽と一緒にそのま ま刻んで山菜汁をつくって食べます。 (TT) |




