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風のごとく〈2〉 武 田 和 夫
驚愕のステージライオンキング
北海道四季劇場の追尾を飾るにふさわしい大作の再登場だ。ライオンキングの名を聞くと血が騒ぐ。小手先の愛嬌(あいきょう)で茶を濁す凡百(ぼんひゃく)の作品のいかに多いことか。「キャッツ」と並ぶ劇団四季の看板メニューであり、幕開けのあの衝撃的な集団演技の素晴らしさは永遠に語りつがれることだろう。
劇場全体がアフリカの大地と化すステージは過去に観たことがない。幕が開くと、大地に生息するすべての動物が王国を目指して更新を開始する。アフリカの強大なリズムに乗って、エルトンジョンのメロディーが客席全体に躍動する。世界中の若者を虜(とりこ)にした「ユア・ソング」のあのエルトン・ジョンだ。
興味深いのは、ステージに登場する少年少女たちで、彼らは札幌市内の小学生や中学生を起用しているのが面白(おもしろ)い。
役者が北海道弁なのもあたらしい試みである。すでに報道でご存知と思うが、四季劇場の残された歳月はあまりにも短い。
眼を閉じると、「マンマ・ミーア」「美女と野獣」「キャッツ」「オペラ座の怪人」などの美しいシーンが走馬灯のように脳裏をよぎる。人生最高の思い出をありがとう。
二〇一七(平成十七)年三月五日オープン!。
(栗山・フリーライ ター〉
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