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構想日本の仕分け人と市民判定員の結果は?
仕分け人と説明員との質疑概要
3−9 ごみ処理対策事業(子ども会廃品回収奨励金)(上位施策 ごみ処理対策事業) 環境衛生課リサイクル推進係
仕分け人
奨励金の対象は、子ども会及び子ども会育成会が一体となった組織ということになっているが、実態を見てみると大人が主体になって回収しているということはないか。奨励金目的になっていないのか。
説明員
実態としては、子ども会の運営資金の補助という側面がある。
仕分け人
事業目的である「社会奉仕する心や物を大切にする心を養う」というのは、道徳教育や環境教育などにおいて行われるものではないか。市における回収システムが整備されている現状では、目的達成の事業として適切なのか。
説明員
親や地域社会と力を合わせて実施していると認識しており、こうした廃品回収という現場で「社会奉仕する心や物を大切にする心を養う」というのは、効果があると考えている。
仕分け人
子ども会の廃品回収システムでは、子ども会が依頼した業者が回収するが有価物として子ども会にも市にも売却代金が納入されない。その他の市の資源物回収システムは、現状でどうなっているのか。子ども会に依頼された特定の業者のみが有利だということになっている。
説明員
町内会の資源物回収日が決まっており業者がそれを回収して、有価物売却代金として市へ納金され、町内会へは実績に応じて再配分される仕組みだ。
仕分け人
町内会の回収システムは、奨励金を支払わないばかりか、有価物として売却代金が市に納入されている。上位施策である「ごみ処理対策事業」として、わざわざコストの高い仕組みを続ける積極的な意義に乏しいのではないか。
説明員
市内で分別総量の約60%を、子ども会廃品回収で集めている。子ども会が、安定した自主活動として続けていくには、資源物の買取り価格に影響を受けないように、奨励金を交付したのが経過だ。奨励金の金額はそれぞれ異なるが、県内32市の内26市が実施している。
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事業仕分け
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熱心に耳を傾け見守る市民判定員
仕分け人と説明員との質疑概要
3−8 出生祝アルバム給付事業(上位施策 市民ニーズに対応したサービスの提供) 市民課戸籍係
仕分け人
外から見ると、茨城県はアルバム配布が好きな土地柄なのかなと思ってしまう。市民ニーズがあるとしているが、アンケートのようなものがあるのか。事業目的はお祝いの気持ちを表すこととなっているが、行政として「心」を表すのに記念品が必要か。
説明員
昭和48年度から実施している事業で、その間、5回の見直しが行われている。アンケートは平成16年と平成20年に実施している。結果では、記念品にアルバムという要望が上位を占めている。
説明員
窓口ではほぼ全員が受け取っている。受給者から感謝の言葉もいただいている。
仕分け人
上位施策は「市民ニーズに対応したサービスの提供」となっている。最近の親は、デジタルカメラを駆使する世代。アルバムが必要だという強いニーズがあるとは思えない。そもそも市民から需要があるのかどうか、それがなかったら困る人がいるのかどうか、単に市が配りたいからということではないのか。自己満足となっていないか。
説明員
今後、各家庭で有効に活用されているかどうか調査もする必要があるかもしれない。
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会場には土浦名産品の販売所も出現しましたが、あいにくの天気でお客は少なめでした。
仕分け人と説明員との質疑概要
3−7 水生植物による水質浄化事業(上位施策 霞ヶ浦の水質浄化) 環境保全課環境対策係
仕分け人
ホテイアオイに含まれる成分は、乾燥すると窒素が0.16%、リン0.018%に過ぎない。成果指標はホテイアオイの回収量となっているが、事業目的である新川及び霞ヶ浦の水質浄化に寄与しているという調査結果があるのか。
説明員
霞ヶ浦に流入する新川の神天橋下流部に栽培用区画を設置し、ホテイアオイを栽培して水中の窒素・リンを回収する事業。回収量から計算すると、平成21年度で窒素61.8kg、リン6.9kgを回収した。
仕分け人
昭和62年から実施している事業のようだが、他の方法と比較して事業効果や対費用効果を試みるということはやったのか。四万十方式や合併処理浄化槽への補助金を積み上げるという方が効果は高いのではないか。
説明員
残念ながら新川神天橋付近や霞ヶ浦で統計的に意味のある効果が数字で現れてはいない。
仕分け人
ホテイアオイは特定外来生物なのではないか。国際自然保護連合「種の保全委員会」が作成した世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれている。閉じこめたつもりでも、少しでも外に出れば大きな問題を引き起こすような外来種を、水質浄化など、環境対策として用いることは環境浄化の方法として好ましくないのではないか。
説明員
仕分け人
地球温暖化が問題になっている中で、ホテイアオイの回収は4トントラックで運搬して乾燥した後、次年畑に鋤きこみ処理しているようだが、二酸化炭素の物質収支から環境保全という観点で考えると有効なのかという議論はないか。
説明員
ホテイアオイの紫色の花や水辺に映える緑の葉など、市民の心を和ませる景観植物としても効果がある。
仕分け人
自己評価、特記事項でも課題をあげている。茨城県との共同事業だったことや「霞ヶ浦に係る湖沼水質保全計画」に位置付けられて中止できなかったのではないか。
説明員
茨城県に遠慮しているということは、一切ない。
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仕分け人と説明員との質疑概要
1−6 市民相談事業(上位施策 市民相談の充実) 広報公聴課スピード対応係
仕分け人
法テラスや弁護士会の相談も多い。有料だが収入によっては無料になるので相談窓口がないわけではない。土浦市内には弁護士も相当数開業しているのではないか。
説明員
相談事業については申込みが非常に多くて、市民ニーズに対応できていない状況だ。
仕分け人
個人の利害のトラブルを解決するために相談に来るのであって、その相談がなぜ無料で行われるのかという積極的な根拠が欲しい。弁護士報償は昭和53年から見直しが行われていない。コストを下げる努力もしなければならないのではないか。
説明員
市の相談事業は、基本的な法律の方向性をつけていただくもので、実際の訴訟等の相談ではないので、法律の正しい知識をアドバイスしていただくことで、無料で行ってもらうことが目的だ。茨城県でも他市町村でも実施している。報償については、以前は弁護士会に支払っていたが、現在は弁護士会との協定で弁護士個人に支払っている。
仕分け人
その他の相談事業である、消費生活相談等からの振り分けすることなどでは、実際には具体的相談だから、弁護士の有料相談を利用してもらうのが筋ではないか。
同様に税務相談事業では、税務署窓口でも同種同様な相談はできる。行政機関が無料で行っているのに、なぜ市が税理士会に委託料を支払って無料で相談事業をやっているのか理解できない。
説明員
消費生活相談は限られた範囲の相談なので、家族の関係や近隣トラブルなどには対応できない。
仕分け人
市の行政各課の窓口も、税金や基礎的な法律の問題など、専門家への振り分けを出来るのではないか。本来の役所の仕事を外へ外へと出している。
説明員
法律や税務の問題の敷居を低くして困難な事態に陥るのを防ぐというのも公益にかなうことだと考えている。
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熱心に傍聴する市民の方々
仕分け人と説明員との質疑概要
3−5 スズメバチ駆除事業(上位施策 害虫駆除及び下水溝等清掃事業) 環境衛生課衛生管理係
仕分け人
この事業は「発見即駆除」ということだが、最終的な目的は市内全域からスズメバチの生息を減少させることになるのか、それとも住宅や通学路、公共施設等に営巣したスズメバチを緊急的に駆除することなのか。いたちごっこにならないか。だとすると永久に続くことになる。駆除方法が対処療法的ではないのか。
説明員
もともとは、市民が独自にスズメバチ駆除を業者に依頼していたが、1件50,000円内外と非常に高額のために、市にお願いしたいという経過だった。スズメバチに刺されると「アナフィラキー・ショック」を起こし市民の生命に関わることから、その要望を市が受け止めて市負担で行うようになったもの。有害虫駆除ということだ。
仕分け人
住宅や通学路、公共施設等以外の場所におけるスズメバチの巣の駆除について、スズメバチの生態からすると3〜5年ぐらい集中的に駆除を行うということをした方が、政策目的効果が上がるのではないか。公平性の観点から、他のハチについても危険だという指摘もある中で、スズメバチだけで良いのかという論議も起きるのではないか。
説明員
市民の生命に関わることは、市の責任で対応したい。助成対象を広げてアシナガバチ等についても検討している。
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