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HAKO=箱をテーマとした、すどう美術館 新春の企画展です。 出品作家は、以下の通り・・・(敬称御免下さい) 朝比奈賢 ・ 安斉重夫 ・ 石川秀香 ・ 石塚和幸 ・ 伊藤あずさ ・ 入江清美 上田暢子 ・ 大野邦彦 ・ 岡野里香 ・ 皆藤由美子 ・ 勝田素子 ・ 加藤肇司 門脇済美 ・ 菅野美榮 ・ カワシマトモエ ・ 久保進 ・ 栗本佳典 ・ 後藤雅樹 小林雅司 ・ 近藤美智子 ・ サイトウノリコ ・ 相良みつよ ・ 佐々木房子 佐藤創一 ・ 塩飽和子 ・ 渋谷寿 ・ 清水春吾 ・ 下千映子 ・ 下条幸子 ・ 庄司光里 白井美佐子 ・ 杉本裕子 ・ 杉山佐和子 ・ 鈴木勇人 ・ 鈴木朝潮 ・ 袖子田万里子 高垣真理 ・ 高田竹弥 ・ 高橋房子 ・ 高橋玉恵 ・ 高橋秀巳 ・ 高濱武周 田鎖幹夫 ・ 橘良子 ・ 田中太賀志 ・ 出口道古 ・ 徳澤姫代 ・ 利根川佳江 中井秀樹 ・ 中川セツ子 ・ 長屋ともみ ・ 夏野夛永 ・ 野口節子 ・ ノモトヒロシ 梅花美月 ・ 長谷川学 ・ 花島平 ・ 深尾良子 ・ 福田澄子 ・ 本城百合子 ・ 牧野由理 升田淑子 ・ マリアレイア ・ 水町文美 ・ 三竹康子 ・ 宮川かず美 ・ 百田笙子 矢田典子 ・ 横山歓章 ・ 横山洋子 ・ 吉部祐子 ・ 鷲尾さえ子 ・ 渡辺洋子 ほか 「すどう美術館と言う箱の中、どんなHAKOが飛び出すか、100を超す箱アートがひとつひとつドラマ をもって並びます。お楽しみ下さい・・・(DM文より抜粋)」 会場のすどう美術館は、小田急線「富水」駅より徒歩3分。
晴れた日には、美しい富士山の眺めを楽しめます・・・新春一番のお出かけに、是非お運び頂きたいと思います。 |
すどう美術館
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2007年、富水にお引越しをした現代美術ギャラリー「すどう美術館」関連のニュースです
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現代美術の画家、遠藤茂子(えんどう しげこ)さんの展覧会が開催されています。 国内で定期的に個展発表を続けてきた他、近年は、スペイン、ドイツ、などの海外アートフェアでも積極的に 出品をされている氏。 すどう美術館での個展は5回目。 今回は、小田原に移転してから初めての個展となります。 遠藤さんの作品は、個人的な印象として、魅力的なモノトーンのイメージが強くあります。 特に、質量感のある 「黒」、甘やかな 「ベージュ」、そして豊かな表情を持った 「白」、という 3つの色彩が、近年のテーマ・カラーとして氏の作品の画面に多く登場してきました。 また、氏の作品を紹介する上で、もう1つ重要な意味を持ってくる素材が、蜜蝋です。 近年を問わず、多くの油画作品やテンペラなどに使われてきた馴染み深い素材ではありますが、遠藤さんの 画面に登場する蜜蝋は、とても繊細な質感と表情を持っています。 その手法に関しては、文章で説明するのが中々に難しいので詳細記述は避けますが、形状としては・・・何というか 「ごく薄い、パラフィン紙を重ねた様な感じ」 とでも言ったらいいのか、とにかく、丁寧にフラットに伸ばされた 美しい飴色の透明感を持った素材が、しっとりとした画面の中で 「存在するべき場所」 を得ている・・・。 そんな印象を受ける様な 「素材と色彩のコンポジション」 が楽しい、素敵な作品なのであります。 今回の個展のテーマは 「 風 」 。 DM作品 (上画像) には、真骨頂であるところの、ごく明るいアイボリーや白の他に、可愛らしい印象の黄色や 優しい暖かみのある紫色なども登場していて、とても新鮮な印象です。 「・・・ほかに蜜蝋と紙を使った「包む」というテーマの小品が新しい試みとして展示される・・・」 と、すどう美術館のHPで紹介されている通り、小品もまた、いつも魅力的な氏。 様々な試み溢れる、楽しい展覧会が期待されます・・・。 会場のすどう美術館は、小田急線、富水駅より徒歩5分。 晴れた日には富士を臨む、風光明媚な美しい場所です・・・。 秋風爽やかな、澄んだ空気の富水まで・・・この機会に是非、美術散歩にお出かけになって見て下さいませ・・・
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「 赤と白のトリーレ展 」 於:群馬県 軽井沢 Tri Angle(トリ・アングル) 08年8月1日(金)〜9月28日(日) 13:00〜18:00 毎週 金・土・日のみ Open 要問合せ(詳細は上記HPで) 本日は、現代美術ヘビーウオッチャー様でも、更に上級者向けの情報をご紹介します。 高級別荘が立ち並ぶ、軽井沢の森の中・・・ひときわ、ひっそりと、しかし忽然とそこに存在する、 余りにも美しい建物があります。 それが、今回ご紹介する「トリ・アングル」です。 イタリア語で「三角形」という意味を持つこの別荘は、お二人ともが弦楽奏者である大川内弘さん、 徳澤姫代さんご夫妻が造られたもので、徳澤氏曰く「天才」であるところの建築家:山口誠(やまぐち まこと)さんの設計でもあります。 「美しく過激な家を」 とのみの注文した・・・(アートコントラーダ紹介文より抜粋)。 直線的に切り取られる視野が、印象的な室内。 大きな1枚ガラスの窓。 飾りの無い、ひたすらフラットな 壁・壁・壁・・・そして迷宮の様な壁たち・・・。 バス・ルームや寝室も完備されており、別荘としての機能を持つ建物ではありますが、全くと言っていいほど 生活感が無い不思議な空間・・・。 シンプルと言うよりは、過激。 静かであるというよりも、過激。 まさに、純粋芸術と向き合うのに相応しい、美しく危険な空間であります。 現在、ここで企画されているのは、「赤と白のトリオーレ展」。 「赤・白という色のテーマだけを作家に伝えた企画。 あと、トリオーレ、というのは、音楽の譜面で 言うところの、三連譜、の意味。」 赤と白と数字の3、これが今回の展覧会の企画者でもあり、別荘のオーナーでもある徳澤氏のリクエスト。 それらのテーマから発想し、彼女が選んだ11人の現代美術作家が、新作を発表・展示しています。 以下出品作家 一覧 (敬称略) 遠藤茂子 ・ 大矢正章 ・ オーガフミヒロ ・ 岡野里香 ・ 神尾桂 ・ 杉本裕子 利根川佳江 ・ ノモトヒロシ ・ 長谷川学 ・ 林美喜 ・ 細川貴司 計11名 稀に見る極上の展覧会ではありますが、見る人を選ぶ展覧会でもあります。 気が向いたときに電車に乗って、ちょっと行ける様な距離でも場所でもありません。 作品は全て超1流品ばかりですが、行ってみて、見る目が無くて解らなかったとしても、説明は一切ありません。 建物と作品とそれらを愛する人間が、心を尽くしてあなたを招待しますが、お客様であるあなたと、作品と 建物と、それらを愛する人間とは、立場が対等でなければなりません。 ですから、お客様として、お行儀の悪い方は、是非ご遠慮下さいませ・・・。 本物の審美眼のある方、または、本気で芸術と向き合う気構えのある方、のみ、お越し下さい。 過激で美しい、徳澤姫代さんのブログは ⇒ コチラをクリック 株式会社 山口誠デザインWEB(トリ・アングル紹介ページより、お入り頂けます)
トリ・アングルは、山口誠さんが Design awards 2004 (英国)“Best residential project”を受賞した傑作です。 |
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加藤 肇司(かとう けいじ)さんの個展が開催されています。 加藤さんは、現在茨城県に在住する現代美術作家。 現在、様々な分野で活躍する作家を多く輩出している 創形美術学校では、造形科の第1期卒業生であり、その作品は、緻密さと奔放さ、重厚な質量と軽やかさ、 といった、豊かな魅力を内包した大変個性的なものです。 自宅にアトリエがあり、作品の殆どは、そこで制作されながら、都内・県内でも作品を発表されておられます。 個展を中心に活動されていますが、今年4月には、ドイツ・カールスーエ市で行なわれた大規模なアートフェア にも、出品されました。 (公式HP ⇒ art KARLSRUE 2008 ※ ただし日本語表記はありません。悪しからず) 今回は、すどうでの1年ぶりの個展となりました。 加藤さんの作品は、作品そのものの存在感や魅力は勿論、その制作工程に面白さがあります。 支持体の殆どは木かパネル。 フラットな面の質感にこだわり、まずその画面を等分に分割していく事から 始まります。 作品の素材となるのは、新聞紙や雑誌。 以前はカラーのものもお使いになっていましたが、近年は白黒の モノトーンが殆どになりました。 まず、矩形に切りそろえられた新聞紙を整然と画面に並べます。 媒体としては主にリキテックスを用い、 新聞紙は画面に隙間無く張り込まれます。 その上から更にジェッソや溶剤などを塗り、乾かします。 そして、乾いたそれらのコートを、バレンやヤスリ で、下に貼った新聞紙が再び透けて見えてくるまで、ひたすら擦り落とします・・・ と、言葉で表現すると、以上の様になりますが、それらの作業から生み出される画面は、その作業の無機質さ からは想像も付かない様な、暖かなぬくもりを持った作品となって、私達の目の前に現れるのです。 「なるべく目に触らないもの、感覚にザラつかないもの・・・が理想です。 制作は、なるべく作業やその工程に没頭し、感傷的なものを排除したいと思っています」 と、仰る加藤さん。 つい先週には、ご自身の主宰されるアトリエで研鑽を積まれている、お弟子さん達と共に東京で作品展をされ その作品の質の高さが、制作を続けている作家達の間でも話題となりました。 梅雨時期ではありますが、初夏の小田原は緑の一番美しい爽やかな季節であります。
加藤さんの静かな作品世界と出会いに・・・是非、美術散歩にお出かけになってみて下さい。 |




