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皆藤由美子(かいとう ゆみこ)さんの個展が開催されます。 皆藤さんは、現在横浜に在住される作家。 2000年の個展から近年まで、花をテーマとした作品を中心に 制作・発表をされてきました。 今回の個展は、直前回から3年間のブランクがあり、久々の新作発表展となりました。 「個展、しないんですか?と聞かれるようになって、初めて、ああそう言えばしてないなぁと(笑)。 2000年〜04年まで、結構頻繁に作品発表をしていた時期があって、周囲の方にはその印象が強かった 様なのです。勿論、発表はしなくても制作は続けていましたが、特に、しない、と決めた訳でも無いのに 個展で発表をする、という事に、余り興味が無くなっていた自分はいました・・・」 それでは、それ以外の何に興味が向いていたのか・・・と言うと? 「絵画制作をずっと続けていこうと、改めて心に決めた様な時期はありました。では現実的に・・・というと 自分のやり方を客観的に省みて、かなり曖昧な(抽象的な?)ところがあり、これでは駄目だな〜と(笑) つまり今後自分は絵画とどう関わり、それをどう発表していくべきなのか、具体的に実践していくため、 今までを省みたり、目指すべき将来に向かって、足元を固めたりするための3年間だった様な気がします」 今回、発表される作品は、全て新作で10〜15点ほどになる予定。 テーマは「花」。パネルに和紙、岩絵具を中心とした作品ですが、本人は括りとしての「日本画」には余り 固執しておらず、材料・画材としての岩絵具に魅力を感じていて、「岩絵具を使った絵画」を制作したいという 事だけなのだそうです。 「岩絵具は、ある意味、他の画材に比べて洗練されていないのかも知れない、と思う事があります。つまるところ 扱い辛い(笑)。でも、そこにこそ岩絵具の魅力があると思うのです。 画材、というより、素材に近い、私にとっては他のものでは替え難い、非常に純粋な存在なのです」 また今回は、「平面の中でこそ感じられる無限の空間の可能性を感じて欲しい」という皆藤さん。 会場に来てこそ楽しんで貰える様な展示空間作りをしたいとの事。「発表のための作品、作品のための発表、 といった、ちょっと学生っぽい?センチメンタルな個展になるかも知れません」とも仰っています。 場所は、JR関内駅南口より徒歩1分。レンガ色の印象的な建物である横浜市教育文化会館近くの、日本画画材 では特に有名な「絵具屋三吉」さんの3Fにあるギャラリーです。 (ネットショップHPは、コチラ) ギャラリーは2月に改装を終えたばかり、綺麗になった「画廊土瓶」での個展を、ご本人も楽しみにしている との事です。 早春の横浜・・・美しく咲き揃った新作の花々に出逢いに、是非、美術散歩にお出かけになってみて下さい。 ※ なお今回の個展に関連する、雑誌・新聞などの関連情報を、お知らせ書庫内記事として、随時アップして います。 ⇒ コチラです 皆藤由美子さんの絵画教室HPは、コチラです ⇒ 「アトリエ・ソレイユのHP」 このブログを運営している、アトリエ・ソレイユについても紹介させて頂いています。 |
講師作品展示情報
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夏の暑さもおさまり、画廊巡りを再開される方も増えて参りましたね。 この度、このブログを運営しているアトリエ・ソレイユの現代日本画講座の講師:皆藤由美子が、 恒例の秋のグループ展で新作を出品する事になりました。 神奈川県内を中心に広く絵画教室を運営されているご夫妻、西村直之・高橋広美の両氏が主宰されてきた このミニアチュール展。 今回で16年目を迎える事になりました。 ご主人の西村氏は、テンペラ画の人気作家。 美しく繊細な女性像や、イタリアの風景などを、艶やかで 魅力的な色彩で描かれています。 奥様の高橋氏は、パステル画の人気作家。 パステル特有の、柔らかで優しい色彩溢れた美しい花の絵画を 中心に、水彩を使ったオマージュ作品などもとても魅力的です。 お二人とも大のイタリア好き! 生徒さんを連れてかの地を訪れ、現地でしか手に入らない画紙や絵具などを 収集されたりと、毎年、楽しい研修旅行を企画されています。 今回は、お二人の作品は勿論、そのほかにも、版画・油絵・イラスト・木彫などなど・・・様々な技法で 作品制作をされている作家さんが、多数出品されます。 アトリエ・ソレイユ講師の皆藤由美子氏は、日本画の小品を出品予定です。 若手から活躍中の中堅作家まで・・・ミニアチュールというコンセプトでもあり、小品の魅力的な作品が 多数展覧されます。 会場であるギャラリー喜久田は、銀座でも老舗のお洒落な画廊。 何時も実力派の質の高い作家達が個展をされており、TV取材される事も多いので、銀座フリークには 耳馴染みのある名前かも知れません。 いつもはちょっと敷居が高い銀座の画廊・・・ですが、今回は小品中心の気軽な展覧会になっていますので、 是非この機会に、勇気を出して行ってみてはいかがでしょうか・・・? ギャラリー喜久田は、電通通りの通り沿いにあります。近くには日動画廊や、R25カフェなどもあり、
最寄はJR新橋駅から徒歩5分ほど、至便です。 |
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アングル21 8周年記念 特別企画 「 明 日 へ の 飛 躍 展 」 於 : 横浜 ギャラリー・アングル21(記事末に地図) 08年7月17日(木) 〜 22日(火) 11:00 〜 6:00 (最終日:5:00まで) 横浜にあるギャラリー「アングル21」では、開廊8周年を記念しての特別企画展として 現在活躍中である、画廊ゆかりの作家を招聘し、グループ展を行なう事になりました。 東急東横線、白楽駅から徒歩1分。 昔ながらの商店街を残す、静かな住宅街に位置するアングル21は、駅から真っ直ぐにのびるメイン道路に 面しているにも拘らず、ゆるやかな階段を少し下りた造りになっており、賑やかな通りから画廊に入ると 突然、静かな空間に迎えられ、落ち着いた空気の中でゆっくりと作品鑑賞が出来る、希少な雰囲気を持つ 画廊として、地元の作家を中心に人気の高い素敵な場所でもあります。 オーナーの大田純さんは、とても気さくなお人柄。 心から美術を愛する一人の人間として、有名無名作家を問わずネットワークを紡ぎ続けておられ、地元作家 からの信頼の厚い人物でもあります。 画廊は、絵画を中心に立体・工芸など、様々な作品の展示があり、地元近隣の美術ファンを中心に、オーナー のお人柄にひかれて、毎週楽しみに通ってくるお客様も確実に増えています。 出品作家は以下の通り (敬称略) 皆藤由美子 ・ 木村美津子 ・ 佐藤保 ・ 田川加代子 ・ 中澤金四郎 ・ 本田ヒロミ 吉田照雄 ・ 菅野健一 ・ 酒井由美 ・ 澤田重人 ・ 谷口登茂子 ・ 中島登志光 松田静心 ・ 渡辺佐和子 ・ 岸野昭 ・ 坂本潤子 ・ 下水流 智恵子 ・ 東方美代子 藤倉春日 ・ 三輪暁 ・渡辺洋子 (以上21名) 東急東横線は、都内地下鉄とつながり、池袋・渋谷からのアクセスもしやすくなりました。 近郊には横浜駅・みなとみらい線にも直通でつながり、みなとみらいへ足を伸ばすのにも便利です。 様々な楽しい作品が一同に見られる、とても面白い展覧会です。 初夏の風萌える横浜まで・・・是非、美術散歩にお出かけになって見て下さいませ・・・ |
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早春の候、皆様にはご清祥の事と御喜び申し上げます。 この度は、皆藤由美子個展にお運び下さいまして、ありがとうございました。 思いがけず、たくさんの方からご高覧を賜りまして、本当に嬉しく思っております。 今回、出逢えた沢山の方々のご意見を励みに、また明日から、心して制作に励みたいと思っております。 また、この度の個展に際し、私の様な未熟者に、色々ご助力を頂きました皆様には、心より、厚く御礼 申し上げます。 皆々様の益々のご健勝を祈り上げつつ、ひとこと、ご挨拶申し上げます。 2008年 萌 春 皆藤 由美子 ※ 以下、今回の個展に際し、お世話になりました各所一覧です (順不同・敬称御免下さい) ・ 横浜 絵具屋三吉 ・ 渋谷 ウエマツ画材 ・ 月刊美術の窓 ・ 朝日新聞有楽町マリオン ・ 読売新聞 ・ 神奈川新聞 ・ 東京新聞 ・ アートヨコハマ35号 ・ 横浜 ギャラリー元町 ・ 横浜 アングル21 ・ 横浜 元町クラフトギャラリー ・ 横浜 横浜市民文化センター ・ 横浜 鶴見画廊 ・ 横浜 横浜美術館 市民のアトリエ ・ 横浜 神奈川県民ホール ギャラリー課 ・ 小田原 すどう美術館 ・ 画材トゥールズTools 横浜相鉄ジョイナス店 ・ 銀座 Oギャラリー ・ 南蛮屋 鶴ヶ峰店 ・ 鶴ヶ峰 せいこう堂ギャラリー *** 心より御礼申し上げます ***
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花などの植物を描くとき、実物は勿論、資料としての画像など、下絵制作の為の取材は綿密にします。 綿密・・・と言うのは、かなり微細に、と言う意味で、例えば極端な場合は、雄しべの数を数えたりする 時もあります。 でも、それでは、実際に描かれた花について、それが何と言う名称か(或いは品種か)、と問われると、 実は答えられません。 私の描く花々は、実は、そこに描かれたフォルムとしては、この世に存在しない花なのです。 例えば、今回の椿。 花びらは、美しい斑(ふ)が入っていて、全体にふっくらとした一重咲きで、しべの部分は、明るい 卵色・・・という、形。 これは、斑入りの花びらは岩根絞、でも、しべはもっと明るい色が欲しいから妙蓮寺のそれ、で、 全体のふっくらとしたアウトラインは、少しドラマチックな雰囲気のある洋種のそれ・・・と言う風に 全く異なるものを合成して、新種(?)の花を作っています。 実在する部分的なフォルムを持ちながら、実際には架空の花。 誰しもの心の中に、親しい印象として存在する馴染み深い花の記憶に触れながらも、全く別の新鮮な 「その花」との出会いを体験して頂けたら・・・と思うのです。 私達の心の中に在る印象は、時に曖昧ですが、時に驚くほどの正確さを持っています。 心の動く瞬間、というのは、その様な、私達の心の中にストックされた印象に触れてくる
微細な齟齬(そご)なのではないか、と思う事があります・・・。 |




