『ローズ』という映画を観ました。
ジャニス・ジョプリンをモデルにした、あるスター歌手が愛を求めるあまりに酒とドラッグにおぼれていくというストーリー。
主人公・ローズは絶大なる支持を得るスター歌手でしたが、あまりの忙しさやプレッシャーから、酒やドラッグにも手を出し、愛する人ともうまくつきあえない。
愛してほしいのに、そばにいてほしいのに、自分をうまくコントロールできず、人々が離れていってしまう。
そういう不器用な主人公を、ベッド・ミドラーが熱演しています。
ストーリー的にはありがちな感じではありますが、そんな固定観念が吹っ飛んでいくほどの衝撃を私は受けました。
とにかく、ベッド・ミドラーがスゴイ!
彼女がもともと持っている憂いのあるルックスと演技力、歌唱力は、ローズを演じるにはこの人しかいないと思えるほど強烈で、グイグイと心の中に入り込んできます。
そして、愛を欲するあまりに孤独へと自分を追い込んでしまうその生き方が、私にはすごく共感できました。
周囲にどれだけ人がたくさんいたって、孤独はいつも自分に付きまとっていて、心は充足してくれない。
ローズにも仕事仲間やファンは多くいる、でも、それでは救われない欲求が、彼女をどんどん追い込んでいったんだと、切ない気持になりました。
私にも少し、そういうところがあるから。
ジャニスも、ヘロインや覚せい剤、アルコールなどの過剰摂取で、27歳という若さで亡くなってしまっています。
ジャニスもきっと、純粋で繊細すぎたのだろうね。
何かに頼ってしまう気持ち、それは誰しも持っていると思う。
決して、特別な人じゃないんだよね。
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