巡礼者で溢れるサンティアゴ スペイン編16
カミノ・デ・サンティアゴ(巡礼の道)を歩く人々は黙々と終着点のサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す。
最初から歩きつづける人もいれば、途中からの人、自転車で走る人、車で移動する人、毎年少しづつ進む人など様々だ。
同じ方向へ向っているので、何度となく同じ顔ぶれに出会う。
私たちは特に目立っていた。
まずは日本人であること(ほとんどいない)
キャンピングカーのナンバーがフィンランドであること(これもいない)
そのため、すぐに話しかけられ、親しくなり、助けてもらうこともある。
他の人との違いは少しだけなのに、随分と目立つ存在になっている。
人と違うということは、日本では疎んじられることもある。
人と違うことで、ちょっと引け目を感じる人もいる。
容姿、考え方、学業、仕事、生活観・・・。
思えばみんな違うはずなのに、ぜんぶ同じじゃないと安心しない人もいるし、強いる人もいる。
人と違うことは、個性につながる場合もある。
旅先で会う人たちはみんな個性的だ。
シャイな人であろうが、テンションが高い人であろうが、みんな魅力的だ。
個性が分かるともっと自分を輝かさせることができる。
長男も次男もいろんなことを考え、学びながら自転車の旅を進めている。
片言ながら、それぞれの国でドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、英語で話しかけている。
ほんの一言だが、それで通じ合い、コミュニケーションの喜びを感じる。
自分の言葉が通じて、自分の意志が伝わったことで、自分が認められた存在になる。
そんな小さなことでも自己を確認し、個性を知る機会にもなっている。
二人の子どもは自転車に乗りながらいろいろなことを話す。
進学のこと、学校のこと、趣味のこと、友達のこと、将来の進路のこと。
心配なこともたくさんあるようだ。
しかし、自分の人生は人と同じにしなくてもいいということに気がついてもいる。
自分の得意な分野を感じ始めた二人は、だんだんと個性を持ち始めているいるように思う。
私はいつも「いいんじゃないの、それで」と二人に曖昧な返事をしている。
サンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラル前に到着したとき、そこに集まるたくさんの人に出会った。
それぞれがいろんなことを考え、感じながら旅をしてきたのだろう。
カミノ・デ・サンティアゴを通過した私たちは、ゴールのポルトガルを目指してまた走り始めた。
ロカ岬へのゴールは8月19日(土)午前11時(日本時間で午後7時)を予定している。
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「良いですね!」旅しながら自分の将来の事をじっくりと考える。本当に素晴らしい。日本だけではなく広い世界の国々と接しながら。お父様の今回の旅の本当の目的は、2人の息子さんに旅を通して将来の事を考えるチャンスを!と言う感じがします。本当に素晴らしいご両親ですね。頑張って!応援しています。
2006/8/18(金) 午前 7:46 [ aga*a*88 ]
「いいんじゃないの、それで」って、関口さんの声が聞こえるようです。ステキな写真を一杯見せてもらって、まるで自分までそこにいるような気にさえなっていますが、もうすぐ終わりかと思うとさみしいです。(でも、みなさんはお疲れですよね・・・私はフリーライドでいいとこばっかりもらってる感じです。)
2006/8/18(金) 午前 10:39 [ magnum ]