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あの。なんていいますか。たぶんなんですが。どうやら百姓になっちゃったらしいっす。それも今日じゃなく、だいぶ前に…。
2年間の農業研修に励んできたのも、百姓になるためです。ここでいう百姓とは、農地を所有または賃貸するいうことです。農地は百姓じゃなければ持てないし、百姓じゃなければ農地は持てない。あ、同じことか。とにかく、百姓しか農地は持てないのです。だから、「農地を持つ」=「百姓」。農地を持つために、2年間の研修に耐えてきたのです。
当然、百姓になるのがゴール! もちろん、百姓になってからこそが本番ですが、とりあえず脱サラして研修してた身としては、百姓になることが当面のゴールでした。そのゴールの日はどんなにか晴れやかな気分になることだろう、と泣きながら研修してた2年間はずっと思ってきました。ああ、それなのに、それなのに…。
美瑛町では研修終了後にいきなり農地を購入することはできません。まず2、3年は賃貸からです。で、賃貸できるかどうかは、町農業委員会で審議されます。まさに僕が畑を借りられるかどうかの案件は、今年1月25日の農業委員会で審議されたのでした。これまでは、農業委員会に付託されてから1カ月ほど審査する期間があるので、お気楽研修生は「あと1カ月だ」とノー天気に構えていたのでした。が、しかし。実はありがたいことに、同日の同委で決定されていたのです。おおおおおおお! そのことを知ったのが2月上旬だったのです。ってことは、もう百姓って大喜びしたんですが、「その決定を公告して、異議申し立てを受け付けなければ確定しない」とのこと。「なーんだ、ぬか喜びかよ」と憤ったものの、そもそも同委の決定すら知らなかったのですから、強気な態度には出られません。
で。しばらく大人しくしてたんです。んで、しばらく大人しくしてたら、そのままこの件を忘れちゃってたんで・す・よ。あ、そー。んでもって、「もう3月だな」って思ってたら突然思い出して、どうなったかいそいそと聞きに行ったら、「もう通ってるよ。おめでとう」。がびーん。お、お、お、おれの記念すべき日はどうなった?
聞いたけど忘れちゃいましたが、公告の期間なんて長くありません。異議申し立てが出たなんて話は聞いたためしがありません。そう。普通に考えれば、1月25日の決定事項が確定するのに、1カ月以上もかかるわけがありませんな。ああ。そういえば、2週間ほど前に「印鑑持ってきてください」って言われて、出かけた記憶があります。なんだか分からないまま、印鑑を手渡して書類にポンポン押してもらいましたなあ。「それが決定の手続きだったんじゃない?」。おおおおお! いまになって言われてもっ!
まあ。百姓になるって言っても、「あなたを百姓と認める」って賞状が出るわけでもなく、手続きとしては賃貸借契約を締結するだけですからね。こんなもんでしょう。
というわけで。堂々とはいきませんが、隅っこで小さくなりながら遠慮しつつ「百姓宣言」をしたいと思います。正式決定の日は分かりませんが、まあ、とりあえず3月1日を宣言の日としておきます。こんなんが、この2年間失敗ばっかりやらかしてきたお気楽ノー天気ボンクラ研修生には似合ってるってもんです。
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