にぎやかなるDon

某東南アジアの国から帰国し、日本のフィールドを走り回っています。

フィールドノート2010

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蝶マニアの皆さんのなかには、冬眠に入ってしまわれた方も多いと思います。 先週に続き、所属しているNPOの呼びかけによりギフチョウ生息地の里山整備に出かけました。 南方系の珍しかった、いままで居なかった筈の蝶が、当たり前のように飛び交っている半面、貴重種がどんどん姿を消しいっています。 
乱開発を非難される方もおられます。 確かに原因として否定し切れないのですが、一番の原因は、不便な土地に人が住まなくなった、生活様式の変化によって、里山がジャングルのように荒れてしまった.....ことによることのほうが大きいように思えます。 便利さを求めるのは人の性、自分のことを棚にあげて人を非難することなんてできません。 「仕方がない......」と、あきらめてしまうしかないのかも知れませんが、かといって指をくわえて見ているわけにも行きません。 せめて私に出来ることとして、蝶の生息地に限られますが、里山の時計のねじを少しだけ巻き戻してやることにしました。 

今はもうジャングルのようになってしまった元里山の中で人が手を加えた痕跡(水路や石垣)に出くわしたときや、木々が生い茂ってしまった耕作放棄地を見たときは何ともいえない気持ちになってしまいます。 苦労して開墾したのに...... 今日の活動場所もそんな里山でした。

イメージ 3 ↑ 作業前の里山。 人が入らなくなり荒れ放題。 ここまでたどり着くのにかなりの苦労がありました。

イメージ 4 ↑ 作業後の里山。 常緑樹を切って陽だまりを作ってやりました。 笹を刈らなかったのは、笹の合間合間にヒメカンアオイが生えており、ギフチョウは、やや笹に隠れた株に卵を産むことがからです。

イメージ 1 ↑ 冬のヒメカンアオイ。 春のように勢いがあるように見えないのは落葉に株のかなりの部分が覆われてしまうから。

イメージ 2 ↑ 2010年春先のギフチョウ。 今日の活動で少しは増えてくれるとうれしいのですが.....
 ヒメヒカゲ生息地の環境維持活動に出かけました。 この活動は某地方公共団体が後援するNPOによる恒例行事として毎年行われています。 
 人の生活様式の変化から里山環境の荒廃が進み、何種類もの蝶が姿を消しているなか、ヒメヒカゲが生息できる環境が残っている東播磨の生息ポイントは非常に貴重です。 このNPOは同市でヒメヒカゲが生息するポイントをリストアップし、計画的に生息調査や環境維持活動を行っています。

イメージ 1 ↑ ヒメヒカゲ♀&♂。 交尾中。上がメスで下がオス。撮影日:June 8 /2010

 今日の作業の目的は、ヤマモモをはじめとする木々の低い枝を払って、地面に日を当てること。 こうしないと草原がだんだん木に侵食されていって、ヒメヒカゲが住めなくなってしまいます。 かといって、ヤマモモをはじめとする木々は山火事を防ぐため植えられていますから手っ取り早く切り倒すわけにも行きませんし、草原には適当に日陰をつくってやることも必要です。
 午前中の3時間、小春日和の中、木こりもどき(・・・)の作業をすると、足はがくがく、汗びっしょり、夏場と違って大した運動をしていない、なまった体には非常にこたえました。

イメージ 2 ↑ 写真が悪くてわかりにくいかもしれませんが、低い枝が払われ、落とした枝は斜面に等高線状に並べられています。

 皆さんにお願いです。 私自身、写真だけでなくネットマンもしますから、コレクションをしたい人の気持ちはよくわかります。 大半のネットマンの方々も保護活動をしていることを知っていたら、そこへは採りに行くことはまずはしないと思います。 汗を流して保護活動をしている人たちの気持ちを踏みにじる真似だけはやめてください。 保護活動をしている土地は、役所やNPOを通じて地権者の了解を得たうえで作業していますし、保護活動についてもかなりのご理解をいただいています。 
 看板はあがっていませんが、保護活動の跡ははっきりとわかります。 「『採集禁止』の看板をあげれば?」という人もいますが、世の中には信じられない輩がいて、看板で生息地を知り、誰もレインジャーに立っていないタイミングを見計らって採っていく奴がいます。 実際にそういった奴を自分の目で見るまでは冗談だと思っていましたが、実際目の当たりにすると.....あきれるというか、腹立たしいというか、悲しいというか....やめてくださいね。

 
 まだ小春日和という季語を使ってもいいのかよくわかりませんが、まさにこの言葉がぴったりの晴れ日で、My Fieldには少なくはなったものの元気に蝶が飛び交っていました。 先週のBlogに書いていたように、今日のField散策はシーズンオフの確認ということにはなりませんでしたが、予想が外れたからといって、腹立たしいことは何一つありません。 
 単に日向ぼっこをしているシーンを撮ったものもありましたが、今日はセイタカワダチソウで吸蜜しているシーンを集めてみました。 ちなみにセイタカワダチソウは、花粉が飛び散ってアレルギーの原因かのように言われていますがまったくの濡れ衣です。 花は養蜂業者にとってはいい蜜源ですし、このことからわかるように、花粉は風によってではなく昆虫によって媒介されます。開花前の花穂の蜜の中にはアレルギーを引き起こすどころか、アレルギーを抑える薬効成分があるとのことです。


イメージ 1 ↑ セイタカワダチソウで吸蜜中のモンキチョウ♂ −その1− 撮影は出来ませんでしたが、メスのモンキチョウも飛んでいました。 後刻、彼もアタックを試みましたが袖にされてしまいました。

イメージ 2 ↑ セイタカワダチソウで吸蜜中のモンキチョウ♂ −その2− 

イメージ 3 ↑ セイタカワダチソウで吸蜜中のヤマトシジミ♂

イメージ 5 ↑ セイタカワダチソウで吸蜜中のベニシジミ♀

イメージ 4 ↑ ヤマトシジミとベニシジミのツーショット。 これだけ蝶の飛ぶ姿が減った状態で、2頭の蝶が同じ花に停まるシーンは珍しいのではないでしょうか。

このほか、越冬準備中のキタテハも見かけましたが、シャッターチャンスをくれませんでした。

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 日々気温が下がり、野に咲く花もだんだん少なくなってきました。 雑草といわれる草も枯れて緑だったFieldも薄茶色が目立ってきました。 蝶もちらちらと飛んでいる個体を見ますが、あまり元気がありません。 今年のシーズンも間もなく幕を閉じそうです。 
 チャンスが減るということは、数打ちゃ当る式に撮影する私にとっては、ますます単なる証拠写真の山を築くだけになってきて恥ずかしいのですが、『※※年の△月○日には、この蝶飛んでいたよ。』という記録にはなりますので、アップしておきたいと思います。

イメージ 1  ↑ ベニシジミ♀ セイタカワダチソウで吸蜜中。  日様は照っていましたが、気温がいまひとつ上がらずで、停まった蝶はお日様から暖かさをもらおうと、必ずといっていいほど翅を広げていました。 この個体はかなり新鮮。

イメージ 2  ↑ ベニシジミ♂ 

イメージ 3  ↑ ウラナミシジミ♂

イメージ 4  ↑ ヤマトシジミ♂

この季節、どうしても紅葉に目が行ってしまいます。 イメージ 5  イメージ 6  イメージ 7   イメージ 8


平地の紅葉もどんどん散ってきています。 ひょっとして.....と思って覗きに行ったクロマダラソテツシジミもまったく姿がありませんでした。 神戸市内の発生地はどうなのかわかりませんが、明石市内で確認していたポイントはとりあえず終焉を迎えたようです。
 天気予報によると、気温はまだ下がる傾向にあるようで、今週末が今シーズンの見納めになるかもしれません。 シルビアシジミ発生地近くのお百姓さんには、毎週のようにカメラを持って現れるので呆れられていましたが、たぶん来週末にシーズン終了を確認に出向くことがラストになるのではと思っています。

2010年11月20日

 今年の紅葉は、例年以上に色が鮮やかです。
 ラジオなどを聞いていても紅葉スポットに関連したレポートが入ってきます。 同時に高速道路の事故情報と渋滞情報も入ってきます。 初夏にミヤマカラスアゲハを追っかけていた渓谷もきっと素晴らしいだろうとは思いましたが、蝶との出会いはほとんど期待できないこともあっていまひとつ行く気になれませんでした。 
 My Fieldを散策していても、飛んでいる蝶との出会いは日に日に少なくなっていきます。 そんな中、自分の目には素晴らしい紅葉が目に入ったのですが、写真に撮るといまひとつ...... カメラが発達しても自分の目で直に見た色にはかなわないようです。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3   ↑ キタキチョウ これでも露光を絞ったつもりだったのですが...黄色い花に黄色い蝶、難しいです。

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