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チラシの思い出?2

前回は塾講師のときに折り込みチラシを入れた思い出を書きましたが、塾のチラシといえばこんなことがありました。

前回、書きましたように学習塾業界、もっと厳密に言えば田舎の学習塾というのはのんびりとした世界でした。「いい授業をして結果を出せば口コミで生徒は増えてくる」というのが唯一の「営業」という学習塾がほとんどでした。

もっとも「いい授業」をしたからといって必ず「結果」がついてくるとは限りませんし、「結果」を出したからといって「口コミ」で集まるわけでもありません。ほとんどの生徒の塾選びの基準は友人が行っている塾かどうかでしょう。週刊誌で塾生に「営業」をさせている学習塾の記事がありましたが、これは極端な例としても塾生が友人を連れてくるというのが一番多い入塾です。

さて、このようなのんびりとした競争をしているところへ、マーケティングや経営のプロが「営業する」学習塾が進出してきたらどうなるでしょうか?

まず、今まで「邪道」とされてきた友人紹介の謝礼(たいていは図書券などの商品券)をどの塾でもするようになりました。しかし、この程度では焼け石に水です。その後、悪い噂をながしたり(塾業界のもうひとつの特徴は塾講師、経営者も性格的には「子ども」であることです。)していましたが、これも聞かずに、一時期は進出してきた塾の一人勝ち状態でした。

塾業界の話になってしまいましたが、その進出してきた塾のチラシを見て驚きました。

「○○中学2年生の塾生は全員成績があがりました!」

そのキャッチコピーの横にはやや「縮尺のおかしい」棒グラフが載っていましたが、これは「ご愛嬌」のうちでしょう。それにしても、もし本当ならすごい話ですね。全員が成績があがったわけですから…。
よほどいい授業なんでしょうね。私もどういう授業をしているのか知りたいところです。

さて、このキャッチコピーがもしウソなら大問題となるはずですが、話をよくよくきいてみると本当でした。さて、その真相は…。

○○中学の2年生の塾生というのは2,3人しかいませんでした。2,3人の成績を上げることなら決して無理な話ではありません。しかも中学2年から通塾する生徒はわりかしモチベーションが高い生徒が多いですから、少し頑張ってもらえば成績も上げやすいです。
しかも、この塾に通ってくるのは○○中学以外にも数校あり、○○中学の2年生というのは限られた集団だったのです。


まとめれば、極めて限られた条件での成功をアピールすることによって全体のイメージをよくする作戦だったのでしょうね。

通信販売の大手D○Cでも時々
「雑誌××の読者アンケートで1位に選ばれました」というようなことをしきりにアピールしています。
これも一瞬すごそうな話に聞こえますが、よくよく考えると雑誌××の読者という極めて限られた中では1位だっただけです。

ウソではない真実…これもチラシのテクニックなんでしょうねぇ。

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閉じる コメント(2)

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そうですね、石川県にも、そういう行書事務所があります。

2008/5/29(木) 午前 2:21 off*ce_*on*o 返信する

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士業といえどもある程度は「営業」的な発想も必要でしょうが、あまり行き過ぎなのも問題ですね。そのあたりの見極めが難しそうです。

2008/5/29(木) 午後 5:01 [ nori ] 返信する

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