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			<title>原 善(ハラゼン）のブログ</title>
			<description>四天王は自分が中学生の時に考え、中学から高校時代に書いていた近未来ＳＦです。授業中にこっそり書いていた作品です。当初の作品では恥かしいので、リニューアルして「ブログ版四天王」として書いております。他に「本当にあった俺の怖い話」「白井貴子と俺と映画と」「ダイエット＆肉体改造」「フリーマーケット情報」「四天王裏話」「原善のドラマ・映画大胆予想」をお送りします！</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>原 善(ハラゼン）のブログ</title>
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			<description>四天王は自分が中学生の時に考え、中学から高校時代に書いていた近未来ＳＦです。授業中にこっそり書いていた作品です。当初の作品では恥かしいので、リニューアルして「ブログ版四天王」として書いております。他に「本当にあった俺の怖い話」「白井貴子と俺と映画と」「ダイエット＆肉体改造」「フリーマーケット情報」「四天王裏話」「原善のドラマ・映画大胆予想」をお送りします！</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000</link>
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		<item>
			<title>第三話     捕虜</title>
			<description>ロクは玉木の名を上田から聞いて安堵した。玉木たちをＰ４に置いて、自分達だけが生き残ってしまった事を、今まで悔やんでいたからだ。ロクは上田のベットまで詰め寄った。&lt;br /&gt;
「玉木司令が生きてるんですね！？今どこに！？」&lt;br /&gt;
「地下の監獄にいる・・・他の幹部たちは処刑されたよ・・・」上田はやや下を向いて話し始めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうか・・・タマさんが・・・？」&lt;br /&gt;
「行くのかい？知っていると思うがあそこは瓦礫の要塞だ。船もＳＣも近寄れん。ジプシャンの残存部隊とはいえ、かなりの数だぞ・・・まあその顔じゃあ止めても無駄のようだな・・？」上田はロクの顔を見るなり、ロクの行動を読み取った。&lt;br /&gt;
「仲間を見捨てる事は出来ません！独りでも行きます！」&lt;br /&gt;
「なぜそう死に急ぐ？」上田はロクを睨んでみせた。&lt;br /&gt;
「死？・・・ですか？そんな風に見えますか？」&lt;br /&gt;
「自分も死にかけて、人の死が良く見える歳じゃ・・・焦るなよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ふふっ・・・なんとかします！」不敵に笑う上田に対し、既にロクの心はＰ４を向いていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    現在。レヴィアブリッチ。爆音や銃弾の音が激しくなり、艦長席にいた直美は頭をデスクの下にさげた。&lt;br /&gt;
「敵のＳＣが多すぎる・・・残存部隊と思って舐めていたよ！」桜井は必死に操縦管を操作している。&lt;br /&gt;
「こ、こんな時は・・・」直美は頭を隠しながら、何かのファイルを必死に捲り始める。&lt;br /&gt;
「左舷機銃！銃撃止め！攻撃をエアーバズーカに切り替える！」と桜井。&lt;br /&gt;
「エアーバズーカー・・・な、何よそれ？」桜井の言葉に驚く直美。&lt;br /&gt;
「銃弾も節約しないとね・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    レヴィアの左舷甲板部分から幾つかの砲座が迫り出し、敵のＳＣに向かって砲撃を始めた。砲弾は連続で発射され、敵のＳＣに命中するが、砲弾のような爆発は起きず、敵ＳＣは次々と木っ端微塵となっていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「い、岩？今の岩なの！？」直美は外を見ると桜井に問う。&lt;br /&gt;
「エアーブースターの出力を砲座に使ったんですよ。砲弾はコンクリートの破片や岩なんですけどね・・・これスミさんの提案。岩なんで、あまり戦車や船には効果ないけどね！」ニヤリと笑う桜井。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    ジャガーマイライフ内のロク。&lt;br /&gt;
「桜井の奴・・・やるな？ならこっちも・・・」&lt;br /&gt;
    ロクはガトリングバルカンのレバーを強く押すと、敵ＳＣ隊の中に飛び込んで行く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    風の音しかしなくなった荒野。太陽は既に西にあり、低い岩や瓦礫が長い影を帯びている。ポンチョにハットを被ったロクはそんな中、独りＰ４の方角をボンヤリ眺めている。Ｐ４は微かな砂に隠れて夕方とはいえ、蜃気楼の遥か向こうにあった。&lt;br /&gt;
「みんな、ごめんね～！」&lt;br /&gt;
    バカ明るいロクの声が空に響いた。ロクが振り返った先には、敵のＳＣ隊のドライバーと思われる兵が４０名程、手を後ろに縛られ、皆が荒野に座らされていた。みんな頭を項垂れては、目線だけはロクをしっかりと睨み付けている。その殆んどが少年少女兵ばかりだった。ロクは拳銃を構える事なく。その兵たちの中へと割って入って行く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「さて・・・？誰に案内してもらおうかな・・・？」&lt;br /&gt;
    ロクは敵の兵ひとりひとりの顔を確認する。兵たちはその都度、ロクから目線を外して下を向いた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『そんなにたくさんの捕虜を収納出来ないですよ？どうすんですか！？』&lt;br /&gt;
    ロクのインカムに飛び込んで来たのは、不機嫌な桜井の無線だった。&lt;br /&gt;
「さぁな・・・？乗ってたＳＣは回収してくれよ？そんなに破壊してないからさ。タイヤやエンジン部品、ソーラーパネルにバッテリー・・・スミが目を輝かせて喜ぶぞ！」&lt;br /&gt;
    ロクの目線の先には、彼らが乗っていただろうたくさんのＳＣの残骸が一ヶ所にまとめられていた。そのもっと先には、砂埃を上げたレヴィアが、こちらに向かって来るのがわかった。&lt;br /&gt;
『ここから見る限り、相当な数のような・・・その捕虜はどうすんです！？食料はありますが水が・・・？』無線の桜井の声は、呆れるを遥かに通り越していた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうするかね？全員銃殺とか・・・？かな？」ロクは敢えて声を大きくし、座っていた幼い兵たちを脅してみせた。怯える兵たち。そんな中ロクは、顔色一つ変えない少女兵を見つけた。&lt;br /&gt;
「おっ！？案内役は君にしよう！」&lt;br /&gt;
   ロクは片手でその少女兵の後ろに縛った腕を掴むと、強引に荒野に立たせた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「な、なんのつもりよ！？」少女兵がロクに叫ぶ。&lt;br /&gt;
「まずは・・・そうだな？こいつの軍服を脱がせろ！」ロクはそう言うと、ある少年兵を指差し、少女兵と少年兵の縄をナイフで切った。自由になった少女兵はロクの顔色を伺いながら、渋々指定された少年兵の軍服を脱がせ始める。&lt;br /&gt;
「変な真似はするなよ？俺の腕はさっき見ただろ？」&lt;br /&gt;
    ロクは銃を構える事もなく、少女に凄んでみせた。&lt;br /&gt;
「チィ！」少女は敢えて大きく舌打ちをする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「俺の服で奴の頭を覆う。視界を奪う。後はお前が飛び掛かれ・・・それから・・・」少年兵が小声で少女に呟く。&lt;br /&gt;
「無駄ね・・・こいつの態度・・・相当訓練している・・・それにあの色のＳＣ・・・こいつ雷獣よ・・・」&lt;br /&gt;
「雷獣！？あの砂漠の雷獣って奴か・・・？なぜこんな南に？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おい？そこ！私語は禁止！」ロクが二人に叫ぶ。改めてロクの顔を見上げる二人。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「お前、名前は？」ロクは少女のすぐ側に立った。&lt;br /&gt;
「・・・」ロクの声を無視して、少年の服を脱がす少女。&lt;br /&gt;
「名前と聞いているんだが・・・？」&lt;br /&gt;
「リナよ・・・パンツもかしら？乙女になにさせんのかしらね？」ロクに振り向く事なく答える少女兵。&lt;br /&gt;
「パンツはいい・・・脱がせたら、裸のまま再び両手を後ろで縛れ。その服はお前が持て。いいな？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    そうこうしていると、レヴィアが傍まで近寄って来た。辺りが砂埃で視界が悪くなってくる中、レヴィアの左脇の車庫用の扉が開き、銃を構えた数人の兵たちが、船が止まるのを待たずに降りて来ては、ロクの元へとやって来た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「君らには二、三日の間、捕虜になってもらう！食事は一日二度！水は不足中でな！コップ一杯だけだ！もちろんシャワーは無し！なぁーに、たった三日だけだ！」&lt;br /&gt;
    ロクはそう言うと、リナの左手を掴んだ。&lt;br /&gt;
「お前はこっちだ！」&lt;br /&gt;
「な、何なの！？変な事したら舌噛んで死ぬからね！」&lt;br /&gt;
    目が合う、リナと裸にされた少年兵。リナは不安がりながらも、ロクに連れられレヴィアに向かった。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/16226389.html</link>
			<pubDate>Fri, 06 Jul 2012 12:35:20 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>第六章    その１４    白髪のヒデ</title>
			<description>　スコーピオブリッチ。ツヨシが中央の司令席に座っている。そこへある兵が叫んだ。 &lt;br /&gt;
「敵のＳＣです。真っ直ぐこちらに向かっています！」&lt;br /&gt;
　するとツヨシが余裕の笑みを浮かべ答えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「１台だと・・・？まさか奴か？こちらのＳC隊は出撃させた。斑なら囲って討ち取れと言え！」&lt;br /&gt;
「はっ！」&lt;br /&gt;
　すると両角がツヨシの傍に近寄ってくる。&lt;br /&gt;
「ツヨシ様？雷獣でしょうか？」&lt;br /&gt;
「さあな・・・しかし１台とはねぇ・・・こちらも舐められたな・・・」&lt;br /&gt;
「艦砲射撃はどうされます？」&lt;br /&gt;
「味方のＳＣがいる・・・？だが・・・任せるよ・・・」&lt;br /&gt;
「かしこまりました・・・敵ＳＣに砲撃用意だ！」両角が指示を飛ばす、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　スコーピオの左部分。戦艦の主砲３門が静かに動き始めていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　陽のロータス・エスプリ。車窓前方には複数のＳＣの砂塵が見える。&lt;br /&gt;
「来たか・・・偵察相手に２０台・・・本気ね・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　スコーピオブリッチ。緊迫した中、１本の無線が流れた。&lt;br /&gt;
『敵、黄色と黒の斑！雷獣です！』&lt;br /&gt;
「艦を止めろ！」&lt;br /&gt;
「しかし・・・ツヨシ様・・・」&lt;br /&gt;
　いきなりのツヨシの命令に両角が止めに入った。&lt;br /&gt;
「先日２台確認した内の１台かもしれません・・・今出るのは・・・」&lt;br /&gt;
「囮という事か・・・」&lt;br /&gt;
「まずは艦砲かと・・・？」と両角。&lt;br /&gt;
「ふん・・・相変わらずお前は賢くて硬いね・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　陽のロータス・エスプリは間もなく敵ＳＣ隊と接触しようとしていた。陽はあるレバーを引き抜くと、左右のボンネットから小型バルカンが迫り出してくる。&lt;br /&gt;
「あの人ならこんな時、どう戦うのかな・・・？さぁーて行きますよ！」&lt;br /&gt;
　陽は敵のＳＣ隊の中心にあえて飛び込んで行った。&lt;br /&gt;
「何っ！！」&lt;br /&gt;
　すると飛び込んだと同時にスコーピオからの艦砲射撃と思われる爆撃がある。陽の近くにいた敵ＳＣ隊の何台かは、その爆撃で吹っ飛んでしまう。&lt;br /&gt;
「バカな・・・味方の所に砲弾を撃つなんて・・・」&lt;br /&gt;
　敵のＳＣ隊はその異変に気づき、陽のロータスから遠ざかった。&lt;br /&gt;
「き、嫌わないでよね・・・好きになられても困るけど・・・」&lt;br /&gt;
　陽はハンドルを巧みに捌きながら、敵サンドシップに近づいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　スコーピオブリッチ。ある兵の悲痛な無線が流れた。&lt;br /&gt;
『こちら先発隊！艦砲を御止め下さい！味方が・・・味方が！』&lt;br /&gt;
「無線は無視だ！敵は討ち取ったか？」&lt;br /&gt;
　ツヨシはその無線を無視して、敵の確認を優先した。&lt;br /&gt;
「敵ＳＣ、来ます！」&lt;br /&gt;
　ツヨシの表情が変わった。&lt;br /&gt;
「１台でか・・・？機銃！生きて帰すな！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　陽のロータスは、砂塵がたくさん舞う敵シップ近くまで取り付いていた。その砂塵の少しの隙間にあの船の姿を確認する。&lt;br /&gt;
「やはり、先日の大型か・・・？」&lt;br /&gt;
　陽のＳＣはスコーピオからの機銃攻撃の標的になっていた。&lt;br /&gt;
「これだけ確認できれば・・・」&lt;br /&gt;
　陽は急ぎハンドルを切ると、今度はＰ６方面へと向かってアクセルを踏んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデはその頃、再びあの巨大空洞の手摺階段を登り始めていた。そして聖と死龍が待機している薄暗い横穴のシャフト口に入る。そこには聖の姿しかなく、聖もシャフト内で大量の吐血をしている。&lt;br /&gt;
「大丈夫か！？聖！？」とヒデ。&lt;br /&gt;
「私は・・・もう・・・」聖は虫の息になっている。&lt;br /&gt;
「あの女は！？」死龍を捜すヒデ。&lt;br /&gt;
「この先に様子を見に行くって・・・」&lt;br /&gt;
「あいつ・・・」&lt;br /&gt;
　すると、そこに早坂も上部から戻ってきた。&lt;br /&gt;
「ヒデ！上も駄目だ！なにか電子ロックが掛かっている・・・手動じゃ開かない！下はどうだ？」&lt;br /&gt;
「下には何もなかった。行き止まりって事か・・・」&lt;br /&gt;
「あの仮面の女は？」と早坂。&lt;br /&gt;
「この先に向かったらしい・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデたちは薄暗くなったシャフトの奥を見つめた。&lt;br /&gt;
「やっぱり逃げたんだよ。俺たちの居場所を伝えるぞ？ここじゃ危険だ・・・おい・・・ヒデ！？」&lt;br /&gt;
　突然早坂がヒデの様子を見て、顔色を変えた。すると虫の息だった聖もヒデの様子を伺う。&lt;br /&gt;
「どうした・・・？」とヒデ。 &lt;br /&gt;
「ヒデ・・・お、お前その髪の毛どうした・・・？」&lt;br /&gt;
「髪の毛だと？」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　早坂の言葉に聖もヒデの顔を見つめる。よく見るとヒデの黒髪が全て白髪に変わっていたのだ。&lt;br /&gt;
「ヒデ・・・」聖も思わず声を上げた。&lt;br /&gt;
「どうした？」&lt;br /&gt;
「髪の毛がどうした？」&lt;br /&gt;
「白髪になってしまってるぞ・・・」&lt;br /&gt;
　ヒデは自分の髪の毛を撫で回した。&lt;br /&gt;
「埃でも付いたんじゃないか・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すると早坂はヒデの髪の毛を恐る恐る触り始める。&lt;br /&gt;
「間違いない。白髪だ・・・お前一体何をしたんだ・・・？」&lt;br /&gt;
「何っ・・・」&lt;br /&gt;
「・・・」&lt;br /&gt;
　ヒデも聖も驚いて声にならなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その頃、死龍はあるダクトの入口を蹴破ってある地下室に辿り着いていた。そこは非常灯だけが点いている薄暗い機関室だった。&lt;br /&gt;
「ここはどこだ・・・？」&lt;br /&gt;
　死龍は部屋中を捜しまくり、ある内線電話を見つけ操作してみた。&lt;br /&gt;
「かかるのか？かなり古いタイプだ・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　Ｐ６指令室。我妻が内線電話を受けていた。&lt;br /&gt;
「死龍さんから内線連絡！」&lt;br /&gt;
　弘士が慌てて我妻の席に降りてくる。&lt;br /&gt;
「死龍か？場所は？」&lt;br /&gt;
「地下１７階、北特別機関室からです！」と我妻。&lt;br /&gt;
「代われ！」&lt;br /&gt;
「はい！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　弘士は我妻の席の内線を手にする。&lt;br /&gt;
「死龍か？なぜそこから・・・」&lt;br /&gt;
『北の空洞から更に下の階に・・・ここは一体何なの！？』&lt;br /&gt;
「そこは、戦前の施設・・・立ち入り禁止区域だぞ！」&lt;br /&gt;
『戦前の施設？だけどまだこの施設は生きてるわ・・・それとあの巨大な空洞はなんなの？』&lt;br /&gt;
「後で説明する。無事なんだな？ヒデたちの人質になったと聞いたぞ！？」&lt;br /&gt;
『奴等もこの先にいる。今は奴等から離れている。脱出できなくて困っている様子よ。なぜあのダクトに兵を送らない？』&lt;br /&gt;
「死龍・・・そ、そこの施設はな・・・」&lt;br /&gt;
　弘士は返答に困っていた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/16020588.html</link>
			<pubDate>Sun, 03 Jun 2012 12:04:29 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>第二話    荒野の獣</title>
			<description>レヴィア１番艦ブリッチ。狭いブリッチには４人のクルーがいた。&lt;br /&gt;
「敵ＳＣ左右に展開！！」ブリッチ左側の国友が叫ぶ。&lt;br /&gt;
「国友！距離を正確に出せ！各員左舷機銃に集中！」桜井が大声を張る。そのブリッチの後方で直美が、何かテキストを急ぎ捲り始めた。&lt;br /&gt;
「距離２０００！！」と国友。&lt;br /&gt;
「了解！多聞！主砲用意！左舷４５度、上下角二度！」桜井は内線のプレストークを握る。&lt;br /&gt;
『援護射撃かい！？今のあの人に必要かよ！？怒るぞぉ～！桜井！？この船に砲弾幾つ積んでんのか分かってのかぁ！？ここで無駄撃ち出来ないぞ！！』スピーカーに流れる砲撃主の多聞の緊張した声。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「砲弾は４８発！魚雷１８本！ちゃんと頭に入ってるよ！！ただ艦長がマイライフで戦うの初めてだろ！？援護くらい・・・」&lt;br /&gt;
『貴重な資源を破壊したら俺が怒られる・・・どうせ後方に下がれの命令だろ！？機銃で十分だよ！その機銃ですらこの船に近寄れればの話だが・・・？』&lt;br /&gt;
「いいから！４、５台でいい！ぶっ飛ばせ！」&lt;br /&gt;
『ヘイヘイホ～！』一転し、気の抜けた多聞の無線。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    ジャガーの運転席。敵ＳＣ隊に近寄る新型ジャガーの前にレヴィアが主砲を撃ち込む。５メート程の高さにジプシャン軍のＳＣが３台程舞い上がる。それを見て嘆くロク。&lt;br /&gt;
「あーあー！俺そんなに信用されたないのかね・・・？砲弾の無駄だよ・・・残り４６発・・・信用されてないのはお前の方かい？相棒！？」&lt;br /&gt;
   ロクは軽くハンドルを叩いて見せた。目の前には敵ＳＣ隊が展開する。ロクはギア側のガトリング・バルカンのコントロールスティックを握り押し付けた。するとジャガーの屋根部分から二門のガトリング・バルカンが迫り出す。&lt;br /&gt;
「行きますよ！？」狙いを定めるロク。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
   今から２日前・・・旧埼玉、三郷付近。月も出てない暗闇の夜。ある老人がそんな暗闇の荒野を急ぎ歩いていた。時折後ろを振り向いては足を引き摺り、少ない瓦礫を背に歩いている。しかし遂に力尽きたか、荒野に倒れてしまう。夜空の星を見上げながら息の荒い老人は、ゆっくりと目を閉じていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
   何時間が経過したのか。東であろう空がやや青くなっていた。夜明け前なのか風もない荒野で、老人の荒い息づかいだけが響いていた。するとその荒野に獣の鳴き声が遠くに聞こえてくる。目を閉じていた老人が本能なのか、その鳴き声に気づき目を見開いた。辺りを慌てて気にする老人。するとその獣の鳴き声は、徐々に近寄ってくる。&lt;br /&gt;
「お、狼か・・・？ま、まさかな・・・？」&lt;br /&gt;
    近くのある瓦礫を見つけた老人は、立ち上がる事なくその瓦礫に身を寄せ壁に寄り掛かった。すると遠くに赤い目のようなライトを確認する。その赤い目は獣の鳴き声と共に、真っ直ぐ近寄って来た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「み、見つかったか・・・？これまでか・・・」&lt;br /&gt;
    老人はそう呟くと、眠るように荒野の中に顔を付け倒れていく。赤い目は老人のすぐ側まで近寄っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    その老人はベットで横になっている。腕には点滴の管が刺され、息が荒いままだった。部屋の外から空気の流動音が聞こえ老人の耳に徐々に入ってきた。目が覚めた老人は目が虚ろになり、その部屋を隅々まで見渡した。所々逆さになった奇妙な作り。するとベットの脇には少女が座っている気づく。それは直美の姿だった。&lt;br /&gt;
「気がつきましたか！？上田さん！？」&lt;br /&gt;
    直美は老人が目が覚めた事を心から喜んでいた。&lt;br /&gt;
「お嬢さん・・・？どうしてわしの名前を・・・」&lt;br /&gt;
    上田と呼ばれた老人も、まず自分の安否やここがどこかのかよりも、なぜ見知らぬ少女が自分の名前を知っている事に驚いた。&lt;br /&gt;
「ここの艦長がそう呼んでたもんで・・・」&lt;br /&gt;
「艦長だと！？ここは船か！？」上田はようやく自分のいる場所を把握した。&lt;br /&gt;
「はい・・・元Ｐ６配属、レヴィア第一艦隊旗艦の１番艦。艦長はロク艦長です。」&lt;br /&gt;
「ロ、ロク・・・！？Ｐ６の四天王か！？あの坊や！まだ生きていたか・・・！？」上田は二度驚く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ええ！昨日の夜、荒野で上田さんを見つけたんですよ。そうそう！なんか彼、上田先生って言ってましたけど？お医者さんか先生なんですか？」&lt;br /&gt;
「いや・・・そうか・・・わし、助かったのか・・・」上田は改めて安堵し天井を見上げた。&lt;br /&gt;
「酷い栄養失調・・・足の傷も酷いです！あと２日もすればハエに取り付かれうじの餌でしたよ・・・」&lt;br /&gt;
「あんたまだ若いのに、ここの軍医か？」&lt;br /&gt;
「子供の頃から、応急処置くらいはしてたわよ！まあこの船の居候なんで、担当はなんだかんだ私になっちゃったけどね・・・しかも私は軍とか関係ないし！」&lt;br /&gt;
「そうか・・・子供らが・・・時代って奴だな・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うふっ！」直美は上田の言葉に思わず吹き出してしまった。&lt;br /&gt;
「な、なにがおかしかったかい・・・？」&lt;br /&gt;
「いいえ・・・それ死んだ父がよく使っていた言葉だったんで・・・ついそれで・・・すいません・・・今、艦長たちを呼んで来ますね？」直美は笑いを堪えながらその部屋を出ていく。上田はベットからその姿を見つめて、再び天井を仰いだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    レヴィアブリッチ。ロクや桜井らがブリッチにいる。そんな中に直美がタラップを掛け上がって来た。&lt;br /&gt;
「おじいちゃん、目が覚めたよ！！」&lt;br /&gt;
「そうか？体調はどうだ？」とロク。&lt;br /&gt;
「正直、酷い栄養失調・・・右足が腐り掛けていたし・・・この船ロクな薬ないじゃない！？」直美は深刻な顔をして見せた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「艦長？どうします！？」重い空気の中、桜井が口を開いた。&lt;br /&gt;
「う、うん・・・そうだな・・・？」&lt;br /&gt;
「足を切断する・・・それしかないわ！命に変えれないもん！それにしたって薬品が足りない！ポリスに一度戻ってよ！」迷うロクに代わって直美が意見をする。黙り込む一同。&lt;br /&gt;
「戻るって・・・この船の足では４日は掛かりますよ！？」と桜井。&lt;br /&gt;
「ジャガーがあるじゃん！？あれならすぐでしょ！？行ってよ艦長！」&lt;br /&gt;
「うん・・・」言葉に困るロク。&lt;br /&gt;
「無理言わないで下さい！今は敵の陣地の中です！ジャガーがなければこのレヴィアは無防備です！それに俺たちは既にポリス軍を去った身です！それと・・・ロクさんの気持ちも察して下さい！」ロクの顔を伺う桜井。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そんな事、言ってられる！？行くの行かないの？」ロク詰め寄る直美。&lt;br /&gt;
「薬だけ取りにジャガーでＰ６へ戻れってか？」&lt;br /&gt;
「あんたが行かないなら、私が行くわ！私にジャガーを貸して！？」&lt;br /&gt;
「おいおい・・・」直美の勢いに押されるロク。&lt;br /&gt;
「ですから直美さん・・・それじゃあこの艦の援護が・・・」桜井が直美を止めに入る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「勝手に人の足を切るな！」ロクの口調が重くに変わった。&lt;br /&gt;
「そ・・・そうだけど・・・」&lt;br /&gt;
「俺が上田さんと話す・・・切るにしたってな、本人の同意が必要だろ？」&lt;br /&gt;
「まっ、まあ・・・そうだけど・・・」&lt;br /&gt;
「ここを頼むぞ！桜井！？」ロクはそう言うと、ブリッチを出ていった。不安がる直美たち。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    部屋をノックする音。ロクが厳しい顔で上田が横になる個室に入って来る。&lt;br /&gt;
「おおっ？久しぶりだな小僧・・・？」&lt;br /&gt;
「先生・・・？」&lt;br /&gt;
「その顔では、俺はそう長くないようだな・・・？」&lt;br /&gt;
     上田はロクの表情を見て、天井を仰いだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「足は急ぎ、切断しなければならないようです・・・」&lt;br /&gt;
「これか？ああ、長い間繋がれていたからな・・・」上田は自分の右足を擦った。&lt;br /&gt;
「他の連中は・・・？玉木司令は？」ロクは思い出したかのように玉木の名前を口にした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あのおばちゃんか・・・？今もあの地下に幽閉されておる・・・」&lt;br /&gt;
「た、玉木司令が・・・？生きてる・・・？」ロクは上田の言葉に驚いた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/16020541.html</link>
			<pubDate>Sun, 03 Jun 2012 11:56:45 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>第六章     その１３    陽、出撃す！</title>
			<description>　Ｐ６指令室。柳沢が敵サンドシップの進路を急ぎ計算をしている。&lt;br /&gt;
「妙だな・・・速度を落としたか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その声に弘士が柳沢を覗きに来る。&lt;br /&gt;
「進路はまだ分からないか？」&lt;br /&gt;
「はい・・・この分では、南下かこっちかはまだ・・・」と柳沢。&lt;br /&gt;
「通り過ぎてくれればいいが・・・ルナ？黒豹は？」&lt;br /&gt;
「新隊長は既にスタンバイしてますよん！」&lt;br /&gt;
「なら・・・行ってもらうか・・・？」と弘士。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　北ゲート前。エスプリの車内でイライラしている陽の姿があった。&lt;br /&gt;
「遅いな・・・まだかよ？」&lt;br /&gt;
　するとフロントガラスに山口の姿が映し出される。&lt;br /&gt;
『焦っても仕方ないです。じっくり腰を据えて・・・』&lt;br /&gt;
「う・る・さ・い！」&lt;br /&gt;
『へいへい・・・で？・・・ロクさんからの話ってなんだったんですか？』&lt;br /&gt;
「あっ！肝心な事聞いてないや・・・あのエロチビのせいで・・・」&lt;br /&gt;
『ダブルさん？聞いてたら怒りますよ・・・』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すると山口の映像が切れ、ルナに変わった。&lt;br /&gt;
『こちら指令室。黒豹聞こえますか？』&lt;br /&gt;
「待ってたわ！偵察ね？」&lt;br /&gt;
『はい！敵の足が遅くなりました。三方からの偵察をお願いします。』&lt;br /&gt;
「了解！北ゲート開けて頂戴！山口副隊？聞こえたわね？３番機はアキラでお願い。その他はここで待機よ。」&lt;br /&gt;
『了解！』&lt;br /&gt;
『了解。北ゲート開けます！』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すると陽の車に、音声だけの無線が入る。&lt;br /&gt;
『正面は、陽だな。左右は山口とアキラ・・・』&lt;br /&gt;
「ん・・・？誰・・・？ロクさん？」&lt;br /&gt;
　無線の声はロクだった。陽は車の周りを見渡す。すると北ゲートの塀の上からロクとダブルとバズーが覗き込んでいた。&lt;br /&gt;
『左右なら奴等もすぐ逃げれる・・・それと・・・』&lt;br /&gt;
「あの・・・隊長は私です！！作戦は私が立てます！！」&lt;br /&gt;
『ああ、ごめんごめん！』&lt;br /&gt;
「・・・って、どうして３人がそこに？ヒデが逃げてるって聞きましたよ？」&lt;br /&gt;
『その捜索だ・・・』&lt;br /&gt;
「警戒レベルが上がります。そろそろ皆さんスタンバイして下さいね・・・敵は先日のサンドシップ・・・ロクさんが挑発するから・・・」&lt;br /&gt;
『へいへい・・・』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　北ゲートが開き、陽らは車のギアを入れ始めた。&lt;br /&gt;
「さあ、みんな行きますよ！」&lt;br /&gt;
　塀の上から陽の隊に敬礼するロクたち。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その頃、ヒデは空洞の底に辿り着いていた。底の部分は牙のような建物が空洞の壁部分に最も近づき、人が一人歩けるほどの幅になっていた。照明はわずか上部にあるだけで、かなり薄暗くなっている。ヒデは手探りながらその狭い部分をゆっくり歩き始めていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なんだこの建物は・・・？なにか発光する機械そのもの・・・？入れる所もなさそうだ・・・しかし上に行くほど湾曲している。一体何に使うんだ？」&lt;br /&gt;
　ヒデは薄暗い空洞の天井部分を見上げ、建物の周囲を回り始めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　同じ頃、早坂は階段を昇り空洞の天井部分に到達していた。天井部分には手で回すようなハンドル付きのハッチがある。早坂は一度下を覗くと、あまりの高さに唾を飲み込んだ。&lt;br /&gt;
「なんて高さと深さだ・・・下は底すら見えない・・・目が眩む・・・」&lt;br /&gt;
　早坂は片手でハッチのハンドルを回そうとするがびくともせず、恐る恐る両手を使って回そうとするが全く開く様子がない。&lt;br /&gt;
「くそっ！やはり非常口じゃないのかよ！開きやしない！ヒデの読み通りか・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　北ゲート外で、再び荒野を確認しているロクら３人。そこにルナから無線が入る。&lt;br /&gt;
『こちら指令室ルナ。ロクさん聞こえますか？』&lt;br /&gt;
「こちらロク。どうした？」&lt;br /&gt;
『間もなく警戒レベルを上げます。艦隊司令は１番艦にお戻り下さい。ダブルさんはＳＣ隊を率いて東ブロックへ！バズーさんのアシカムは北ゲートへお願いします。』&lt;br /&gt;
「わかった！ヒデはどうするんだ？」&lt;br /&gt;
『守備隊が追ってます。大丈夫です、ここからは出れませんよ。』&lt;br /&gt;
「ならいいが・・・おいダブル？出撃準備だ！」&lt;br /&gt;
「ああ！」&lt;br /&gt;
　ロクらは急ぎダブルとバズーを率いて、ゲート内に入って行く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ダクト内の聖と死龍。聖がいきなり咳き込む。すると大量の血を吐いてしまう。慌てて聖の背中をさする死龍。&lt;br /&gt;
「大丈夫？」&lt;br /&gt;
「う、うん・・・」&lt;br /&gt;
「あいつら・・・戻って来ないわね？私も病み上がりなんでさすがにあなたを背負って上に戻れないわよ？どうする？」&lt;br /&gt;
「ヒデは戻って来るわ・・・」&lt;br /&gt;
「そうだといいけど・・・」&lt;br /&gt;
「戻るわよ・・・」&lt;br /&gt;
「でもこのままではあんたが・・・」&lt;br /&gt;
「気にしないで！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　Ｐ６から北へ３５キロ地点のポリス道。陽のロータスが北へ向かっていた。陽は進行方向の砂塵が高く空に舞い上がっているのを確認した。&lt;br /&gt;
「凄い砂煙だ・・・やはり先日の・・・山口？アキラ？捕らえた？」&lt;br /&gt;
『いえ・・・敵もＳＣ隊を出してる様子です。かなりの数です。』&lt;br /&gt;
「敵も臨戦態勢？ならＰ６に行くね？」&lt;br /&gt;
『通過する量ではない・・・という事ですか？』&lt;br /&gt;
「いいわ・・・後は私が・・・先に帰ってＰ６に報告して。」&lt;br /&gt;
『はあ・・・隊長は？』&lt;br /&gt;
「奴を確認するまで近づく。」&lt;br /&gt;
『平気ですか？我々も・・・』&lt;br /&gt;
「や・ま・ぐ・ち・・・命令が聞けない？」&lt;br /&gt;
『いえ・・・では先に戻ります・・・』&lt;br /&gt;
　無線が切れ、陽は一人怒り始める。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ったく！男って生き物は・・・女だからって舐めないでよね・・・」&lt;br /&gt;
　陽は前方の砂塵に向かってアクセルを踏んでいた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/15886325.html</link>
			<pubDate>Mon, 14 May 2012 10:41:50 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>第六章     その１２     ジプシーの宿命</title>
			<description>　バズーもロク同様に地面を蹴り始めた。塀の上の見張りたちはこの３人の様子を滑稽に見つめていた。するとある見張りが、塀の上から３人に叫んだ。&lt;br /&gt;
「北方面に砂塵が見えます！敵の船かと思われます！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「チィ！次から次へと・・・」&lt;br /&gt;
　ロクたちはその声に作業を止め、再び北ゲート内に戻っていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　空洞内。死龍が先頭に、早坂、そして聖をおぶったヒデが順に梯子で下へと向かって降りていった。ヒデは聖をおぶっている分、苦しそうな顔を見せる。すると真上にいるヒデに向かって、早坂が叫んだ。&lt;br /&gt;
「その女がどんな繋がりだか知らねぇが、落とすんじゃねぇぞヒデ！」&lt;br /&gt;
　それを聞いたヒデも、真下の早坂に返した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、分かってるさ！・・・しかしどのくらい深いんだこの穴！やや曲がってるせいもあるが、まるで底が見えないぞ！下を見るだけで目がくらむぜ。」&lt;br /&gt;
「下を見るなよ！それにしても下の仮面の女。なんで連れて行くんだ！？」&lt;br /&gt;
「人質だ！さっき聞いた話では、そいつはＰ５の四天王だぞ！」&lt;br /&gt;
「本当にあの死龍かよ！？おいおい、冗談だろ！？なぜここに居るんだ！？」&lt;br /&gt;
「なら本人に聞いてみろよ！？」&lt;br /&gt;
「知るか！？なら妙な動きをしたらこの底へ蹴落とすからな！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すると死龍は上のヒデと早坂を睨みつけた。&lt;br /&gt;
「何ごちゃごちゃ上で言ってのよ！？ここにまたダクトがあるわ！少し休憩しない？疲れたでしょ？」&lt;br /&gt;
    ハシゴの途中で再び同じような横のダクト穴を見つける死龍。&lt;br /&gt;
「ああ、そうだな・・・今日は怖いくらい優しいじゃないか？ええ手榴？」&lt;br /&gt;
「ここで、あんたらに死なれたら手柄にならなくてよ。」&lt;br /&gt;
「任務優先かい・・・？」冷たい死龍の言い方に呆れるヒデ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　北ゲート塀の上。ロク、ダブル、バズーが北方向の高く舞い上がった砂塵を見ていた。するとロクはインカムを口元に持ってくる。&lt;br /&gt;
「我妻？指令室は北の砂塵を確認しているのか？」&lt;br /&gt;
『はい。サンドシップです。ポリス道を南の進路ですが、こちらに向かうかは微妙です！』&lt;br /&gt;
「予想到達時間は？」&lt;br /&gt;
『２時間半と見ています。レヴィアは既にＰ７を出発しています。』&lt;br /&gt;
「わかった・・・何かあったら追報をくれ。」&lt;br /&gt;
『了解です！』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ダクト内の４人。ヒデと早坂が空洞内を見ているのに対して、死龍と聖がダクト内で向き合っていた。&lt;br /&gt;
「髪の毛・・・？」聖の頭を見る死龍。&lt;br /&gt;
「言わないで・・・」&lt;br /&gt;
「ごめん・・・」&lt;br /&gt;
　聖は手の平で、髪の毛の抜け落ちた頭部を隠そうとした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「逃げたんじゃなかったの？」と聖。&lt;br /&gt;
「あの後、街で撃たれたの・・・大砲にね・・・」&lt;br /&gt;
「あんたもヘマはするのね？」&lt;br /&gt;
「生きてたのが奇跡って言われたわ。昔から体力の回復だけは人一倍早くてね・・・」&lt;br /&gt;
「あなたもミュウなの？」&lt;br /&gt;
「そうみたいね・・・」&lt;br /&gt;
　死龍は一度目を伏せた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ミュウって・・・？」&lt;br /&gt;
「ミュウはね・・・」&lt;br /&gt;
　死龍は聖の言葉を掻き消すように言葉を被せた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ミュウは・・・ミュウはね・・・一度発症すると治らないって言われている・・・」&lt;br /&gt;
「そうらしいね・・・」&lt;br /&gt;
「血を吐き続けて、最後は眠るように死ぬ・・・もう何人も見てきたわ・・・」&lt;br /&gt;
「私もそうやって死ぬのね・・・？」&lt;br /&gt;
「ポリス内部でも、まだ血液の病気としか把握してないわ・・・昔は女性しかかからなかった・・・そんな記録が残っていたわ。それで一時この国の人口は激減した・・・それと本来ミュウの人間と、ミュウから感染した人間が居る。あなたは恐らくヒデから感染した口ね・・・ここに残って治療を続けなさい！」&lt;br /&gt;
「命令しないで！荒野で生まれたんですもん。荒野で死ぬわ・・・それがジプシーの定めでしょ？」&lt;br /&gt;
「そうかもね・・・？砂になって死ぬ・・・そしてそこに草木が育つか・・・昔はそんな言い伝えがあったらしいけど・・・」と死龍。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　するとヒデが空洞の中から戻ってきた。&lt;br /&gt;
「早坂は上へ、俺は下を降りてみる。手榴？ここにいろ。聖を頼む！」&lt;br /&gt;
「あんた、人質の私にこの子を見てろって言うの？」&lt;br /&gt;
「この先は空洞がやや曲がっている・・・聖を背負っては無理だ・・・」&lt;br /&gt;
「あんたね・・・この顔の傷・・・誰に付けられたと思ってるのよ？」死龍は自分の仮面を指す。&lt;br /&gt;
「知らんな・・・ロクだろ！？」&lt;br /&gt;
「くっ・・・いいわよ！戻って来なかったら私はこの先のダクトに向かうわ！この子を外に連れ出しても何にも出来ないわよ！」&lt;br /&gt;
「どこで死ぬかは、聖が決める事だ！こいつ自身がな・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデはそう言うと、早坂と階段を上下に別れてダクト内から消えて行った。&lt;br /&gt;
「あんた・・・敵なのに随分ヒデに信用されてんのね？その辺のあの人の感覚が私にはわかんないわ・・・？」&lt;br /&gt;
「嫌いじゃないわよ・・・好きでもないけどね？」&lt;br /&gt;
　死龍は聖に不敵に笑ってみせた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ジプシャン軍鹿島台本部。総帥の座には寛子が座っていた。すると前方から犬飼参謀が入ってくる。&lt;br /&gt;
「総帥、本隊の出撃の準備が整いました。」&lt;br /&gt;
「よかろう。我が隊もＰ５に向け出発をする！」&lt;br /&gt;
「ははっ！」&lt;br /&gt;
「Ｐ６方面の全ての基地を放棄する。よいな？犬飼？」&lt;br /&gt;
「ははっ！・・・しかし本当によろしいのですか寛子様？あのツヨシめにＰ６を攻撃させて・・・？前総帥の遺言が・・・」&lt;br /&gt;
「Ｐ５も時間の問題だ。この期に及んで順番などどうでもよいわ！しかもツヨシが父の本当の息子かどうかも分からんしな。」&lt;br /&gt;
「しかし・・・」&lt;br /&gt;
「これで本当のＰ６の正体が分かれば、それもよしとする・・・では駄目か？犬飼？」&lt;br /&gt;
「まさか・・・ツヨシをＰ６の餌にしたという事ですか？」&lt;br /&gt;
「その通りだ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　荒野を南下するスコーピオ。そのブリッチにはタケシと両角がいた。&lt;br /&gt;
「専門家の話では、艦を止め充電に３０分程度は掛かるとの事・・・」&lt;br /&gt;
「３０分？面倒だな・・・？」&lt;br /&gt;
「直径５メートルの大筒です・・・仕方ないかと・・・」&lt;br /&gt;
「それで効果は？」&lt;br /&gt;
「はい、場合に寄っては地下のシェルターまで威力を発揮出来るとの事です！」&lt;br /&gt;
「いい加減な答えだな？どんな場合なんだ？」&lt;br /&gt;
「はあ・・・専門家の話です・・・真上からが効果があるそうですが、所詮この艦も陸戦兵器・・・発射時は街の真横からでしか撃てません・・・」&lt;br /&gt;
「最初から分かっていることだ・・・」&lt;br /&gt;
「元々は対艦用に作られた敵の兵器です。街の攻撃としては・・・」&lt;br /&gt;
「その為に砲口を大きくし、改良したはずだろ？それで？」&lt;br /&gt;
「は、はい・・・１発目の攻撃で街の地層部分、２発目で地下１階と地下２階の住居シェルターを、３発目でポリス内部の核シェルター部分の攻撃が効果的と申しております。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ツヨシは突然席から立ち上がり、進行方向へと目を向けた。&lt;br /&gt;
「３発の攻撃が必要か・・・？くくくっ・・・充電時間を入れると、Ｐ６も僅か９０分という事か・・・？移動を入れてもポリスはあと４時間で終焉・・・」</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/15798480.html</link>
			<pubDate>Tue, 01 May 2012 09:56:56 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>第六章     その１１     尖った牙</title>
			<description>　ヒデと早坂は狭いダクト内を這って移動していた。ヒデと早坂の間には死龍もいる。ヒデは後ろを振り返りながら黙々と前へと前進していた。&lt;br /&gt;
「なぜ、あの施設に・・・？あそこは一部のポリスの者しか入れない様子だった・・・」とヒデ。&lt;br /&gt;
「私を誰だと思ってるの？あそこのスタッフが避難した際に、ドサクサに入ったの・・・」と死龍。&lt;br /&gt;
「当時と変わらんな・・・その勘に触るしゃべり・・・」&lt;br /&gt;
「元々ここのミュウに関して調べていた・・・私もミュウよ・・・」&lt;br /&gt;
「ふーん・・・俺もらしいぜ・・・そして聖もだ・・・あっ！？お前それで人質を交代したなっ！？」&lt;br /&gt;
    ヒデは死龍の企みを今になって気づいた。    &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうよ。今頃気づいたの？」&lt;br /&gt;
「そういうとこも変わんないな・・・なら注射器で脅しても意味ないようだな？」 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そのようね・・・これからどうする気よ？逃げれるとでも思って？」&lt;br /&gt;
「さあな・・・夜になったらここを出るさ。」&lt;br /&gt;
「地下からも街からも逃げれないわよ。」&lt;br /&gt;
「俺は一度ここから逃げてるんでね・・・」&lt;br /&gt;
「ふふふ、そうよね・・・」&lt;br /&gt;
　３人の先には聖がいた。聖はダクトの最後部分からその先をキョロキョロと覗きこんでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「聖！？何してる？」&lt;br /&gt;
「何って・・・行き止まりよ・・・」&lt;br /&gt;
　聖の振り返った先に死龍を見て何故か不機嫌になる聖。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「またあんた？」と聖。&lt;br /&gt;
「あら？縁があるわね？」と死龍。&lt;br /&gt;
「どういうつもりよ？ヒデ？なんでこの女なの？」&lt;br /&gt;
「今度は、こいつが人質だ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　狭いダクト内を、ヒデと聖は交代すると、ヒデは聖が覗き込んでいたダクトの先を見つめ驚愕する。&lt;br /&gt;
「こ、これは・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデの目に飛び込んできたのは、直径１００メートル程の円柱の形をした縦の人工的な空洞だった。中は薄暗く、地上に向かった先も照明らしきものはない。ただ縦に伸びた壁の所々に小さな照明がランダムに取り付けられていた。天井までの距離は１００メートル弱だが、底の部分は暗くてどこまでが底なのか分からない状態だった。&lt;br /&gt;
　よく見ると、空洞の中央部分に鋭利な建物がある。天井に行けば行くほどその建物は鋭利な作りをしている。天井ギリギリの部分がてっぺんだった。真っ直ぐ伸びるというよりややカーブしているようにも見える。ヒデの声に早坂もダクトから顔を出した。&lt;br /&gt;
「まるで尖った牙だな・・・」早坂が見上げる。&lt;br /&gt;
「何の装置だ・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　二人は唖然としその鋭利な建物のてっぺんを見つめていた。&lt;br /&gt;
「核ミサイルか・・・？それに射出口か・・・？またデカいミサイルをポリスは持っているんだな？」&lt;br /&gt;
「馬鹿言え！こんな直径の核なら、地球ごと吹き飛んでしまうぞ！」と早坂。&lt;br /&gt;
「じゃあなんだこれは！？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『なんの空洞なんだ？俺がいた時にこんな穴がポリスにあるなんて聞いたことないぞ・・・しかも、この中央の鋭利な建物は何だ？俺らがいたのは北ブロック・・・ダクト内を這ったとしてもかなりの距離を進んだ。俺の勘ならここは北ゲートの真下かそれ以上・・・』&lt;br /&gt;
　ヒデは一人悩んでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「何！？死龍が人質に！？」&lt;br /&gt;
　無線を持ったロクの声が裏返った。&lt;br /&gt;
『私の身代わりにね・・・なにか作戦があるみたい・・・なぜあのブロックに入ったのかは不明よ。ヒデと死龍は共に一期生・・・それにミュウよ。共闘したかもしれないわ・・・』&lt;br /&gt;
「馬鹿言わないで下さい！それで、死龍は！？」&lt;br /&gt;
『ヒデたちとダクト内に・・・兵らが追っているわ・・・』&lt;br /&gt;
「断面図でそのダクト内の先に、妙なブロックを見つけた・・・北ゲートの真下辺り・・・ポリスの敷地外だ？この巨大な空洞はなんだ？空調の穴にしては巨大な物だ！？」&lt;br /&gt;
『空洞？私に聞かないでよ？』&lt;br /&gt;
「そうだな・・・自分で確かめる・・・」&lt;br /&gt;
　ロクは無線を切ると、ダブルに目だけで合図を送り、その場を立ち去る。ダブルも合図に感づいたのか無言でロクの後を追う。&lt;br /&gt;
「お？おい・・・ヒデはどうするんだよ！？」慌てて二人を追うばズー。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ダクト内の４人。ヒデが空洞内を見渡していると、ダクト内そばに上下に伸びた鉄ハシゴを見つける。&lt;br /&gt;
「これで降りれるぞ！」とヒデ。&lt;br /&gt;
「馬鹿な・・・地上に逃げるんじゃないのか？上にだろ！？」と早坂。&lt;br /&gt;
「これがタケシが捜していた、真・四天王だろ・・・それにポリスの構造から考えて上に行ってもハッチは開かないだろうな・・・」&lt;br /&gt;
「馬鹿言え！下に行けば兵たちに捕まるぞ！」&lt;br /&gt;
「気づかないか？兵たちが追ってくるなら、もうとっくに追いつかれている！」&lt;br /&gt;
「どういう事だ！？」&lt;br /&gt;
「追ってこないんじゃない・・・入れないのさ・・・ポリス兵もな・・・」&lt;br /&gt;
「ま、まさか・・・？」&lt;br /&gt;
「どうやら、俺たちは見てはいけない物を見てしまったようだぞ。」&lt;br /&gt;
「私たちはどうするのさ？階段を上がる力なんて私に残ってないわよ・・・」と聖。&lt;br /&gt;
「おぶってでも連れて行くさ・・・手榴はここで開放してやる！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　死龍はヒデの顔を見つめる。&lt;br /&gt;
「随分余裕ね？」&lt;br /&gt;
「病人じゃ足手まといだ・・・」とヒデ。&lt;br /&gt;
「あら気づいたの？」&lt;br /&gt;
「体中が悲鳴を上げているな？数日前まで重症だった動きだ・・・それとも俺たちと逃げたいのかな？同じミュウとして・・・？」&lt;br /&gt;
　その言葉に死龍は迷っていた。ヒデもその死龍の様子を伺っていた。&lt;br /&gt;
「それもいい手ね・・・？」死龍が不敵に笑う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　Ｐ６指令室。指令室が慌しい中、柳沢が司令に叫んだ。&lt;br /&gt;
「司令！古川方面に、巨大な砂煙確認！」&lt;br /&gt;
「スクリーンに出せ！」と弘士。&lt;br /&gt;
　中央の巨大スクリーンに映し出されたのは、遥か彼方の砂塵の映像だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「距離不明！先日の敵サンドシップの物と思われます。」&lt;br /&gt;
「柳沢、進路を計算！我妻、Ｐ７にレヴィア艦隊の発進要請を！」&lt;br /&gt;
「了解！」&lt;br /&gt;
「これより警戒レベルを２つ上げる。ヒデの捜索は引き続き続行しろ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ロクとダブルとバズーは北ゲート前にいた。北ゲートが左右に少し開くと、ポリスの中から３人が出てくる。するとロクはある方向にひとり走り始めた。&lt;br /&gt;
「どうした？ロク？ちゃんと説明しろ！」&lt;br /&gt;
　ロクの後姿にバズーが叫んだが、それを無視するようにロクは先へと走り続ける。するとある箇所に立ち止まり、地面を片足で勢いよく踏み始めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ロク、どうしたんだ？」とダブル。&lt;br /&gt;
「前から不思議と思っていたんだ・・・」&lt;br /&gt;
「だからなんだ！？」&lt;br /&gt;
「ある箇所の上を走ると、エンジン音が二重に聞こえる箇所があったんだ・・・」&lt;br /&gt;
「なにっ！？」&lt;br /&gt;
　ロクは場所を変えながら、足で地面を叩き続けた。&lt;br /&gt;
「最初は、塀に音がぶつかって聞こえていると思っていた。だがあれは確かに下から聞こえていた！もしあの図面の通り、この辺りに本当に巨大な空洞があるとしたら、その音は下から聞こえていた事になる・・・」&lt;br /&gt;
「確かに・・・俺も覚えがある・・・」とダブル。&lt;br /&gt;
　するとダブルもロクの真似をし、地面を無策に踏みつけ始めた。&lt;br /&gt;
「おいおい、ダブルまで・・・」二人の様子に呆れるバズー。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『この下に一体何が眠っているんだ？・・・これがタケシが捜していた真・四天王なのか・・・？』ロクは必死に地面を蹴っていく。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/15782722.html</link>
			<pubDate>Sun, 29 Apr 2012 00:26:48 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>第六章    その１０     ヒデと死龍</title>
			<description>　ヒデたちの前に現れたのは、まるで何かを研究するためのラボが広がっていた。何人かのスタッフはヒデたちの様子を見て慌てて反対側の出入り口に逃げていく。ヒデは誰も居なくなった事を確認すると、武器にしていた注射器と高田を早坂に任せた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こ、ここは・・・なん何だ・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデは一人、ラボ内を歩き回る。そこには大なり小なりの水槽や、円柱のガラスの水槽内に赤ん坊から、成人女性の遺体が全裸の格好で緑色に着色された何かの液体に漬けられている。特に赤ん坊の数は多い。&lt;br /&gt;
　すると聖が奥の方から何かを見つけ叫んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「な、なんなの？中にいるの・・・ロクの妹よ！」&lt;br /&gt;
　ヒデがその声に聖のそばに近寄った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こ、これは・・・あのなつみなのか・・・？」&lt;br /&gt;
　そこには巨大な円柱の水槽に入っているなつみの遺体があった。ヒデはなつみとこういった形で再会するとは思ってもいなかった。なつみは全裸のまま、緑色の液体に漬けられ、何かの管が鼻や口、そして腹部やへその辺りに何本も繋がれている。ヒデはそれを唖然と見つめていたが、やがて早坂に羽交い絞めされいる高田の元へと向かった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おい、ここは何の施設だ！？」&lt;br /&gt;
「ここは・・・ミュウを研究する施設よ・・・」&lt;br /&gt;
　高田は悔しそうにヒデに口を開いた。&lt;br /&gt;
「ミュウ・・・そんな施設がこんな地下に・・・噂は聞いていたが・・・本当に実在するのか！？」&lt;br /&gt;
　ヒデは驚きのあまり、再度施設内を見渡す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その頃、地下６階でロクらとバズーらが合流していた。しかしロクと兵らが揉めていた。&lt;br /&gt;
「なぜ追わない！？」&lt;br /&gt;
「ここからは我々も入れません・・・」躊躇する若い兵たち。&lt;br /&gt;
「ＩＤがないんだ・・・入るには司令の許可がいる！」バズーが唇を噛み締めていた。&lt;br /&gt;
「その司令は？」&lt;br /&gt;
「非常階段から守備隊を送っているとの事・・・ロクさんらはここで待機と・・・」ある兵が答える。&lt;br /&gt;
「追えって言ったり、待機って言ったり・・・それで聖は？」とダブル。&lt;br /&gt;
「はあ・・・一人女性を連れて行ったとの事です！」&lt;br /&gt;
「手が出せないか・・・誰か地下の見取り図を持って来い！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ミュウはなぜ産まれ・・・なぜ早く死んで行くのかをここで研究していたの・・・」と人質の高田。&lt;br /&gt;
「タケシの捜していた、真・四天王ってこれの事か？」&lt;br /&gt;
「馬鹿言わないで。これが四天王に見える？」&lt;br /&gt;
　ヒデは言葉を失い、その場で跪いた。&lt;br /&gt;
「ポリスは一体何を隠してるんだ・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すると奥の階段から、複数の足音が聞こえてくる。早坂はいち早くそれを察知した。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ヒデ？やばいぞ！ここにも兵が来る！急げ！」と早坂。&lt;br /&gt;
「ああ・・・先生よ！？聖は貰っていくぜ！」&lt;br /&gt;
「馬鹿言わないで・・・その子はここならまだ治る可能性が・・・」&lt;br /&gt;
　高田は必死にヒデを説得した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「荒野で産まれたんだ・・・荒野で死ぬのが運命さ・・・」ヒデは弱った聖を見つめる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　するとヒデは空調の網戸を蹴破り、そこに聖を押し込んだ。&lt;br /&gt;
「ここから上に向かうんだ！」とヒデ。&lt;br /&gt;
「ヒデ・・・」&lt;br /&gt;
「いいから先に行け！必ず追いかける！」&lt;br /&gt;
「うん・・・」&lt;br /&gt;
　聖は一人空調ダクト内を這って行く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こいつはどうする？殺すのか？」&lt;br /&gt;
　早坂は羽交い絞めの高田を更に締め上げた。&lt;br /&gt;
「いや・・・ここを出るまでは、人質になってもらうさ・・・ポリスにとっては、無くてはならない人らしいしな・・・？」&lt;br /&gt;
　そこに部屋のドアが開く音がする。身を構える早坂とヒデ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「久しぶりねヒデ・・・」&lt;br /&gt;
　そこにいたのは、青白い顔をしたマスク姿の死龍だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「その声・・・手榴か・・・？」ヒデは身構えた。&lt;br /&gt;
「し、死龍・・・なぜここに？」驚く高田。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　地下６階で待機中のロクたち。ロクがインカムの無線に耳を澄ましている。&lt;br /&gt;
「ダクトを使って逃走だと？・・・おい！図面だ！奴等また上に上がってくるぞ！」 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　兵が施設内の図面を床に開く。それを見つめる３人。&lt;br /&gt;
「この空調ダクト・・・一体どこに繋がってんだ？」とバズー&lt;br /&gt;
「普通のダクトと違うな・・・？」とダブル。&lt;br /&gt;
「この施設・・・一体・・・？バズー！？」&lt;br /&gt;
　ロクはバズーを睨んだ。&lt;br /&gt;
「し、知らねぇよ・・・大体、俺らこの階から下へ入れねぇだろ？」&lt;br /&gt;
「こいつ・・・普通のダクトじゃねぇ・・・中央の制御室へ繋がっている・・・なにかを隔離する為に作られている・・・」とロク。&lt;br /&gt;
「ヒデ・・・何するつもりだ・・・？」とバズー。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「生きていたか・・・？手榴？」&lt;br /&gt;
「勝手に殺さないでよね・・・」冷たく答える死龍。&lt;br /&gt;
　死龍の息は荒く、立っているのが精一杯の様子だった。死龍は武器も持たずヒデたちに近づく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こんな地下に、こんな施設があるとは思わなかったな・・・」&lt;br /&gt;
「お前も知らなかったのか・・・？」驚くヒデ。&lt;br /&gt;
「６年ぶりかしら・・・？ジプシャンにいたとはね？」&lt;br /&gt;
「そのマスク・・・あの時の・・・？」&lt;br /&gt;
「幸いにもね・・・」死龍は仮面に手をする。&lt;br /&gt;
「何の用だ？」&lt;br /&gt;
「その人と人質の交代よ。」&lt;br /&gt;
　死龍は高田を見てヒデに話した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「信用できないな・・・」&lt;br /&gt;
「その人はソルジャーたちに格闘技を教えるくらいの猛者よ・・・私は見ての通り病人よ・・・どう？」&lt;br /&gt;
「・・・・・・」ヒデは高田を見つめた。&lt;br /&gt;
「追ってくるのはロクよ・・・あなたにとっても私の方が都合が良くて・・・？」&lt;br /&gt;
「早坂さん！？」&lt;br /&gt;
「ああ・・・死龍ってあのＰ５の四天王か！？なぜここに？」&lt;br /&gt;
　ヒデは高田を早坂に任すと、死龍に近づき身体検査をする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「武器は持ってないようだな・・・いいだろう。あんたが人質ならロクも手が出せないか・・・？」とヒデ。&lt;br /&gt;
「相変わらず、賢いじゃない・・・？」&lt;br /&gt;
「早坂さん？そいつを縛って置いてください。」&lt;br /&gt;
「ああ・・・この女医はいいのか？」と早坂。&lt;br /&gt;
「大丈夫だ！こいつを人質に連れて行きます。」&lt;br /&gt;
「・・・」&lt;br /&gt;
　死龍はヒデに不敵に笑ってみせた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/15779803.html</link>
			<pubDate>Sat, 28 Apr 2012 17:44:56 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>第一話      再び・・・行きますか！？</title>
			<description>愚かなり人間たちよ・・・&lt;br /&gt;
地上を這いつくばる人間たちよ・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
全ての神の予言通り、約束の死はすぐそばまで来ている・・・&lt;br /&gt;
私の息子がそれを成し得るだろう・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
愚かなり人間たちよ・・・&lt;br /&gt;
災いを呼び込む人間たちよ・・・&lt;br /&gt;
神の名を騙り、神を冒涜した人間たちよ・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
約束の死は、もうすぐそばまで来ている・・・&lt;br /&gt;
すぐそばまで・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    第六ポリスで、ジプシャン軍の旗艦プロメテウスが撃沈して４週間が過ぎようとしていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    その暗い倉庫にはエンジン音と空気の流動音が入り交じっていた。時折縦に大きく揺れては、体に感じる程の微動な揺れを倉庫の中で響き渡らせていた。良く見ると所々、倉庫の中の作りはいくつか逆さで、古い注意事項のパネルや階段、手摺りや渡り廊下などが逆さに残っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    そんな倉庫の中央には車両が一台。黄色と黒の斑模様。赤のヘッドライト。車高の低いそのボディはスピードを重視して設計されており、後輪のタイヤは前輪の二倍の大きさ程あり、車体は前にやや傾いている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
   運転席には大きなのハットに口元を覆うスカーフ、長い毛皮のポンチョを着た１７、８歳の一人の少年の姿があった。車内の彼が車のキーを回すと、エンジン音が倉庫内に響き渡った。獣の叫びの様なエンジン音が振動となって車内にも響いた。更にアクセルを踏み続け、爆音を轟かしエンジン音をチェックしてる様子だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「よく仕上げてあるな・・・？俺の注文通りだ・・・スミさんさすがだ・・・」&lt;br /&gt;
　そう一人呟くと、他の機器も次々と作動させていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「問題はこいつだな・・・？」&lt;br /&gt;
　少年の目が細まり、機器の一つのスイッチに手をあてたまま動かなくなった。&lt;br /&gt;
「賢くなったのはわかるが・・・こいつをどう作戦に使えばいいか・・・？上田先生を夜中に見つけたのは偶然か？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    その時、フロントガラスにインカム姿の一人の少年の姿が投影された。年は２０歳前後。やや緊張している。&lt;br /&gt;
『いい音ですね。艦隊司令！上のブリッチまでガンガンに響いてますよ！』&lt;br /&gt;
　すると少年はその声にモニターを睨みつけた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「三島・・・俺を外で艦隊司令と呼ぶな・・・」&lt;br /&gt;
　呆れた声の少年は、映像の三島を叱ってみせた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『す、すいません！艦長！間もなくたくさんの瓦礫地帯でレヴィアはこれ以上進めず・・・』&lt;br /&gt;
「お前らは後方待機！」&lt;br /&gt;
『はぁ～！？しかし・・・』&lt;br /&gt;
すると映像の人物が替わり慌てて報告をする。&lt;br /&gt;
『艦隊司令！敵ＳＣは約５０台！！真っ直ぐこっちに・・・』&lt;br /&gt;
「だ・か・ら・・・俺を外で艦隊司令と呼ぶな国友・・・」&lt;br /&gt;
    少年は怒りを押さえ、モニターを再度睨んだ。&lt;br /&gt;
『す、すいません艦長・・・ですが敵ＳＣ隊は間もなく当艦の射程距離に入り・・・』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あらら？昨日の報告とは数が違うな？」&lt;br /&gt;
『私の目が節穴とでも・・・？敵も応援くらい頼みますよ！』&lt;br /&gt;
    突然、少年の目が優しくなった。&lt;br /&gt;
「ふふふ・・・良い読みだな？国友？だが俺に意見とは良い度胸だな？」&lt;br /&gt;
『あ、ありがとうございます・・・』脅えるモニターの国友。&lt;br /&gt;
「まあその位の数なら、いい勝負になるかな・・・？本艦は敵ＳＣ隊に対して真横を向けろ！主砲、機銃一斉発射の後、この戦闘区域を急速離脱！・・・後は任せたぞ桜井！？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
    深呼吸した少年が大声を張ると、モニターには三人目の少年が現れた。&lt;br /&gt;
『ロクさんこそ、あまり派手に暴れないで下さい。敵ＳＣは貴重な資源ですから・・・スミメカニックに怒られたくないんで、出来れば傷つける事なく・・・』&lt;br /&gt;
「美品で捕獲かい・・・？なんとかする！」&lt;br /&gt;
『ふふっ・・・出た出た・・・』含み笑いの桜井。&lt;br /&gt;
「ふふっ！よし！ハッチ開けろ！！」&lt;br /&gt;
『久々の緊急発進ですよね？艦はお止めしますか？』&lt;br /&gt;
「おいおい・・・なめてんのかい！」低い声でモニターを睨む。&lt;br /&gt;
『り、了解！速度最大でハッチ開けます！横転しても責任取りませんよ！？』&lt;br /&gt;
    モニターの映像が切れると同時に、車両前方のハッチが鈍い音を響かせゆっくりと開き始めた。外の光が倉庫内を明るく見せる。少年の乗る車も少しづつ光輝いてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『ちょ、ちょっと！！』&lt;br /&gt;
    フロントガラスの映像モニターには四人目の人物が映し出された。少年はその人物を見ると目を細める。１５歳程の少女だった。&lt;br /&gt;
「どうしてお前がブリッチにいる！？しかもそこ俺の席じゃないか！？桜井！？桜井は何してる！？大体そこには勝手にな・・・」&lt;br /&gt;
    映像が再び桜井に替わり、少年の怒った口調に慌てた桜井が答えを見つけようとしている。&lt;br /&gt;
『あ、あっ！？あのそのですね・・・いえ、あの！直美さんが・・・どうしてもと聞かなくて・・・』&lt;br /&gt;
    答えが聞けないまま、再び少女の映像が切り替わる。&lt;br /&gt;
『あんたさぁー！私にお前なんて言わないでよね！！艦長が居ない間、私が艦長代行しますから！！』&lt;br /&gt;
「お前な・・・遊びじゃないんだけどな・・・桜井！？桜井は！？桜井に代われ！」呆れる少年。&lt;br /&gt;
『ですから・・・それは・・・』再び桜井の映像。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『陽ちゃんに頼まれたの！』桜井の映像に割り込むように直美が叫ぶ。&lt;br /&gt;
「なっ・・・な、なんであいつなんだよ・・・」その名前に動揺する少年の声。&lt;br /&gt;
『あんたは歩兵専門だから航海や船の戦術は不馴れだからだって・・・だからポリスを離れる前に航海戦術のマニュアルを渡されたの・・・』&lt;br /&gt;
「あいつ・・・船では俺を子供扱いかよ・・・？」&lt;br /&gt;
『まあ、そんな理由でここの席ね！』&lt;br /&gt;
「勝手にしろ・・・」&lt;br /&gt;
『約束したよね！？３日経ったら本当にＰ６に戻るわよ！？』&lt;br /&gt;
「ああ！なんとかする・・・」&lt;br /&gt;
『出た出た・・・それじゃねぇー！！』映像が切れる車内。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ふぅ・・・ジャガー・マイライフ出る！！」&lt;br /&gt;
     少年は溜め息をすると、車のギアを入れる。ハッチは完全に開き、艦の外の様子は砂嵐なのか、レヴィアの排出風なのか、まるで外の風景など見えない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「さぁーて・・・・・・行きますか！？」&lt;br /&gt;
　ロクはアクセルを踏み込んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
                                      四天王   １と２分の１&lt;br /&gt;
                                         【ミュウの爪痕】</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/15778042.html</link>
			<pubDate>Sat, 28 Apr 2012 09:54:01 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>第六章     その９     地下研究所</title>
			<description>　Ｐ６指令室。何かの警報が室内に鳴り響く。&lt;br /&gt;
「何の警報だ？」弘士が叫ぶ。&lt;br /&gt;
「地下６階の独房からです・・・収監中のヒデが人質を取って立て篭もったと・・・」とルナ。&lt;br /&gt;
「何だと！？」&lt;br /&gt;
「人質は医務班の高田主任です！」&lt;br /&gt;
「ダブルを向かわせろ？ロクもいたな？場合によってはヒデの射殺も構わん！逃走を図られんように全エレベーター停止だ！」&lt;br /&gt;
「はい！」&lt;br /&gt;
「・・・高田め・・・しくじったな・・・」弘士は唇を噛み締めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデは高田を羽交い絞めにしながら、独房から出てきた。高田も必死に抵抗する。するとヒデの独房の３つ隣から声が聞こえる。よく見るとタケシ隊の早坂隊長が、鉄格子の窓から叫んでいた。&lt;br /&gt;
「手伝うかい？ヒデ？」と早坂。&lt;br /&gt;
「ああ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ポリス兵たちも続々と独房前に集まり始めていた。ヒデは高田の首に掛けてあったＩＤカードを引き契ると、早坂の独房前まで高田を引き摺った。&lt;br /&gt;
「私はいい！構わず撃ちなさい！」&lt;br /&gt;
　高田は自分のミスで引き起こした現状を打破しようと、兵たちに発砲を命令した。しかし若い兵らは銃を構えるだけで、撃とうとはしなかった。&lt;br /&gt;
「何してる！撃ちなさい！」&lt;br /&gt;
　ヒデは高田のＩＤを使うと、早坂の独房を開けてしまった。&lt;br /&gt;
「甘いんだよ・・・ポリスは・・・奴と同じさ！」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　すると、待ちかねたように早坂が独房から出てくる。&lt;br /&gt;
「どうする、ヒデ？」&lt;br /&gt;
　早坂は慌てた様子で、ヒデの影に隠れた。&lt;br /&gt;
「逃げるさ・・・銃殺はごめんだ・・・」&lt;br /&gt;
「ここからは逃げるなんて無理よ。既にこの階は封鎖されたわ！」と高田。&lt;br /&gt;
「なら潜るだけだ・・・聖はどこだ！？」&lt;br /&gt;
「なに・・・？」顔をしかめる早坂。&lt;br /&gt;
「逃走方向に逃げるバカがどこにいるんだ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　Ｐ６指令室。&lt;br /&gt;
「Ｎブロックは封鎖しろ！奴を地上に出すなよ！」&lt;br /&gt;
　弘士が指揮を振るう中、ダブルが入ってくる。&lt;br /&gt;
「司令！」&lt;br /&gt;
「すまん・・・ヒデが脱走を図っている・・・」&lt;br /&gt;
「捕まえるんですか！？」&lt;br /&gt;
「最悪の場合、このまま刑を執行してくれ・・・」&lt;br /&gt;
「分かりました！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　高田とヒデと早坂が緊急用エレベーターで地下に向かっていた。高田はそれでも必死に抵抗する。&lt;br /&gt;
「ふん・・・施設中の守備隊は、若い兵ばかりで銃も撃てねぇ・・・今のポリスの現状は酷いもんだな？先生？」&lt;br /&gt;
「聖を連れ去る気？」&lt;br /&gt;
「ああ、惚れてたんでね・・・」&lt;br /&gt;
「なら逢わない方がいいわ・・・」&lt;br /&gt;
「ど、どういう事だ！？」&lt;br /&gt;
　ヒデは高田の言葉に逆上した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「せめてここに居させて、楽に死なせなさい！」&lt;br /&gt;
「バカな・・・１０日前には元気だったはずだ。」&lt;br /&gt;
「女性がミュウに犯されると、病状は早い・・・特にあの子の場合は異常なくらい・・・連れ出すなんて土台無理よ！」&lt;br /&gt;
「そんな脅し、俺には効かないぜ・・・」&lt;br /&gt;
「彼女を見れば分かるわ・・・」&lt;br /&gt;
「ふん・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　地下６階のエレベーターの扉が開くと、バズーと兵士ら５人が待ち構えていた。&lt;br /&gt;
「ちぃ！ここもか・・・」&lt;br /&gt;
　ヒデは高田を盾にすると、早坂とエレベーターから降りてきた。&lt;br /&gt;
「観念しろヒデ！どこにも逃げれないぞ！」とバズー。&lt;br /&gt;
「あの男・・・石森をやった男か？」&lt;br /&gt;
　早坂はバズーの顔を見るなり、バズーを睨んだ。&lt;br /&gt;
「通せ！この女を殺す！」とヒデ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ヒデは再度、高田の首元に自分の血液の入った注射器を突き立てると、バズーらを威嚇する。&lt;br /&gt;
「くそっ・・・」&lt;br /&gt;
「この階だよな？聖はどこだ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その時、外の様子の異変に気づき聖が病室から出てくる。&lt;br /&gt;
「ひじり・・・」&lt;br /&gt;
　ヒデが見た聖の姿は、１０日前に見た元気な姿から程遠い姿になっていた。髪は全て抜け、顔も青白く、少しやつれている様子だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ヒデ・・・」&lt;br /&gt;
　聖はヒデの姿を見ると、髪の毛のない頭を必死に隠そうと、頭部を手で覆いながら病室からフラフラと出てきた。&lt;br /&gt;
「行くぞ・・・」&lt;br /&gt;
「うん・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデは高田を羽交い絞めにしながら、聖に手を伸ばした瞬間だった。銃を構えていた一人の若い兵が、聖に向かって発砲した。&lt;br /&gt;
「うっ・・・」&lt;br /&gt;
「聖！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　銃弾は聖の右肩を貫通し、聖は後方に倒れてしまった。&lt;br /&gt;
「患者を撃つな！何してる！？」&lt;br /&gt;
　高田の怒号に、兵らは狙いを再びヒデらに向け始める。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「てめぇら！人質を殺すぞ！」&lt;br /&gt;
　早坂がヒデに変わって聖の傍に近寄り、抱きかかえた。&lt;br /&gt;
「大丈夫だ・・・急所は外れている・・・」&lt;br /&gt;
「そうか・・・逃げるぞ・・・」&lt;br /&gt;
　ヒデは高田を連れたまま、ポリス兵が少ない箇所へと少しづつ移動していく。するとヒデの目に一つのエレベーターが目に止まった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「地下７階以降の特別エレベーター・・・面白い・・・真・四天王とやらを拝んで行くか？」&lt;br /&gt;
　ヒデは高田を盾にしたまま、特別エレベーターに近寄っていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　あるエレベーターにロクとダブルが乗り合わせている。ロクは拳銃に弾を込めて、ダブルはインカムで何かを話している。&lt;br /&gt;
「銃殺だと！？生け捕りじゃないのか？・・・・・・わかった。おい？そういう事だ・・・」&lt;br /&gt;
「おいおい・・・手間省くなよな・・・」ロク。&lt;br /&gt;
「現在、地下６でバズーらが追い込んでるらしい。」&lt;br /&gt;
「なぜ地下に下がる？・・・・・・目的は聖か・・・？」&lt;br /&gt;
「野郎っ・・・俺の花嫁に・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　エレべーター内のヒデたち。聖は早坂の肩を借りていた。&lt;br /&gt;
「聖！？大丈夫か？」&lt;br /&gt;
「ええ、大したことは・・・どこに行く気なの？」&lt;br /&gt;
「まあ見てろ！」とヒデ。&lt;br /&gt;
「何をする気なの！？」&lt;br /&gt;
「真・四天王さ・・・」&lt;br /&gt;
「馬鹿を言わないで！ここにそんなものが・・・」高田が叫ぶ。&lt;br /&gt;
　するとエレベーターが止まり、扉が開いた。そこには薄暗い研究所が彼らを待ちわびていた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/15724689.html</link>
			<pubDate>Fri, 20 Apr 2012 10:37:39 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>第六章    その８    雲の上の存在</title>
			<description>　ロクがポリス専用食堂で、昼食を取っている。そこへ、顔を横に向けながらロクの席の前に腰掛けるダブルがいた。 ダブルは腰掛けたても、ロクに右の横顔を向けたままだった。&lt;br /&gt;
「よっ、よお・・・ロク・・・」&lt;br /&gt;
　ダブルの不自然な様子に、ロクは笑いを堪えながら答えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「陽かい？」とロク。&lt;br /&gt;
「な、なぜわかった！？」ダブルは頬を隠した。&lt;br /&gt;
「どうせ、あいつにビンタでも貰ったんだろ？」&lt;br /&gt;
「さ、さすがだな・・・」&lt;br /&gt;
「陽に何言ったかは知らんが、俺の事は少しはほっといてくれ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その言葉にようやくロクの正面を向くダブル。左の頬には陽のものであろう手形が、真っ赤になって浮き上がっていた。&lt;br /&gt;
「いや、なにね・・・ロクもいつまでもなつみの事、引き摺ってたように思ってさ・・・陽は陽でお前の事、好きみたいだし・・・」&lt;br /&gt;
「引き摺っちゃ悪いか？」剥きになるロク。&lt;br /&gt;
「悪いなんて言ってねぇよ。ただ長引くじゃねぇか？お前の悪い癖だ。キキの事もそうだろ？」&lt;br /&gt;
「そうだ！キキの事は、お前が言うな！」少し切れ美味ロク。&lt;br /&gt;
「だから・・・俺もそれが嫌なんだよ・・・キキも成仏出来ねぇよ。キキは俺の女だ！」&lt;br /&gt;
「ふう・・・キキが死んでから言うな！そんなセリフ、生きてるうちにキキに言ってやれよ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ロクは珍しく大声を張った。&lt;br /&gt;
「そう噛み付くなよ・・・お前みたいな頑固者を好きになるなんて、なつみしか居ないと思ってたんだから・・・ある意味奇跡だ。ああ見えて陽は陽でかわいいとこあるじゃねぇか？知ってるか？あいつの胸？」&lt;br /&gt;
「胸？」&lt;br /&gt;
「お前が貧乳好きって言った日から、あの巨乳を隠そうと必死に胸になんか巻いてるそうだぞ！」ダブルは手振り素振りで巨乳の格好を示した。&lt;br /&gt;
「それは、ご苦労なこったな・・・」食事に夢中のロク。&lt;br /&gt;
「お前にそんな女心が分かるか？」とダブル。&lt;br /&gt;
「わからん！いやわかりたくないな・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すると突然二人の間に、乱暴にコップ水を置く者がいた。二人はその方向に顔を上げた。そこに立っていたのは、怒った顔をした直美がいた。&lt;br /&gt;
「あれ？これはこれはお嬢様・・・今日は如何しましたか？」とダブル。&lt;br /&gt;
「二人で昼間から巨乳の話？・・・楽しそうね？」直美の目が吊り上がっている。&lt;br /&gt;
「い、いや・・・こいつにですね・・・女心って物を教えていたんですよ・・・はい・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ごちそうさま・・・」&lt;br /&gt;
　ロクは食事を終え、席を立った。&lt;br /&gt;
「お、おい？ちゃんと考えて置けよ？」とダブル。&lt;br /&gt;
「俺らは恋愛禁止だろ？」背中で答えるロク。&lt;br /&gt;
「そうだけどさ・・・」&lt;br /&gt;
「先に指令室に上がる・・・」&lt;br /&gt;
　ロクはそういい残すと、一人食堂を後にする。その二人の様子を見つめていた直美が、ダブルに問う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「喧嘩でもしたの？」二人の様子を心配する直美。&lt;br /&gt;
「いや・・・それならいいんだけどさ・・・ああっ！？」&lt;br /&gt;
　ダブルは直美の顔を見て、急に大声を出した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「な、なによ・・・いきなり・・・」&lt;br /&gt;
「そう言えば、直美さまはロクの嫁候補では・・・？あいつと付き合ってみない？」&lt;br /&gt;
　そう言った瞬間、直美はダブルの左頬をビンタする。&lt;br /&gt;
「い、痛てぇ・・・」&lt;br /&gt;
「何よ、いきなり失礼ね！」&lt;br /&gt;
　そう言うと、直美もその場から立ち去って行った。&lt;br /&gt;
「なんで俺ばっか・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　Ｐ６指令室。ロクが一礼をして入ってくる。&lt;br /&gt;
「入ります！」&lt;br /&gt;
　見慣れた顔もあれば、見慣れない者もいる。司令はその最上段にいた。ロクは雛壇を上がると敬礼をする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「第一艦隊司令、ロク。只今Ｐ７より戻りました！」&lt;br /&gt;
　司令は不機嫌そうに座席でパソコンをいじっているが、ロクに目を合わせない。&lt;br /&gt;
「到着してからここに来るまで、随分と寄り道をしてないか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　弘士は、相変わらず目を合わせて来ない。ロクは司令が怒っていると察知した。&lt;br /&gt;
「すいません。昼食を取っていたもので・・・」&lt;br /&gt;
「お前にやって貰いたい事がある・・・」&lt;br /&gt;
「はあ・・・なんでしょう？」&lt;br /&gt;
「あと１時間程で、ヒデの銃殺刑を執行する。その刑を執行して欲しい。」&lt;br /&gt;
「お、俺・・・ですか？」&lt;br /&gt;
　ロクは驚き、自分で自分を指していた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「本当はダブルの役だったが・・・彼がロクがいいんじゃないかと言うんでな・・・」&lt;br /&gt;
「しかし・・・」&lt;br /&gt;
「ダブルはヒデに二度撃たれているお前が適任かと言うんだ・・・どうだ？」&lt;br /&gt;
「はあ・・・しかし・・・」&lt;br /&gt;
　ロクは戸惑っていた。撃たれていたとて、ヒデは元“仲間”だったからだ。彼の死に立ち会いたくはなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私には本日、別の任務があり・・・彼に恨みはありますが、銃を持たない者を撃てませんし・・・」&lt;br /&gt;
「そうか・・・兵らの話によると、ロクは覚醒したなんて話も持ち上がっていたが・・・何にも変わってないようだな？よかろう、この件はダブルに任せよう！」&lt;br /&gt;
「はあ・・・」&lt;br /&gt;
　弘士はこの日始めて、ロクの顔を見上げた。すると今度は弘士の司令席に慌てて掛け上がってくる者がいた。それは息を切らした陽の姿だった。良く見ると陽の両手には将棋の盤と駒を持ち血相を変えて雛壇に上がって来たのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ど、どうした陽！？」陽を見上げる弘士とロク。&lt;br /&gt;
「私とこれで勝負して下さい！！」ロクの前に将棋の駒と盤を突きだす陽。&lt;br /&gt;
「あらら・・・勝負って・・・将棋で俺に挑むのかい？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、こいつにね。お前と将棋で勝ったら四天王の座を考えると約束してしまってね・・・」弘士が気まずいようにロクに言い訳する。&lt;br /&gt;
「ふーん・・・将棋でね・・・？俺にね・・・？時間がないんだな・・・今夜でどうか？」&lt;br /&gt;
「今、ここで勝負して下さい！司令の前で！」殺気立った陽の表情。&lt;br /&gt;
「いいんですか？司令？」&lt;br /&gt;
「許可する・・・」苦笑いの弘士。&lt;br /&gt;
「ふーん・・・お前？俺に将棋で挑むって・・・どのくらいやってんだ？」&lt;br /&gt;
「実戦は初めてです！でもこの十日で資料室にある将棋の書物は全部読み漁りました！駒の動き方だけではなく、古来の戦法まで・・・」&lt;br /&gt;
「それだけじゃあ、俺には勝てないと思うが・・・」ロクは陽の言葉を立ち切ると横目で弘士の顔を見る。弘士が陽に試練を出したのだと自分なりに悟った。するとロクは箱の中の駒を盤の上に出し、渋々と駒を並べ始めた。すると突然、ロクの駒を並べる手が止まった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうだな・・・ならハンデをやろう・・・」ロクは途中まで並べた自分の布陣の駒を盤の外へと外し始めた。残ったのは王将の駒が一個だけになった。その様子を見た陽がロクを睨み付ける。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「な、なんの真似ですか！？私が勝てないとでも言うのですか！？」&lt;br /&gt;
「勝てば四天王の座だろ？俺とまともに戦って勝てると思うなよ！このくらいがお前とは丁度いい・・・」ロクは落とした駒の中から歩だけを三枚選び、手の中で踊らせていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こ、この勝負の条件は・・・？ってか勝負になるんですか？」戸惑う陽。&lt;br /&gt;
「駒落ちの俺がもちろん先手。持ち駒はこの歩が三枚のみ。こちらは二歩も三歩も出来る。そちらは通常ルール・・・どうだ？」&lt;br /&gt;
「ルールは分かりました。こちらが負けたら・・・？」&lt;br /&gt;
「俺の命令を一つ聞いて貰う・・・どうかな？」&lt;br /&gt;
「いいでしょう！この布陣で私が負けるはずがありません！しかも歩がたった３枚だなんて・・・何が出来るのですか？」&lt;br /&gt;
「ただの歩じゃないぞ！俺にとってはこの三枚はキーン、ダブル、バズーってとこだな・・・言わば四天王・・・」ロクは更に手の平の三枚の歩を高く舞い上がらせ、陽に向かってニヤりと微笑んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いいのかな？始めて？」再び高く三枚の歩を舞い上がらせるロク。&lt;br /&gt;
「ど、どうぞ・・・いつでも・・・」&lt;br /&gt;
「さぁーて・・・行きますか？」&lt;br /&gt;
    そう言うとロクは、持ち駒の歩の一枚を陽の陣営の角の前にあった歩の前に垂らした。周りからは声が漏れ、波紋となって司令室内に響く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こ、これは・・・」盤の一点を見つめ、静止する陽にロクが語る。&lt;br /&gt;
「俺の先鋒のこの歩はバズーってとこかな？」ロクは笑って見せた。&lt;br /&gt;
「ど、どうって事ないですよ・・・所詮は歩です・・・」&lt;br /&gt;
     陽は恐る恐る、ロクの垂らした歩を自らの歩で取ってみせた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あーあー・・・」溜め息にも似た観客たちの声が、司令室に再び響き渡った。その声に陽も驚き周りを伺う。ニヤニヤした周りの観客たち。陽がその様子に何かを悟った時、ロクの二枚目の歩が再び陽の陣営に打ち込まれる。そのロクの歩は陽の歩が動いた場所、すなわち角の頭に張られたのだ。&lt;br /&gt;
「あっ・・・」声にならない陽の嘆き声。&lt;br /&gt;
「これはダブルってとこかな・・・？」&lt;br /&gt;
「か、角が・・・」&lt;br /&gt;
    陽の角は一度も動く事なく、ロクの放った歩に詰められていた。&lt;br /&gt;
「奇襲はお手のもんでね・・・」&lt;br /&gt;
「ま、まだです！たかが大駒の一つ・・・」苦し紛れに陽が他の手を探そうとしている。&lt;br /&gt;
「まだするか？今のお前では、俺に角一つ渡したら勝機はないぞ・・・」&lt;br /&gt;
「そ、そうですね・・・今回は参りました・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おっ～！たった三手かよ！！」&lt;br /&gt;
「陽もまだまだだな！」&lt;br /&gt;
「おいおい、休憩潰して損したな！呆気ない！呆気ない！」&lt;br /&gt;
    陽の呆気ない敗戦に呆れた観客たちが、徐々に司令室から帰り始めた。放心状態の陽にロクが声を掛ける。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうだな・・・今回お前は俺の戦略に負けたのではないぞ。自分の油断に負けたのだ！」&lt;br /&gt;
「油断・・・？」&lt;br /&gt;
「王将と歩が三枚・・・普通なら負ける要素はない・・・そこがお前の油断だ！マニュアルとか古来とかにこだわるんじゃない！たった今の戦場を見るんだ！」&lt;br /&gt;
「勉強に・・・なります・・・それで命令ですが・・・？」悔しそうな陽。&lt;br /&gt;
「そうだな・・・？考えておくよ！」ロクはそう言うとその場を立ち去った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「まだまだうちの四天王には早いようだな？」弘士が失意の陽に声を掛ける。&lt;br /&gt;
「司令は知っていて、わざと私に・・・？」&lt;br /&gt;
「ああ、お前が強くなっても、あいつは更に強くなっている・・・そういう奴だよ・・・ロクって男は・・・」&lt;br /&gt;
「今回は冷静な判断が出来なかっただけで・・・」言い訳の陽。&lt;br /&gt;
「お前はロクたちの背中を追いかけているようだが、あの四人にはそうなかなか追い付けんぞ！」&lt;br /&gt;
「四天王か・・・まだまだ上の存在なのか・・・？」陽は弘士の前で唇を噛み締めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデの居る独房。ヒデはベットで横たわり、天井を見つめていた。そこに高田女医が兵を連れて入ってくる。&lt;br /&gt;
「調子はどう？」&lt;br /&gt;
　高田の言葉にベットから起き上がるヒデ。&lt;br /&gt;
「まだポリスは囚人の血が必要か？」&lt;br /&gt;
「え？ええ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒデは高田の何かの様子に気がついた。高田はヒデの腕から血を抜き始めた。&lt;br /&gt;
「先生よう！俺はいつになったら死刑なんだ？」&lt;br /&gt;
「さ、さあね・・・」&lt;br /&gt;
「それまで献血も悪くないけどよ・・・」&lt;br /&gt;
　そう言うとヒデは自分の腕に刺さっていた注射器を奪い取ると、高田の首元に突き立てた。&lt;br /&gt;
「あんたも嘘が下手だな・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「バ、バカな真似はよしなさい！ヒデ！」&lt;br /&gt;
　独房のドア付近に警戒していた兵２名も機関銃を構える。&lt;br /&gt;
「ミュウは血液感染すると聞く・・・ちょっとでも刺さったら、先生はミュウを感染する・・・」&lt;br /&gt;
「くっ・・・」&lt;br /&gt;
　ヒデはそう言うと高田を人質に取っていた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/biggerking20002000/15698417.html</link>
			<pubDate>Mon, 16 Apr 2012 10:53:31 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
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