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撮影 ; 2008/10/18 川越市
毎年10月の中旬、小江戸川越は年内で最大のイベント「川越まつり」で盛り上がります。秋が深まるこの頃になると、どこからともなくお囃子の練習が聴こえたり、中心市街地は紅白幕が張られ、このおよそ350年続く歴史ある祭りです。 今年は10月18(土)、19(日)に15台の山車が参加して行われました。 城下町川越は江戸時代からの蔵造りの商家が数多く残り、400年近くも昔から時を知らせる「時の鐘」や、情緒溢れる「駄菓子屋横丁」など見どころも多く、小江戸川越の愛称で親しまれている。 そんな趣のあるロケーションを背景に、絢爛豪華な江戸型人形山車が行き交う。現在、川越まつりに参加する山車は29台ほどあり、毎年その中から十数台が曳き廻され、10年に一回程度、全町の山車が揃う。ほとんどが江戸時代後期に出現した二重鉾台の人形山車で二段階にせり上がる仕組み。人形は幕末から明治にかけて江戸で活躍した原舟月、仲秀英といった一流の人形師のものもある。 蔵造りと時の鐘をバックの三久保町 「源頼光」 喜多町 「俵藤太秀郷」 連雀町 「太田道潅」 中原町 「川越太郎重頼」 ■川越まつり(平成17年2月21日 国重要無形民俗文化財指定) 川越まつりは、川越城主松平伊豆守信綱が祭礼用具を寄進したことに始まり、しだいに江戸の「山王祭」「神田祭」の様式を取り入れながら変遷を重ね、およそ350年にわたって受け継がれてきました。 山車を持つ町の人たち、山車に乗る近郷の囃子方、山車を動かす職人というそれぞれの社会が調和した様式も江戸譲りの特徴といわれ、江戸が東京になり、本家東京の祭りが山車からみこしに代わった今、「川越まつり」は、かつての江戸天下祭を再現しています。 ●山車 祭りの主役となる山車は、いずれも趣向を凝らしたもの。全29台うち大正以前に造られた10台が埼玉県の有形民俗文化財に指定されています。 山車は、一般に町名または人形名で呼ばれ、それぞれの歴史上の人物などを題材にした人形をせり出して蔵造りの町並みをゆるやかに練り歩く様子は、まるで錦絵の様です。電線が地中化されたまちは、山車巡行にかっこうの舞台になります。 ●囃子・曳っかわせ 祭りのもう一つの主役は囃子(はやし)。山車どうしが出会うと互いに向き合い、相手に対して自分たちの囃子を披露する「曳っかわせ」は、祭りのだいご味となっています。 揺れ動くちょうちんの明かりに照り映えるきらびやかな山車、浮かび上がる囃子台が祭礼絵巻をほうふつさせ、まちのあちこちで曳っかわせが始まります。急テンポの囃子、曳き手や観衆の声援でまつりはクライマックスを迎え、小江戸の秋は深まります。 (川越市提供) |
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