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先週の土曜、アメリカから大自然教育専門家を名乗る人物が講演に来るというので話を聞きにK県収蔵庫へいった。
午前中は「フクロウの世界発見」と題した子供向けの環境学習プログラムが行われた。基本的に親子対象のような雰囲気だったけど私も参加。
いろんな動物の声を出せる笛で遊び、フクロウの生活の話を聞き、一人一つづつ、フクロウのペレット(未消化物をもどした物:ぺリット)をばらして、中からネズミの骨などを探した。
驚いたことにアメリカでは環境学習用にピンセット、ルーペ、ペレット、解説書のセットが300円程度で打っているらしいのだ。しかも、年間に環境学習のために何千何万個と使っていると・・。しかもそれを販売しているのは普通の会社らしい。ペレットも一つ一つ本物。恐竜発掘セットのような偽者ではない。
ペレットを探す人件費とかどうなってるんだろうとかそれだけの数のペレットを探し出すのにどれだけの範囲の森を歩くんだろうとか色々考えるがとりあえず日本では考えられない事だ。
ちなみに私がばらしたペレットからは4匹分のネズミの骨が出てきた。
午後はいよいよ講演。午前にうって変わって講演を聞きに来る人もK県の環境関係ではよく見る顔が勢ぞろい。講演内容は外来生物の対策に何が大切か。
結論から言えば教育とお金だった。外来生物問題の対策として教育が必要。これは日々感じる事だ。周囲の理解が必要な面も大きいし、みんなで執りかからなければどうにもできない問題も多い。そしてその教育の為にお金が必要。
アメリカで外来生物問題に対して当てられているお金は14兆円だそうだ。それに対して日本は3億円弱。しかも14兆円は環境の為の税金からとは別に一般の税金から出ているのだそうだ。理由は人間側の問題だから
午前中のプログラムも午後の講演もとても面白くまた参考になる内容だったが・・・様々な話を聞き、様々な資料を見、徹底的に大きなレベルの差を見せ付けられ思わずへこんだ。
講演に来た彼はイエローストーン国立公園で研究をしながら環境学習観光のような仕事をしているそうだ。(でも年の半分ぐらいは日本にいるそうだ)私も国立公園で草原保全の仕事をしていると聞くと喜んで環境保護策などのことについて聞いてきた。私にははぐらかすことしかできなかった。私の職場は環境省から国立公園管理団体に指定されているのだそうだ。国立公園管理団体に指定されて何が変わったかと言えば祝賀会というパーティーが開かれただけ。大した押し付けだ。アメリカの国立公園で活躍しているような人間に私のところではこのような活動をしていますと胸を張っていえるようなことは一つも無い。住んでいる動物などのことについて話すことならできる。で、そこでどのような活動をしているかといえば・・・いいのかそうでないのかもよくわからない草原作りばかりだ。ビジターセンターでこのぺリットのプログラムをやるといいと言われたが・・・ビジターセンターってどこだよ。あったとしても私にはそこを借りて何かをする時間もお金も無い。知識もまだまだ足りない。実に情けないことだ。
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