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窓がしまったまま 留守の日がおおかったけれど いま住むひとも帰りが遅いのだろう その下を通りながら 仰ぐ むかし友が住んでいた部屋 ここで私達はたびたび会った 私達は貧しかったけれど若かった 過ぎさってしまった それらのにちにちよ 友よ ゆうがたの燈火のように儚く暖かく きのうのように新しく むかし友が住んでいた部屋に いま住むひとは誰だろう 窓がしまったまま しまい忘れられた洗濯ものが風に吹かれていた 大木実詩集「遠雷」より
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