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ぼくの待っている朝は
大理石の頬が 薔薇色に
ほんのり染まる朝だ
歯ミガキの若い匂いと髭そりの
青い匂いが交ざりあう朝だ
真夜中にも
ぼくは夢うつつに待っている
暗い意識の銀色の海に
数えきれない星を映して 天使を映して
一日が たとえどのように始まって
どのように終っても
ぼくがきみを 愛しているってことに
変りのない 一日だ
ゆっくりと ゆっくりと
白み始める部屋の中で
ぼくは待っている 一瞬のうちに
ぼくの不在の海を あざやかな存在の海
に 変えるあの人を
瀧正人詩集「薔薇色の人生」より |

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