・オヤジみたいな小学生とすれ違う
・タブレットを見ている少女の横顔
・少女たちの笑い声とヴィバルディがきこえる
・ジャンクフードが好きすぎるんです
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窓がしまったまま
留守の日がおおかったけれど
いま住むひとも帰りが遅いのだろう
その下を通りながら 仰ぐ
むかし友が住んでいた部屋
ここで私達はたびたび会った
私達は貧しかったけれど若かった
過ぎさってしまった
それらのにちにちよ
友よ
ゆうがたの燈火のように儚く暖かく
きのうのように新しく
むかし友が住んでいた部屋に
いま住むひとは誰だろう
窓がしまったまま
しまい忘れられた洗濯ものが風に吹かれていた
大木実詩集「遠雷」より
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