土曜の夜はフィーバーだ!

ありがとうありがとうしんのすけ!ずっとずっと一緒にいたかった!

詩集から

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

春のおもい

イメージ 1

クローカスはいつもの場所に頭をもたげ
カエルの沢は池の面におなじ緑の泡となって浮かび
青年は去年とおなじばかな顔をして娘をながめるが
私はけっしてたいくつしない どんなに見なれたことであろうと
 
納屋の下からネコがおなじ子ネコを生んで出てきても…
黄色と黒のブチが二匹 そのまんなかが一匹…
みんな以前におこったことだが、いやな気持にはなれない
春はうれしい 春がこれまでなかったように
 
シオドー・レスケ 訳:成田成寿

真昼の星

イメージ 1

ひかえめな 素朴な星は
真昼の空の 遥かな奥に
きらめいている
目立たぬように──
 
はにかみがちな 綺麗な心が
ほのかな光を見せまいとして
明るい日向を
歩むように──
 
かがやきを包もうとする星たちは
真昼の空の 遥かな奥に
きらめいている
ひそやかに 静かに──
 
「吉野弘詩集」より

ごあいさつ

イメージ 1

どうもどうも
やあどうも
いつぞや
いろいろ
このたびはまた
まあまあひとつ
まあひとつ
そんなわけで
なにぶんよろしく
なにのほうは
いずれなにして
そのせつゆつくり
いやどうも
 
谷川俊太郎詩集「落首九十九」より

イメージ 1

ぼくの待っている朝は
大理石の頬が 薔薇色に
ほんのり染まる朝だ
歯ミガキの若い匂いと髭そりの
青い匂いが交ざりあう朝だ
 
真夜中にも
ぼくは夢うつつに待っている
暗い意識の銀色の海に
数えきれない星を映して 天使を映して
 
一日が たとえどのように始まって
どのように終っても
ぼくがきみを 愛しているってことに
変りのない 一日だ
 
ゆっくりと ゆっくりと
白み始める部屋の中で
ぼくは待っている 一瞬のうちに
ぼくの不在の海を あざやかな存在の海
に 変えるあの人を
 
瀧正人詩集「薔薇色の人生」より

日曜日

イメージ 1

高田渡の「自転車にのって」が好きだった。それから1971年に結成したジャグ・バンド“武蔵野タンポポ団”という名前が好きだった。椎名誠とその仲間たちの私的サークル“あやしい探検隊”(またの名を東日本何でもケトばす会とも言う)も好きだった。ある日のこと都島の友人まるしん布団店のしんちゃんが新しいブランドを作ろうと思うのでロゴを作ってと持ってきた“トム・ソーヤ・クラブ”という名前が好きだった。
43年前に買った高田渡詩集「個人的理由」にどうして「自転車にのって」が入ってなかったんやろ。

イメージ 2

ボクは今、君の街にいる
君の住んでいる街にある喫茶店に
昨日から、この街に来ている
もうじき、今日が終ろうとしています
明日、帰ろうと思うのです
多分、
君が来そうもないから……
 
(ボクは電話がキライ、ドモッテしまうから……
ネ!でも、手紙はとても遅いしネ……)
 
ボクは最後の一口を飲み終えるところで、最後にも
う一度君の街を一廻りしようと思います。
 
君がいなくなってから、
この街に住もうと思っているんです。
 
高田渡詩集「個人的理由」より、「日曜日」

イメージ 3

.
レトロポリス
レトロポリス
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事