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現場で働く薬剤師なら絶対に持っている本があります。 『今日の治療薬』もしくは『治療薬マニュアル』。 上は前者の2009年版なのですが、この索引を開くと、 乗ってますね。 パシフラミン。 877ページを開いてみましょう。 パッシフローラはトケイソウの属名Passifloraですので、パッシフローラエキスというのは当然トケイソウエキスなわけです。 正確にはトケイソウ属のP.incarnata(和名チャボトケイソウ、英名Maypop)のエキスであります。 これが今まではちゃんとした医薬品として存在してたんですよね〜。 不眠・不安に使う、いわゆる鎮静剤です。 こいつねぇ、なんというか、園芸家としての自分と薬剤師としての自分をつなぐお気に入りの医薬品だったんですが、 よくよく見ると『経過措置』と書いてありますね。 医薬品の経過措置ってのは以下のようなもので、 「医療の需要がないなどの理由で製薬会社が供給を停止したり,医療事故防止等を目的として名称表示が変更された医薬品等は,医療機関の在庫や周知期間を考慮して,直ちに薬価基準から削除とはならずに経過措置期間が設けられる。これらの医薬品を経過措置品目と称し,経過措置期間は保険適用される。経過措置品目と経過措置期間は厚労省告示により指定されるが,期限後は薬価基準から削除される」
要するにほとんど使われない医薬品を廃止にするまえに在庫を空っぽにしましょうという期間が経過措置期間なわけです。 経過措置中なのはすでにしってたんですが、昨日ふと思い出したときに調べてみました。 2010年版です。 ガボ━(゚Д゚ )━ン! 中止・・・。 そうだろうとわかってはいても、やっぱり凹むものです。 まぁ医薬品ではなくなっても薬理作用がなくなるわけではないので、ハーブティーなどで鎮静作用が重宝されていたりもします。 オチもなにもないのですが、パシフラミンの墓標として、ここに記します。 |
仕事・医療系の話
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なんか久しぶりに見た谷村新司が思ってた以上に年食っててびっくり。 まぁそれはいいんですが、昨日から店舗が異動になりました。 同じ社内でこんなに違うものとは。。。 まぁ自分が体力的にどうとか精神的にどうとか、そうゆうのはいいんですが、いつか重大なミスして健康被害とか出そうなのが怖い。。。 もとの店舗からもらった花。 もうばらしちゃった後なので配置はバラバラですが、もともとは結構ステキでした♪ 僕のイメージを伝えてアレンジしてもらったそうです。 緑一色。 緑のバラ、緑の蘭、緑の菊(?)、ゼンマイにモンステラ。 良い趣味してるぜ。 しかしまぁ、寂しくなる。。。 大学時代にこの園芸の輪に入れてもらったわたくしビリーも社会人3年目、薬剤師3年目になりました。 そりゃいつのまにか谷村新司も老けるわけです。
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テレビでショートプログラムやってる時間帯。 |
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医療人になってから、勉強もかねてちょっとしたことでも医者に行くようにしてます。 やっぱり、自分で使う薬が一番忘れないですからね。 でまぁ、そんな薬をちょっと掘り下げて、覚書でも残しておこうかというこの度の魂胆。 興味がありましたらちょっと読んでくださいまし。 で、第1弾は補中益気湯。 これは医者でもらった薬じゃなくて、先輩に進められて買った漢方です。 先輩いわく、気力が足りないときに生じる病気全般に使えるとのこと。 それを進められる自分が少し悲しかったりします。 【概要】 中(胃腸)を補い、気を益す(増す)という名前のとおり、一言で言うと胃腸の動きを改善して元気付けるのがこの薬です。 かなりメジャーなもののひとつで、病院とかでも自主述語の回復などによく使われるようです。 虚証の人に用います(漢方における実証、虚証、中間証といった区分はまだいまひとつ僕にはわからないので今度調べてまとめます。とりあえず虚証はエネルギーが不足して代謝が悪そうな感じの人と思っておけばいいかな)。 【効能】 市販されている医薬品ではメーカー別に以下のような効能になってます。 ツムラ: ・消化機能が衰え、四肢倦怠感著しい虚弱体質者の次の諸症。 夏やせ、病後の体力増強、結核症、食欲不振、胃下垂、感冒、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、半身不随、多汗症。 カネボウ: ・元気がなく胃腸のはたらきが衰えて疲れやすいものの次の諸症。 虚弱体質、疲労けん怠、病後の衰弱、食欲不振、ねあせ。 コタロー: ・胃腸機能減退し、疲労けん怠感があるもの、あるいは頭痛、悪寒、盗汗、弛緩性出血などを伴うもの。 結核性疾患および病後の体力増強、胃弱、貧血症、夏やせ、虚弱体質、低血圧、腺病質、痔疾、脱肛。 三和: ・体力が乏しく貧血ぎみで、胃腸機能が減退し、疲労倦怠感や食欲不振あるいは盗汗などあるものの次の諸症。 病後・術後の衰弱、胸部疾患の体力増強、貧血症、低血圧症、夏やせ、胃弱、胃腸機能減退、多汗症。 半身不随みたいな謎な効能もあるものの、なんとなく虚弱な人を改善するってのはわかると思います。 俺にピッタリです。 【構成生薬】 人参・白朮・黄耆・当帰・柴胡・陳皮・大棗・生姜・甘草・升麻 ・人参(ニンジン) いわゆるニンジンではなく高麗人参、朝鮮人参と呼ばれる奴です。 ウコギ科の多年草で、正式にはオタネニンジン Panax ginseng。 古くから薬用に用いられ、滋養強壮に効果があります。 ・白朮(ビャクジュツ) キク科オケラ属のオケラ(朮、Atractylodes japonica)の根茎を乾燥したもの。 虫のオケラではありませんよ。 味は結構まずかった気がします。 ・黄耆(オウギ) マメ科ゲンゲ属のキバナオウギAstragalus membranaceusあるいはナイモウオウギA. mongholicusの根らしいです。 これも滋養強壮、補気類の生薬とのこと。 チャングムの誓いにも出てくるとかで知ってる人もいるかもしれません。 高山植物だから貴重だったんでしょうか。 ・当帰(トウキ) セリ科シシウド属の多年草トウキの根。 血液循環改善、膿を出し、肉芽形成作用があるとか。 同じセリ科だけあって、セロリのような匂いがあり、これが補中益気湯に少々飲みにくさを与えています。 ・柴胡 (サイコ) これもセリ科でミシマサイコの根っこです。 こちらは解熱鎮痛とかの効果があるようです。 ・陳皮(チンピ) ウンシュウミカンの皮を乾燥したもの。 健異整腸作用や血圧降下作用があるようです。 必ずしもウンシュウミカンの必要はないのかもしれませんが、日本薬局方という日本の薬のバイブルにはウンシュウミカンかCitrus reticulataの成熟した果皮ってことになってます。 ・大棗(タイソウ) クロウメモドキ科のナツメZiziphus jujubaの実を乾燥したもの。 強壮作用・鎮静作用。 また下記の生姜との組み合わせで他の生薬の副作用の緩和するとされ、多数の漢方に配合されている。 ・生姜(ショウキョウ) ショウガ科のショウガです。 いわゆるショウガ。 風邪の初期症状や胃腸機能低下に用いる。 ショウガの花ってこれでいいんでしたっけ。。。 ・甘草(カンゾウ) これは有名ですね。 かなり多くの漢方に含まれ、さらに美容や、欧米では甘味料としても使われます。 マメ科のカンゾウ属Glycyrrhizaの、特にウラルカンゾウG. uralensisとスペインカンゾウG. glabraの根を用いる。 有効成分グリチルリチンは肝機能障害やアレルギーに有効とされる。 でも植物性だから安全とかいう誤解を持って使いすぎると偽アルドステロン症とかになるかも。 ・升麻(ショウマ) キンポウゲ科サラシナショウマ属Cimicifugaの植物の根茎。 解熱、解毒、抗炎症作用があるとされる。 【その他】 漢方の古典である中国の医書『内外傷弁惑論』(1247年)に記されている補気剤の代表的処方であり「医王湯」の別名を持つ。 あと婦人科からこの薬が出るときはちょっと変わった使い方で、男性不妊のときに精子の運動性を高めるために飲むそうです。 だからこれ飲んでるときは特にちゃんと避妊しなきゃ駄目よ♪って先輩からありがたいご指導(汗 セクハラですw
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前々から動悸みたいのがありまして、でもたいしたものじゃないのでずっと放置してたんですよ。 でも最近ちょっと悪化してそうな感じがしたので一応医者行ってみました。 医療人が病気放置するのもどうかなーって感じ。 んで心電図とかいくつかやったんですが、心臓自体には異常なし。 てことでメンタル的な問題だねーってことになっちゃいました。 う〜ん、絵に描いたような最近のヤワな若者です。 自分が不幸だとか思ったことないんですけどねぇ。 単純に仕事始めたことのストレスでしょうか。 ムーンさんとかの壮絶な日記を読んでると自分がストレス感じてるとか口に出すのも恥ずかしいですが。 まぁ実のところたいした問題ではなく、医者もなじみの医者で僕が薬剤師なのも知ってるので、 「んで、どうする?薬だしとく?」 「そうですね〜。使ってみたほうが理解も深まるし、デパスあたりお願いします。」 「あ、デパスよりこっちのが弱いからこれにしときな。」 みたいなノリでワイパックス処方されました。 デパスよりワイパックスのほうが弱いってのはちょっと疑問を感じながら。 自分で作った料理を食べたことがない料理人はいないでしょうが、薬剤師ってのはほとんど自分で使ったことない薬を売るわけですからねー。 なんか妙な仕事です。 で、飲んでみた結果、、、あまり効果は感じられませんでした。 コーヒー牛乳で飲んだのが悪かったかな(薬剤師としてあるまじき行為w)
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