☆医師のつぶやき☆

☆喉が痛くて、頭が痛い〜(><)☆リコメ度低くて、すみません〜(><)☆

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ちょうど病棟も落ち着いた午後、S先生は、原チャで『スターダスト銀行』へ向かいました。昨夜は当直でプチトラブり、髪がくしゃくしゃです。36才。白髪がちょっとだけ気になります。



対する妻と3才、1才。着飾ってベンツで登場。子供たちは、ラルフローレン、妻はバッグだけシャネル・・・さすがに「シャネルスーツ」には手が出ません。



銀行の一階では、あの不動産屋がお待ちかねです。満面の
笑顔は彼の報酬が『歩合制』であることを物語るかのようです。銀行との約束の時間まで、あと10分くらい。几帳面なS先生は、早めに到着する傾向にありました。




「実は売り主さんとさらに交渉を進めまして・・・」



通りいっぺんの挨拶の後、不動産屋は単刀直入に切り出しました



不動産屋 「先生のお借り入れがちょうど1億になるように調整できそうなんです」


S先生 「ええっ?この前、1億って、言ってましたよね。」


不動産屋 「あれは、物件本体の価格の提示です。ご存知だとは思いますが、中古マンションの場合、物件価格の18%程度の諸経費をご用意いただきます。


S先生 「それを込みで1億ということは・・・」


不動産屋 トーンを下げて・・・「マンション本体は、8千万円台となります。ここまでの値引きは、極めて特例ですので、ご他言は無用・・・でお願いします」



S先生 「でも、うちにはまだ4000万のローンが残ってるけど・・・」



S先生は20代で都心に一戸建てを買い、その借金がまだ4000万程度残っています。


不動産屋 「その点でしたら・・・すでに見積り額はお出ししておりまして・・・」


S先生 「見積もり??」


S先生は、一戸建てを売らないと次が買えないことを忘れていました。(仕方ないか・・)気を取り直して、不動産屋の説明です。


不動産屋 「現在ご所有の一戸建て、立地も素晴らしく、大変人気のある文京エリアですので・・・通常なら・・・」



S先生 「通常なら・・・??」



S先生、嫌な予感です。



不動産屋 「ええ、通常なら5000万円台は軽く行くはずなのですが・・・1つ、一種の・・・問題がありまして・・・建築確認に不備があるんです。」


S先生 「それが、どうして問題になるんですか?」


不動産屋 「要は売買する際に、買主さんがローンを組むのに、建築確認をしている、不法建築ではない、という証明が必要になります。」


S先生 「なんだか分からないけど、僕はローンを組めたけどな」


不動産屋 「先生がお買いになった90年代には、まだローンの審査も甘くて・・・あと先生の信用度の高さ、奥様のお父様が保証人などのプラスの要素がたくさんありました。」



それにしても、気味が悪いくらい、不動産屋に内情が筒抜けです。べらべらとしゃべったのは、妻以外にありえません。


S先生 「で、見積もりは?」


不動産屋 「こういった金額でいかがでしょうか?」



不動産屋は、電卓を叩き、差し出しました。口で言っても同じようなものですが・・・(苦笑)



4200万!そんな〜〜!手数料を引いたら、残ったローンと同じ金額・・・僕が支払った数千万は、全て闇に消えてしまったんだ・・・


その時・・・「お待たせしました!」



銀行員が現れ、個室に案内されました・・・(つづく)


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