|
『コン、コン…コン、コン…』…紛れも無く、眼前の当直室の薄い扉を…何者かが叩いているのです。恐怖の余り…血の気が引くのが分かりました…
泳ぐ視線の先は…全開の窓…3階から飛び降りる?…いや!絶対に無理だ。下は…コンクリートだ〜(><)厭だ、厭だ、いやだああああ〜〜!!…混迷した脳内を空虚な叫びが、空回りします〜(><)
そして…どこからか、すすり泣く声まで、聞こえてくるではありませんか〜(><)暗い廊下…朝の3時…病棟は別の階…どうしていいか、分からない〜〜と…『電話台』の横に…短縮一覧表…『ナースステーション』に電話しました〜『ちょっと、お待ちください』と、妙に慣れた対応…
やや、しばらくして…相変わらず、ドアを叩く音と「すすり泣き」は続いてましたが…ナースの足音…『あら…○○さん…お部屋に帰りましょう〜』
いわゆる『認知症』の患者さんが…超早朝に目覚めて、不安になり…なぜか『院長先生』にお話したくて、時々『当直室』まで行ってしまうそうなんで…(-_-);随分昔に、院長先生が当直してた記憶が…よみがえるのでしょうか??そもそも、なぜ、当直室を知ってるのか…謎…(−−)
まあ、しかし…ともかく、ホラーでも何でもなく…良かった〜(^^;あと少し眠れるかな〜〜なーんて、うとうとしたら…また呼ばれました…
朝の4時、5時台には…『不安になった』患者さん…『4日前に、手のひらにトゲが刺さったんだけど…心配なので、診て下さい』とか…『ここ1週間くらいお腹が痛いのですが…心配なので、診て下さい』とか…(-_-);深夜から、朝にかけて、不安は増強するようです(Billyの観察に過ぎませんが)不眠の延長かも知れません…
さて…そうしているうちに、白々と夜が明けて…実に爽やかな朝(←嘘。本当は、めちゃくちゃ、ドロドロ〜ヘロヘロ〜)。一人寂しく、モーニングコーヒーを飲みながら(自販機ですけど)…荷物をまとめ…いつものお仕事へと、向かいました(そして、その日も夜中まで仕事しました〜><)さようなら…一夜限りの…当直室…(完)
|