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ある時、病棟にマダーム な患者さんがみえました。
早期胃がんの手術のために入院されました。
どの病室に入るかは、その日になってみないと分かりません。何度もそれを説明されながらも、
ミセス マダームは、
「個室以外はお断りします!」
との仰せでした。
さて、その入院予約の日、やはり、個室は空いてません。
重症の患者さん
がいらっしゃいました。
個室は、
プライバシーを確保する経済的余裕がある人のためばかりではないのです
重症の患者さんのためでも、あるんです。しかし、マダーム、引き下がりません。
「その方たちを、どけることは、できませんの?!」
恐るべし!!わがままマダーム。さんざん説得して納得してもらい、4人部屋に「一時的に」入っていただきました。
それからが、大変でした。
「お部屋の人たちが耐えられませんの!」
的な苦情から始まり、清掃業者さんのことを、
「まあ、こんな汚い人、私に近づけないで頂戴!」
一日に数回、様子を見に行くと(診察も含めて)、
「ちょっと、あなた!やめて下さらない!私を診察できるのは、教授だけって申し上げたでしょ!!!(絶叫)
「眠れない、眠れない!」と頻繁にナースコールするのですが、見にいくと、
ものすごい、イビキでゴーゴー寝てます
同室の別の患者さんたちは「早く退院したいよ〜〜!」とぶちぶち・・・(当然です・・・)
10日くらいたってから、いつものように、「文句を言われながら、採血」に行くと・・・
私に向かって・・・
「ちょっと、看護婦さん、何度言ったら、氷まくらを取り替えてくれるの?!!!」
と厳しい叱責・・・何度も説明して、ちゃんと自己紹介したのに、手術にも入ってたのに、認識されてなかった私・・・(涙涙涙)
マダームは、どこかの会社の社長婦人らしく、
教授に直方体の包みを渡していた
と目撃証言がありました。お礼ですね・・・きっと・・・お布施とも言う・・・(笑)
でも、そういう人って、教授以外には、かなりすごい態度だったりします。
まあ、マダームの例はちょっと極端でしたが・・・
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