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【ラブレター代筆業】
私は、高校生の頃…ラブレターを代筆して小づかいを稼いでいた〜
《僕は風になりたい
一年中君のそば吹き抜けたいのだ
君をいつも〜〜感じていたいから》
親友田村に頼まれて書いた短いアプローチの手紙だ。
残念なことにこの恋は失恋に終わった。
彼はアルバイト料の他に高級日本酒一升瓶を持ってきた。田村は大森に在った有名な料亭の倅だったので茹でたカニと鮪の刺身も用意してきた。二人で飲み明かしたのは言うに及ばない。
次の日、生まれて初めて強烈なる二日酔いを体験した。
私は、この日を境に体を壊すまで飲み続けた。
おっと!
話は終わらない…その一ヶ月後、田村がアプローチした須藤麻利子から私宛に手紙が届いた。
《相馬さんへ
私は風になりたいのです
そしてね、貴方のそばで戯れたいわ!
貴方を感じていたいもの…》
「何!これは俺の詩じゃないの!手抜きしやがって!」
このことは田村に内緒にした。
何故?
だってねぇ、須藤麻利子は今じゃ立派に田村の嫁さんだもの!人生どうなるかわからんぜょ… |

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