キャプテン・アメリカ

暇つぶしに始めてみました・・・

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悲しくて滑稽な制度

新型インフルエンザ騒動の陰に隠れてしまった感も否めないが、いよいよ裁判員制度が始まってしまう。

メディアが余り指摘しないことが、実はボクは一番問題だと思っている(ボクが思っているだけかも知れないけど)。
裁判員制度が一審でしか採用されないということである。

問題点はたくさんある。

裁判員には重い守秘義務が課せられていることもその一つ。
罰則もある。
この義務は一生背負わなければならないという過酷なもの。

裁判員6名と裁判官3名が審理することになるが、仮に裁判員6名が有罪判決でも裁判員3名が無罪なら、有罪には出来ない。
つまり「市民感情」は無視されることになり、裁判員制度を導入する際の哲学とは相反することになる。

このほか、仕事を休む面倒臭さ、報復の恐怖、証拠写真を見るおぞましさ、死刑判決を下す心の負担・・・などなど。

それら全てを甘受し、裁判員たちが苦渋の思いで判決を下したとしても、それは一審だけのことだと言うことを、国民は果たしてどれだけ認識しているのか・・・ボクは大いに疑問なのである。

「仮に一審で裁判員がいい加減な判決を下したとしても、二審でプロが判断し直すことでリスクをカバーできる」と言う人もいる。
「一審の判決を、上級審も尊重すべきだ」と言った裁判官もいる。

どちらも変な話。

前者は「裁判員制度」そのものを否定するものだし、後者は日本の「裁判制度」そのものを否定するもの。

すったもんだして下された一審判決は、判決に関わった裁判員たちに一生つきまとう守秘義務と、重い責任を残して上級審に委ねられる。
結果、二審で逆転されれば何のための守秘義務であり、労苦だったのか。


従来通りの裁判にも問題は多い。
どう考えてもオカシナ判決は後を絶たないし、憤りを覚える判決も多々ある。

だからと言って、裁判員制度を導入すればそれらが回避されることはない。
つまり、おかしな判決はこれからも下され続ける。

何故なら、裁判員が関われるのは一審だけだからである。

「オカシナ」判決を下した裁判官が司法に携わっている限り、一審で「良識的」な判決が下されたとしても、上級審で「オカシナ」判決が下される確率は全く変わらない。

つまり、何も変わらない。
増えるのは国民の負担だけ。



つくづくバカげた制度だと思う。


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