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地震防災と災害復旧の違いを理解してください。
地震防災とは地震が来る前の対策・準備を指しています。
如何に被害を少なく出来るかが防災になります。
良く防災マニュアルと言われている物がありますが
多くが被害を受けてからの行動や救済のマニュアルであり
決して防災ではない!と考えています。
防災の必要性は多くの方が理解していると思いますが、
なかなか本質を理解している人が少ないと感じています。
そこで、私が考える防災を紹介しておきたいと思う。
防災の大きな方法の一つとして、住宅の倒壊防止があります。
神戸での被害者の多くが家やマンションなどの倒壊による
圧死であった。この事実をどう防災に生かす事が出来るのかが
防災を考える最大のポイントです。
横浜市では1981年5月以前に建てられた家に対して
無料耐震診断・補強工事費の補助(最大500万まで)など倒壊防止
に対する施策を行っています。
しかし、ここで注目して欲しいのが1981年5月という日です。
これは新耐震基準が建築基準法によって制定された時であり、
これ以前の建物は危険であるという事で横浜市でもこの日以前に建てられた物のみ補助するという事になっています。
が、ここが問題なんです。
うちは、これ以降だから安心なんだ」という誤解を生む事になっています。
決してそうではないと言う事を理解して欲しいのです。
私達が実験した所、震度6で補強の筋交いは折れ、金物のビスが
浮いてきて外れてしまいました。新しい家でもデザイン、意匠を重視し
バランスの悪い家がいっぱいあります。いざ、家を建てる時には
どうしてもデザインが重視されてしまい構造や耐震は後回しに
なりがちです。
地震は何回も繰り返し来るという事が中越地震で証明されました。
初回の地震で倒壊しなくても壁の中は破壊されている可能性が高いのです。
家の中からは壁があり調べる事が出来ません。ここで、2回目の地震が来たらどうしますか?最初大丈夫だったんだから大丈夫と考えますか?これはとても危険な考え方です。
耐震診断で倒壊しないと判断されても、それは一回は!との意味だという事を理解してください。同じ大きさの余震が来た場合には何もされていない家と同じになっている可能性が高いと言う事を知っておいて下さい。
家を建てる時に最初から耐震を考えて建てるべきであるしそれが家の主人の家族を守るということへの責任であると考えています。
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