綺麗なデザイン/kazz

自らのデザインした物を含む綺麗なデザインの物を紹介していくブログ。 スーパーカーも製作中! 公道走行に向けて・・・!

想い出

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子供の日〜兜

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数年前に引っ越しをしている時に押入れからこの兜と破魔矢のセットが出てきた。
破魔矢は、鳥の羽が虫に喰われていたが残っていた。
私が生まれて2ヵ月後にこの兜を被って、撮った写真がアルバムにあるので、この兜の事は知っている。
亡くなった父が撮った写真で・・・父より一年前に亡くなった母がこの兜を被った私を抱いて写っている。
その兜が何十年も経った今でも、綺麗なままこうしてここにある。
父と母が、20数年前に引越しした時も捨てずに、大切に取って置いてくれたんだ。
私の思い出の品がここにある事の嬉しさと・・・子供の時に買ってくれた物を必要も無いのに、両親にとって大事な思い出として捨てられなかったのだろうと・・・子供の頃の私に対する愛情を思い出し、感謝の気持ちで一杯になって・・・涙が溢れてきた。
私は、両親に愛情を一杯注がれて育てられた。
厳しい躾けもおおらかな躾けもあったが、全て私の事を考えての事だった。
だから、結婚して子供を育てたい思う一番の理由だ。
両親に育てられて嬉しかった事や大切な事をいろいろ教えられたので、いい父親になる自信がある。
私が育てられたように、私が愛情を育まれたように育てたい。
いい子供に育てる自信がある。
子供日だけでなく、年中飾ってあるが、それでも子供の日に見ると両親の思いに触れて幸せな気持ちになれる。

秋田犬・タロー第二話

タローを貰って来て、どれ位経った頃か忘れたが、体高が私の腰の下辺りになった時の或る日、学校から帰って、タローを散歩に連れて行ってる時だった。
散歩をしてる私達の20m位前に別の犬が現れた。
それを見たタローは、急に駆け出したから、私もリーシュごと引っ張られ、一緒に駆ける羽目になった。
「タロー、止まれ!」と走りながら言うが、タローは止まらない。
少学三年生の私より、犬の走るスピードが速く、私は着いていけない。
とうとう、犬に着いて行けずに私は扱けた。
父親にリーシュを離したら駄目だと言われていたので、握ったままだったのに秋田犬の力は子犬と言えども強く、私を引きずって走って行く。
「タロー!止まれ!」と言う声も聞こえないのか、一向に止まろうとしない。
昔の舗装されていない道を引きずられると私の胸や肘に石が当たって痛い。
それを見ていた近所の叔母さんが、「綱を離しなさい!」と言うが、父親に離してはいけないと言われていたので、何とか耐えて離すまいとするが、20〜30m引きずられただろうか、当たる石の痛みに耐えかねて、リーシュをとうとう離してしまった。
立って、服を見ると半ズボンとシャツのお腹から胸に掛けては土だらけで真茶色だ。
そして、土の着いた肘と膝は擦り傷で血が滲んでる。
擦り傷に小さな小石がめり込んでいる。 
痛いが傷より、見えなくなったタローの事が気に掛かる。
立ち上がった私に近所の叔母さんが駆け寄ってきてくれた。
「かうちゃん。大丈夫かね!」と服の土を払い落としてくれる。
私の傷を見て、「まあ!早く家に帰って、傷を洗って消毒して、薬を着けないといけないよ!」と言う。
暫く、犬が走り去った方向を見ていたが、呼んでもタローは帰って来ないので、自宅に帰った。
これ迄にもこんな事は何度かあったので、私の姿を見た母は「またかね!早よう水で傷を洗いなさい。」と言って、家の中に入って行った。
傷を洗い終わった私の前に薬箱を持って母親が現れた。
縁側に腰を下ろし、「こっちに来なさい!」と言うので、隣に座るとオキシドールで消毒してくれたが、シュワシュワと泡を立てると同時に痛みが走った。
顔をしかめながら、痛みを堪える私に「我慢しなさい!」と言って、ヨーチンを塗ってくれ、フーフーとヨーチンを乾かすように息を吹きかけた。
御まじないのように痛みが消える気がした。
暫くして、日が暮れるとタローが帰ってきた。
父親に怒られ、叩かれるタローが助けを求めるかのようにこっちを見る。
言う事を聞かずに私を引きずり怪我させたタローに少し腹が立っていたが、複雑な気持ちになった。
父親が「僕も怒っちょきなさい!」と言い、私をタローの方にいざなう。
父親に促されるように手を上げて叩いて叱ろうとするが、舌を出しながら喜んで私に飛び跳ねるタローに
叱り付ける事が出来なくなった。
もともと引きずられて痛い思いをしたが、犬に腹を立てていた訳ではないので、「もう、言う事を聞けよ!」と言いながら、タローの頭を撫ぜた。
判ったと言うように「ワン!」と吼えたが、判っているとは思えなかった。
案の定、また同じ事を起こした。
その時は、橋の近くだったので、走りながら欄干の無い橋の袂をショートカットするように斜めに飛んだ。
私は、同じように橋を跳び越せずに川に落ちそうになったので思わずリーシュを離した。
またタローは嬉々として他の犬と走り去って行った。
橋を跳び越してショートカット出来ず、狡猾にも犬に出し抜かれたような気がして悔しかった。

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一番最初に我が家で飼った犬が秋田県のタローだ。
或る日、父親が私に突然、犬が欲しいかと尋ねて来た。
犬は好きだから、「うん!欲しい!飼うの?」と聞き返すと、
「秋田県を貰って来ようかと思うが、僕は面倒見られるか?」と聞く。
「うん!僕が面倒見るから!散歩も連れて行くから!貰って来て!ね〜!おとうちゃん!」と私は、父親の腰の当たりにしがみ付き、右手でズボンを引っ張って、見上げながら懇願した。
父親は、笑っているだけで、返事はしなかった。

それから一週間位経っただろうか、犬の事も忘れて、友達と遊んでいると、急に父親が私の名を呼んだ。
チャンバラをして遊んでいる最中に呼ばれたから、遊びを中断されて少し面白くなかったので、持ってる棒っ切れで草を刈りながら家に帰って、「何〜?」と言いながら庭の勝手口側の扉を開けると、ダンボールがあり、そこに毛のふさふさした可愛い子犬が居た。
思わず「可愛い!お父さん!これが僕の犬なの?ねえ〜?」とその子犬を抱き寄せながら、父親の方をちらっと見ると、父親は目を細め、頷いた。
私は、犬をギュッと抱きしめて、「やった〜!」と飛び跳ねた。
一緒に遊んでいた友達も来てたので、「かうちゃん!いいな〜!」と私が抱いてる犬の頭を撫ぜた。
「僕も抱かして!」と友達が言うので、私は子犬を渡し、「ね〜!この犬の名前なんて言うが?」と父親に詰め寄る。
父親は、「僕が好きな名前付けていいよ!前の家ではタローと呼んでたみたいだね〜!」と言った。
咄嗟には、コロとかチビとかありふれた名前しか思い浮かばなかった。
コロやチビでは大きくなった時に可笑しいし、まして大きくなる秋田県だと弱そうで駄目だと思い、腕組しながら、「う〜ん!」と考え込んだ。
私は、初めて自分が飼う犬の名付け親になりたかったが、いい名も思いつかないし、何て呼ばれたいかなと、犬の身になって考えたら、今迄呼ばれていた名前を変えて呼ばれても呼ばれていると判らないかも知れないなと思ったので、前の飼い主さんの気持ちも尊重して、タローのまま呼ぶ事に決めた。
「この犬が今迄呼ばれていたタローでいい!」と言うと、前の飼い主さんがそこに居て、「僕、ありがとう!」と言って私の頭を撫ぜてくれた。
まさか前の飼い主さんが居ると思わなかったし、私が犬を貰ったのに逆に礼を言われて、頭を撫ぜられたので、少し照れて、犬を抱いた友達の方に歩み寄り、「おんちゃん!ありがとう!大事に可愛がるからね〜!」と犬の頭を撫ぜながら、その前の飼い主の方を見て、頭を下げながら礼を言った。
犬を見て撫でてると、いつの間にか妹や妹の友達、私の近所の友達や後輩が遠巻きに立っていた。
「私も抱かせて!」と妹が言うと、「私も抱きたい!」と妹の友達が・・・「俺も!」「俺も!」とそれに続いて友達や後輩が連呼する。
タローは、ちょっとした人気者になっていた。
「犬小屋ガ要るね!」と私が言うと、父親が「そうやね!造って上げないといけないね!そしたら、明日造って上げようか!?」と言ってくれた。
何だか父親が頼もしく思った。

同居の祖祖父は、竹箒や竹かご、フゴ、ワラジも自分で作って売っていた。
そんな祖祖父から教わったのだろう、父親は手網や、魚を取る網も自分で作っていた。
私も祖祖父にいろんな物の作り方を教わったが、実際に作って反復練習をしないので、直ぐ忘れた。
今も覚えていればな〜!と尽く尽く思う。
先人の知恵は、多岐に渡っている。 その事を受け継いで来ないで、情操教育が・・・知識が・・・と言う知恵のない文部省や教育委員会などの馬鹿な学校教育関係者のせいで、伝統芸能だけでなく、生きる上で一番大切な生活の知恵をも失ってきた事を思い知らされる。

話がそれたが・・・犬小屋が出来るまで、土間で寝かせる事にした。
祖祖父が、仕事にしていた藁草履の材料の藁を持って来てくれた。
「これを敷いてその上に寝かせて上げなさい。」と言ってくれた。
早速、土間に敷いて上げると、皆に次から次に抱かれたり、撫ぜられたりして辟易としていたのか、ホッとしたような顔をして、前足の上に顎を乗せて、「フッ!」とため息に似た声を出した。
顎を付けたまま上目使いにこっちを見ていた。

子供達は、構いたいのを我慢して、タローをじっと見守っていた。
新しい遊び道具が増えたかのように、ワクワクして逸る気持ちを抑えるようにしながらも、明日、子犬との遊ぶ予定を思い巡らせているようだった。
そして、暫くしてから、子供達は其々の家に帰って行った。
その夜の我が家の食卓での会話と同じようにタローの話で持ち切りで、中には親に子犬のおねだりをしていた子供も居たに違いない。

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