|
今日の『すっぴん!』、「源ちゃんのゲンダイ国語」は始まってすぐ臨時ニュースになりましたが、
ニュースが終わったら「メシ喰うな!」がかかっていました。町田康の『パンク侍、斬られて候』を、
源ちゃんは話すと言っていたので納得できる選曲だけど、驚いたのです。もちろん源ちゃん自身、
町田康が町田町蔵名義でパンクをやっていたことは、知識として知っていたはずで。
ところが町田が満を持してのはずの「パンク」と名の着く小説を認めた源ちゃんが、さらに、
INUの唯一のLP『メシ喰うな!』を(多分)入手したことに嬉しい驚きを。といっても私自身は、
『メシ喰うな!』の他は町蔵のCDを二枚持っていますが、康名義の作品は未読。関心はあるけど、
好き過ぎそうになると想像でき、敢えて回避。私が知りたいと思うのは、町蔵の声の感想。
私がパンクの究極であり典型と定義する遠藤ミチロウですが、実は唯一「お国言葉の排除」という、
欠点がある。ミチロウの故郷は原発震災に見舞われた福島県二本松市で、私が確実に知ったのは、
THE STALINでの最後のアルバムの一曲の歌詞に「二本松」があったから。解散後、
ソロ活動を経てSTALINを(再)活動させても、今思い返すと「東北」を排除していたと推察。
しかし町蔵は十七歳で出したレコードの最初から、出自の関西(大阪)弁で歌ったのですね。で、
成功の理由は作曲者の手腕という説明を読んだ覚え。でも今になって分るのは関西に日本人が持つ、
「共同幻想」もあったと考えられ。つまり「関東に挑戦し続ける関西」という意味。また野球では、
「伝統の巨人阪神戦」という呼び習わしがあったし。
つまり関東(東京)に対抗、反抗するには関西(大阪)は絶好の位置と今になって理解でき。尤も、
東海(名古屋)にはスタークラブがあるが、多分批判の対象は自動車工場を含む工場地帯。一方、
ミチロウが出自の東北(福島)は「(中央政府への)敗北の歴史と情念」が特質と仮定できるのでは。
つまりミチロウは「自分の中の東北」の排除での成功体験に、囚われていたと推測できるわけ。
そう「囚われ」は既に過去。近年は病気で苦労し、私が持っているのは『道郎』までですが、
「東北の情念による凄味」をミチロウの「うた」から私は把握するのですよ。
参考:源ちゃんのゲンダイ国語
[3175meshi kuuna.txt]
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー



