文化談義

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 本を買う分野を決めていた私にとって、永六輔は作詞家という日本人の常識の見方以外では、
徹頭徹尾ラジオの人を意味。殆どは「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」で、たまに、
「永六輔の誰かとどこかで」を聴取。とはいっても前者は初回(1991年4月13日)を逃し、後者は、
(平日の)「大沢悠里のゆうゆうワイド」内の時代から。

 長峰由紀の時代から聴いた土曜ワイドで真っ先に思い出すのは、巻上公一を呼んだこと。語句を、
"巻上公一"と"永六輔その新世界"で検索すると、2007年12月15日に出演したことを確認。で、
内容はホーメイという喉歌の紹介。「ターンAターン」の前奏で歌っていたことは知っていたし、
ホーメイ自身もNHKのテレビかラジオで知っていたはず。

 しかし永さん自身がホーメイを知っていて、ホーメイの紹介で巻上を呼んだことに驚いた覚え。で、
かけた曲はホーメイの方(他の候補は「20世紀の終わりに」)だったけど、永さんの芸能に関する、
知識と知見の量を推察して脅威を思ったと記憶。次に思い出すのは永さんが実行した反骨。尺貫法は、
私が聴き始めた時分は運動が成功した後と思う。私が気付いたのは石原都知事に対する態度。

「土曜ワイドラジオTOKYO」は始まりの八時半から九時までの間に多分三、四分、自治体としての
東京都の催し物を紹介を。私が聴いた当初でも永さんの他に外山惠理、はぶ三太郎が入れ替わり、
(多分)東京都が提出した文面を朗読し。しかし途中から外山とはぶの交互の朗読に。番組では、
永さんが催し物の紹介をやめた理由の説明を避けたが、当時から慎太郎が知事たからと推察でき。

 以後、猪瀬直樹都知事の頃は滑舌が悪くなり、避けたい言動は避けることが出来た格好で。が、
私も参加すればよかったと今になって思う、永さんの放送では差しさわりがあった活動に、高尾山の、
トンネル反対運動が。私の地元なのに全く情報を欠いていて、永さんが番組で言及した頃は、
着工済みのはずであり。だから私にとって永さんは知り合う機会を逸した有名人というもの。

 「土曜ワイド」の頃に体験できた永六輔の運動の成功例に算盤と古典芸能の能があるが当時も今も、
いまだに他人事の分野。当初は以下の文面で今日の記事を始めようと思ったけど、私も永さんと、
会う機会を逸した一人と考えられ。

「芸能人と放送で発言の機会を与えられている人には二種類の人間がいる。永六輔にあった人と、永六輔に遭う機会を逸した人だ」

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大塩高志
大塩高志
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