科学談義

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 『ガリレオの生涯』のガリレオは「知性主義者」として庶民の好奇心を「そそのかす」一方で、
他国で市販されている望遠鏡を皇帝に売りつける「俗物」でもある。でも私が構想している、
『アインシュタイン・ジャーナル』でのアインシュタインは民主主義者で平和主義者でユダヤ人。で、
一九〇〇年から物語るなら学問の世界(大学での教職員への道)への諦めの場面も必要。

 ベルリン大学の教授なので結局は学問の世界で身を立てられたのですが、アインシュタインは、
科学の世界で名を成す過程で科学界や権威というものの「正体・実体」を知ったと考えられ。そう、
学界も嫉妬や政治や軋轢が存在する、人間の組織という意味で。本来の研究対象は宇宙なので、
アインシュタインにとっては研究の阻害要因になり得る事柄。

 しかし社会の問題が宇宙の研究者を人間の世界にい続けさせたのは事実のようで、私が避けた、
「米国人(市民)のアインシュタイン」は研究対象も研究成果も素粒子物理学という物理学の主流から、
完全に外れていたのでした。もちろん過去の業績が絶大なので論文は逐一載った筈ですが、
(論文の価値としては)悪い意味で孤高の存在で、一九三三年までにしたのは正解と自惚れるのです。

 ガリレオは孤高で名を成したが、(多分)科学の教育方法が確立した後の当時にあっては、
(同僚を含む)他人との会話や付き合いが科学上の業績を成すのに重要だったらしい。しかし、
招聘される前から研究していた一般相対性理論以外でアインシュタインのドイツでの科学の業績は、
批判し続けた量子論の論拠を(結果として)明らかにしたくらいと私は考え。

 むしろシュレーディンガー、ボース、ド・ブロイに論文の発表の場を与え、ハイゼンベルクに、
(論文に批判しつつも)仕事を讃えたことが「ドイツでのアインシュタイン」の仕事で役割と理解でき。
でもドイツの市民権の返上でアインシュタインは「ナチスのいるドイツ」への態度を示したつもりが、
ドイツでナチス政権の誕生を体験した同僚は「裏切られた」と思ったと推測。

 つまり政権がナチスでもドイツはドイツだろうと。つまり『アインシュタイン・ジャーナル』では、
『ガリレオの生涯』でのように頼るべき対象であるとともに、科学者(の独立)を脅かす存在として、
物語れるのですね。実際当時の量子論はハイゼンベルクとシュレーディンガーの軋轢、
シュレーディンガーとボーアの激論、ボーアとハイゼンベルクの闘論さえ、発展に寄与したし。


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大塩高志
大塩高志
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