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 「トリプルナインも夢ではない」という富野の述懐を読んだ覚えがある私ですが、公開当時、
歪でも大衆人気を逸したとしても有終の美を飾ったと思えた「逆襲のシャア」に対し、「F91」は、
直後は面白いと思ったものの私の個人史で重要な一作になったかと考えると、『タッチ』とは、
歴然とした差があると気づき。シーブックやセシリーではガンダムシリーズの主役は弱いと思った筈。

 特に映像では初登場場面が人物を定義と考るけど、「シーブックがセシリーの腕を引っ張る」では、
                            え  が
以降の二人の思い/想いの切っ掛けとしては「軽い」と考える。さらに私が以前(前世紀)から、
問題と思っていたのは、まさにアーサーの死にシーブックが泣いた場面。私なら襲撃される前に、
たとえ直前でもじゃれ合いの学生生活の場面を挿入した筈で。

 また後日ベラ・ロナとして、自分が「誘拐」された場所に再訪した時にシーブックの髪を見て、
セシリーに戻って泣いた場面を、唐突と思ったのでした。確かに頼り甲斐があると思った筈だが、
オスを求めるほどの情念(の場面)が表現されていたか疑問と思ったから。さらに公開当時かは、
忘れたけど、筋肉は怪我して動かすのをさぼると、すぐに弱くなると脱臼で再三経験済み。

 他に今日の時点での指摘では、「血縁は自分の手で断ち切る」というセシリーの決意。急いで、
見直したらシーブックがラフレシア爆破したことを確認したが、前にも指摘したように「悪い親」を、
「良い親」と対比させて物語るのは私はまずいと思う。単純に言えばバグをコロニーに放った、
鉄仮面の思想/思考と酷く似ると思うため。だからセシリーが復讐される続編を観たかったのですね。


[3907f91.txt]

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仰るとおりで、シーブックとセシリーの人物描写と関係性、他の友達のそれなどは、「段取り」をふんでちゃんと「紹介」をした方がわかりやすかったはずです。
『F91』は人物描写もそうですが「段取り」がないんですよね。芝居から逆算させて人物やその関係性、時間経過などを類推させる。
まー俺の場合、逆にそこに痺れた、という面もありますから、難しいところです。

「いざとなれば血縁者(だから)殺す」と言うお姫様キャラはアニメ『リーンの翼』にも出てきますね。それを主人公が止めるのも『F91』(僕に任せればいい)と『リーンの翼』の共通点です。
何か富野のなかでは、お姫様キャラの「高貴な覚悟」を現しているのかもしれません。そういうものへの憧憬をもちながら、それを止めるロジックを「平民の素朴な常識」にたくすあたりが実に富野らしいなと思っています。

『タッチ』と比較されても困るよなというのは正直あります(笑)。企画に迷走があった作品でもありませんし。
富野は間違いなく天才のひとりですが、ストーリーテラーとしてはあだち充以下、映画作家としては杉井ギサブロー以下ですから、そこは勘弁してください、と 削除

2017/4/20(木) 午後 10:10 [ shiwasu5 ] 返信する

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> shiwasu5さん 前略 今日の記事で『タッチ』と対比して批判しました。理由は冒頭で開陳したつもりであり。草々

2017/4/21(金) 午後 10:50 [ 大塩高志 ] 返信する

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